復讐の連鎖を止めるには?『ナイフを胸に抱きしめて』(八重野統摩)本日発売!

人類永遠のテーマを前に、安易な希望や諦めに逃げず、真摯に向き合った書き下ろし。

やられたらやり返す。仇を討つ。そういった感情は誰にでもあるものですが、どこかで断ち切らなければ、それは永遠に続きます。当事者がいなくなっても、いや、いなくなったからこそ、近親者や志を受け継ぐ者によって、復讐は繰り返されていきます。
では、どうすればいいのか? そんな答えの出ない根源的な問いが、この作品の大きなテーマです。
といっても、大仰な話ではありません。身近にありそうな出来事を通して、この問題が語られます。
ピンと来ないときは、復讐したい人を思い浮かべてもらうのがいいかもしれません。
その人を、許すことができますか? 法に触れずに復讐できるとしたら、どうしたいですか?


■作者より
どうしても許せない相手がいて、
その相手を、もしも誰にも知られることなく
死に追いやることができるとしたら……
あなたなら、どうしますか。


■あらすじ
父は、私たち姉妹が子供の頃、外に女を作って家を出た。
女手一つで私たちを育てた母は、過労がたたって、数年前に亡くなった。
私は成人して教員になり、妹は受験生として頑張っている。
すべて忘れて過ごしていたはずなのに、小学校の授業参観の日、唐突にあの女が現れた。可愛らしい女の子の母親として。なぜ今になって……。
私はあの女を許さない。
私たち姉妹から家族を奪って、自分だけ幸せになるなんて!
少女の叫びが胸をうつ、慟哭の最終章。

読み終わったとき、タイトルの本当の意味が立ち上がる!
戦慄と感動の読書体験をあなたに。


■著者紹介
八重野統摩(やえの・とうま)
1988年生まれ、北海道出身。立命館大学卒業。2011年「電撃小説大賞」に投稿した作品が編集部員の目にとまり、翌2012年『還りの会で言ってやる』(メディアワークス文庫)でデビュー。2019年、『ペンギンは空を見上げる』で第34回坪田譲治文学賞を受賞。
他著に、『プリズム少女 ~四季には絵を描いて~』『終わりの志穂さんは優しすぎるから』(メディアワークス文庫)などがある。

 
■書籍データ
【タイトル】ナイフを胸に抱きしめて
【発売日】7月21日
【造本】四六版クレスト装
【本体定価】1800円(税別)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/354691/
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