マイニング・インダバ2022への参加
~JOGMECセッションの開催及びブース展示でアフリカでの活動をアピール~
2022年5月9日~12日にかけて南アフリカ共和国ケープタウンでアフリカ最大の鉱業大会「マイニング・インダバ2022(Mining Indaba 2022)」が開催されました。
JOGMECは、マイニング・インダバ2022の開催中、4日間にわたり、ブースを展示して、JOGMEC及び日本企業のアフリカにおける活動についてアピールしました。5月10日にはJOGMECセッション「カーボンニュートラル実現に向けたアフリカの金属鉱物資源への期待」を開催しました。
また、JOGMECは会合への参加を通して、電気自動車、リチウムイオン電池、燃料電池などの普及に不可欠なコバルト、ニッケル、リチウム、白金族金属、レアアースなどの重要鉱物資源が豊富に賦存するアフリカの資源国や資源会社の動向について情報収集を行いました。
1. JOGMECセッション開催
冒頭、和久田副理事長から、カーボンニュートラルが世界共通課題であることを紹介し、今回のセッションがカーボンニュートラルに向けた取組の理解につながるとともに、アフリカ諸国の鉱業の発展及び日本との関係深化を加速する機会になることを期待する旨発言しました。
講演では、岩田経済産業大臣政務官から、カーボンニュートラル実現に向けて不可欠なコバルト・白金族などの重要鉱物が多く賦存するアフリカ地域への日本の高い関心を示すとともに、鉱物資源を安定的に確保するための我が国の官民による取組を紹介しました。
次に、本田技研工業株式会社の守谷エグゼクティブチーフエンジニアから、カーボンニュートラル実現に向けた水素領域における同社の挑戦について講演されました。
続いて、伊藤忠商事株式会社石塚アフリカ総支配人から、持続可能な未来にむけた鉱物資源確保の重要性が示され、同社が資本参加しているプラットリーフプロジェクトや、水素・アンモニアの取組みが紹介されました。
2.JOGMECブース展示
ブースでは、JOGMECのアフリカにおける探鉱・出資案件や、ボツワナ・地質リモートセンシングセンターによる人材育成および鉱物資源探査技術についてパネルと映像を用いて紹介し、多くの参加者から高い関心を集めました。
JOGMECは、カーボンニュートラル実現に不可欠な重要鉱物や水素をテーマとする時宜を得たセッションを企画することで、本邦企業とアフリカ資源関係者との橋渡しの場を提供することができました。JOGMECは、今後も我が国への資源の安定的な供給の確保とアフリカの資源国の持続可能な開発に貢献していきます。
3.アフリカ諸国政府機関及び資源企業との会談
本会合への参加機会を活用して、南アフリカ共和国やコンゴ民主共和国の政府機関や、プラチナムグループメタルズ社、アイバンホー社等の資源企業との会談を実施しました。
プラチナムグループメタルズ社との会談では、南アフリカ・ウォーターバーグ白金族案件の開発に向けた協議を進め、将来の我が国へのパラジウム供給を支えるため、同案件の資金調達に関する検討を加速することを確認する覚書を締結いたしました。
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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_00019.html?mid=pr_220513_03
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