「SHARP Local 5G Trial Field」を幕張および広島事業所内に開設
パートナーをオープンに募集し、ローカル5Gを活用した新たなソリューションを共創
シャープは、ローカル5Gの実験試験局の免許を総務省より取得(※)し、ローカル5Gを活用した新たなソリューションの共創の場「SHARP Local 5G Trial Field」(以下、フィールド)を、当社の幕張事業所(千葉県千葉市)および広島事業所(広島県東広島市)内に開設します。
ローカル5Gは、企業や自治体が、自らの敷地など限定したエリアに構築できる5Gネットワークです。高速大容量や低遅延、多数同時接続など、5Gの特長を生かしながら、個別のニーズに応じたセキュアで安定したネットワークを構築できるため、製造業やサービス業、公共用途など幅広い分野での活用が期待されています。
当社は、スマートフォンやルーターなどの5G・ローカル5G対応機器の開発で培ったノウハウを活かし、ローカル5Gネットワーク関連事業へ2021年度中に本格参入することをめざしています。現在、当社は、Sub6(4.6-4.9GHz)の周波数帯を用い、5Gの能力をフルに発揮できるSA(Stand Alone)方式に対応したローカル5G無線基地局やコア装置の開発を進めており、本フィールドには、開発中のこれらのシステムによるネットワークを構築しています。今後、ディストリビューターやシステムインテグレーター、各種機器メーカーなどのパートナー企業をオープンに募集し、当社のローカル5Gネットワークと組み合わせたさまざまな実証や検証を行いながら、業務効率化や地域の課題解決に資する新たなソリューションの共創に取り組みます。さらに幕張のフィールドでは、超高精細8K映像の伝送や、モバイルエッジコンピューティングによる遠隔支援などのデモ環境も常設。導入を検討する企業のシステムとの接続検証などにも活用していきます。
当社は、ローカル5Gの端末から無線基地局、コア装置まで、初期投資を抑えて導入できるソリューションの提案を通じ、ローカル5Gの用途開発に取り組むとともに、スマート工場のような大規模な案件のみならず、建設現場や医療施設、教育現場など中小規模のローカル5Gの活用拡大に貢献してまいります。
※ 幕張事業所は2020年12月18日、広島事業所は2020年12月22日に取得しました。
※ ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。
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【プレスリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/210203-a.html
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