令和3年度「東北水環境保全賞」を受賞
~40年にわたる旧松尾鉱山新中和処理施設の維持管理業務~
JOGMECは、岩手県八幡平市の「旧松尾鉱山新中和処理施設」(注)におけるこれまでの維持管理が、北上川の清流化に貢献する水環境保全活動として認められ、公益社団法人日本水環境学会東北支部の令和3年度「東北水環境保全賞」を受賞いたしました。
「東北水環境保全賞」は、東北地方において優れた水環境保全活動を行っている団体に対して、公益社団法人日本水環境学会東北支部から贈られる賞です。
JOGMECは、岩手県からの委託を受けて、旧松尾鉱山新中和処理施設での坑廃水処理の維持管理業務を40年にわたって実施してきました。
JOGMECによる新中和処理施設の維持管理によって、北上川が清流を取り戻したことで流域の水環境や文化が再生され、河川水が農業等に広く利用されるようになり、ひいては地域の発展に大きく貢献してきたこと、今後も続く北上川の水環境維持を通じ、鉱害と環境保全への取り組みをより多くの方々に知っていただくためにも受賞がふさわしいとして高く評価され、今回、同賞が授与されました。
JOGMECは、引き続き北上川の清流確保による環境保全のため、安全、安定操業に全力を挙げ、新中和処理施設の確実な維持管理を行ってまいります。
(注)旧松尾鉱山新中和処理施設
かつて硫黄を採掘した旧松尾鉱山から流出する強酸性坑廃水を中和処理する目的で、1982年4月からJOGMECが施設の維持管理を24時間365日実施、40年にわたって無事故操業を続け、北上川の清流化に貢献しております。
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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00032.html?mid=pr220630
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