姜尚中氏総監修・東洋史研究の集大成『アジア人物史』が、「アジア・ブックアワード 2024」で最優秀図書賞(人文科学・学術部門)を受賞!
株式会社集英社が創業95周年(2021年)記念企画として刊行した『アジア人物史』(全12巻)が、「アジア・ブックアワード2024」の 年間最優秀図書賞(人文科学・学術部門)を受賞しました。
韓国出版人会議が創設した「アジア・ブックアワード」(Asia Book Awards)は、アジア各国の出版人が手を取り合い、アジア地域の出版文化をより豊かにしていくことを目的にスタートした賞です。現代社会の変化を鋭く捉える【一般書部門】と、アジアをテーマにした【人文科学・学術部門】があり、各部門で2作品、合計4作品が「年間最優秀図書」(Best Asian Books of the Year) として選ばれます。
選考は韓国、日本、中国、香港、台湾などアジア地域の出版社、学者、評論家たちで構成された選考委員が行います。評価基準を満たし、各国の委員が推薦した図書の中から、最終選考会にて受賞作を決定。本年は、『アジア人物史』のほか3作品が「年間最優秀図書賞」に輝きました。
Asia Book Awards 公式サイト
https://asianpubweek.org/04best-asian-books-of-the-year_eng/
【『アジア人物史』総監修・姜尚中氏の受賞コメントから一部抜粋】
私は、『アジア人物史』の立案者である集英社の担当者とともに、2016年頃からこの大規模出版の編集に携わってきました。以来、2024年の今に至るこの8年間は、100年に数度あるかないかの「大転換」の時期でもありました。
コロナウィルスの蔓延、ウクライナ戦争、イスラエルのガザ侵攻――。この間、『アジア人物史』刊行の今日的な意味を、私自身が一番突きつけられてきた気がいたします。現在を深く理解するためには、過去を知らなければなりません。
『アジア人物史』について
~総監修は姜尚中氏、編集委員は10名の専門家、装画は荒木飛呂彦氏~
広大なアジア領域の歴史を、人物に光を当てて完全網羅した本シリーズは、170名を超す研究者たちが、総勢10,000名にいたる登場人物たちの軌跡を追い、アジア全領域が一望できる、唯一無二の構成。全集のカバーを飾るのは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを手掛ける漫画家・荒木飛呂彦氏による描き下ろし装画。2022年12月の刊行開始から、さまざまな話題を集めてきました。
各刊の詳細は特設サイトからご覧いただけます。
『アジア人物史』(全12巻+索引巻)4つの特徴
●古代から21世紀までを駆け巡った人物たちの評伝を積み重ねて描く。本邦初の本格的アジア通史!
●170名を超す研究者たちが、総勢10,000名の登場人物たちの個性をあぶり出す!
●「交流」をキーワードに、従来の歴史に埋もれてきた人物までを掘り起こし、時代・地域の接点を俯瞰!
●高校の学習指導要領が改定され、必履修科目に新設された「歴史総合」「世界史探究」の学習にも役立つ!
【総監修】 姜尚中
【編集委員】青山亨/伊東利勝/小松久男/重松伸司/妹尾達彦/成田龍一/古井龍介/
三浦徹/村田雄二郎/李成市 ※五十音順
【装画】荒木飛呂彦
【装丁】水戸部功
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