全国の書店員さんから応援の声が!髙森美由紀の新作長篇『小田くん家は南部せんべい店』は、青森県を舞台とした、心温まる家族の物語。徳間書店より発売!
2024年2⽉29⽇(木)全国の書店・ネット書店で発売!
株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上⼤崎 代表取締役社⻑:⼩宮英⾏)は、髙森美由紀さんの新作『小田くん家は南部せんべい店』(https://www.tokuma.jp/book/b641396.html) を2月29日(木)に発売することをお知らせ致します。(※髙森美由紀さんの「高」は、「はしごだか」です。)
ひと口かじると涙がほろり
あなたの心を優しく癒すぽかぽか家族小説
「さあ、焼くぞ。大切な人のために、そして自分のために」
絶賛の声続々!
「幸せとはこういう日常が続いていく事なのかもしれない」
(有隣堂町田モディ店 原田明美さん)
青森県の片田舎にある「小田せんべい店」。
小学四年生の弘毅は嫌だった。課外授業でクラスのみんなが家に来ることになったのだ。
南部せんべいなんか、バカにされるに決まってる。
しかし当日、不登校の同級生・潤が来たことで弘毅は南部せんべいを焼くことになり……。
六十九年間せんべい一筋の祖父・よっしーを始め、家族みんなに見守られて弘毅は少しずつ大人になっていく。
著者コメント
青森県の片田舎で南部せんべい店を営む6人家族の物語です。主人公は、小学4年生の小田弘毅。偏屈な子です。もう一人の主人公はその祖父よっしー。弘毅に輪をかけて偏屈です。南部せんべいは、青森県南部から岩手県にかけて昔から食べ続けられてきました。
今ではピーナツやゴマを混ぜ込んだり、クッキーっぽく焼いたりしていますが、基本は、塩と小麦粉と重曹のみの素朴で真っ白な塩味のせんべいです。飽きがきません。鉄型にはさんでサクサクに焼き上げます。特徴的なのが耳。型からはみ出た部分を耳と呼び、地元では人気があります。
南部せんべいのように飽きがこずにいつまでも続いていきそうな小田せんべい店の泣いたり笑ったりの日常。一つの家族の在り方と、伝統食の行く末、友情、少年の健やかな成長を見守っていただけましたら幸いです。
――髙森美由紀
著者プロフィール
髙森美由紀(たかもりみゆき)
青森県出身・在住。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞を受賞。2023年に「バカ塗りの娘」として映画化される。主な作品に「みとりし」シリーズ(産業編集センター)、『山の上のランチタイム』『山のふもとのブレイクタイム』『藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房』(中央公論新社)などがある。
本書に寄せられた応援の声
書誌情報
タイトル:小田くん家は南部せんべい店
著者:髙森美由紀
定価:1980円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:320ページ
発売:2024年2月29日(木)
ISBN:978-4-19-865777-2
【徳間書店】https://www.tokuma.jp/book/b641396.html
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4198657777
*本作品は書下しです。
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