なぜ中国の統治者は「悪党」ばかりなのか? 人気歴史家・岡本隆司さんの新刊『悪党たちの中華帝国』(新潮選書)が8月25日に発売決定!
中国史研究の第一人者が、1400年の歴史から「悪党を生み出す国家の構造」を浮き彫りにする瞠目の一冊。
京都府立大学教授の岡本隆司さんの新刊『悪党たちの中華帝国』(新潮選書)が、8月25日(木)に新潮社より発売されます。
今年9月に日中国交正常化50年の節目を迎えますが、中国共産党の統治はますます権威主義的色彩を強め、それに伴い日中関係も難しいものになっています。
中国の統治者は、どうして誰もが独裁化・専制化の道を進んでしまうのでしょうか。岡本さんは、その原因は、個人の道徳的資質にあるのではなく、中国という国家の構造にあるといいます。本書では、12人の「悪党」の1400年にわたる試行錯誤の歴史から、その特殊な国家構造を読み解きます。
本書を読めば、なぜ習近平が独裁化を強め、香港や新疆ウイグルに圧政を敷き、台湾をはじめとする周辺国に圧迫を加えるのか、その理由がよくわかります。
今年9月に日中国交正常化50年の節目を迎えますが、中国共産党の統治はますます権威主義的色彩を強め、それに伴い日中関係も難しいものになっています。
中国の統治者は、どうして誰もが独裁化・専制化の道を進んでしまうのでしょうか。岡本さんは、その原因は、個人の道徳的資質にあるのではなく、中国という国家の構造にあるといいます。本書では、12人の「悪党」の1400年にわたる試行錯誤の歴史から、その特殊な国家構造を読み解きます。
本書を読めば、なぜ習近平が独裁化を強め、香港や新疆ウイグルに圧政を敷き、台湾をはじめとする周辺国に圧迫を加えるのか、その理由がよくわかります。
■書籍内容
後周の世宗・明の永楽帝ら、虐殺を重ねた支配者たち。安禄山・馮道ら、権力に執着した裏切者たち。王安石・梁啓超ら、独り善がりな改革者たち。李卓吾・康有為ら、過激な教えを説いた思想家たち。12人の生涯をたどり、彼らが「悪の道」に堕ちた背景を解き明かす。現代中国の悪党も射程に入れた、圧巻の1400年史!
■著者コメント
中国は今やアメリカと比肩、対立しうる大国となった。しかも同時に、「皇帝」支配の「帝国」にもみまがう異形の大国である。そんな隣人から、われわれは離れることができない。否応なくつきあっていくほかはないのである。あらためて中国と「帝国」と「悪党たち」を歴史に学ぶことが、その一助になると信じたい。(「おわりに」より)
■著者紹介
1965年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科東洋史学博士後期課程満期退学。博士(文学)。宮崎大学助教授を経て、現在、京都府立大学教授。専攻は東洋史・近代アジア史。著書に『近代中国と海関』(大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(サントリー学芸賞受賞)、『中国の誕生』(樫山純三賞、アジア太平洋賞特別賞受賞)、『李鴻章』『袁世凱』『曽国藩』『中国の論理』『明代とは何か』『君主号の世界史』など多数。
■書籍データ
【タイトル】悪党たちの中華帝国
【著者名】岡本隆司
【発売日】2022年8月25日(木)
【造本】新潮選書(四六判変型ソフトカバー)
【本体定価】1,870円(税込)
【ISBN】978-4-10-603888-4
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603877/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像