サステナビリティ・リンク・ボンド発行のお知らせ
国内銀行初、KPIの達成状況により債券の特性が変化するサステナビリティ・リンク・ボンドを発行
ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループの一員として、長期視点の経営を推進し、銀行事業を通じて社会価値と経済価値を創出することにより、企業価値の向上と持続可能な社会への貢献を目指しています。また、人材育成、多様性の尊重やガバナンスの強化など価値創出のための基盤強化にも取り組んでいます。
ソニーフィナンシャルグループが掲げている環境方針の理念「事業活動を通じてステークホルダーへの価値提供を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた『ソニーグループ環境ビジョン』を踏まえ、ソニーグループの一員として事業活動および商品・サービスのライフサイクルのあらゆる面で地球環境の保全に配慮して行動します」に基づき、低炭素住宅の普及を推進するため、サステナビリティ・リンク・ボンドフレームワークを策定しました。本フレームワークに基づく本サステナビリティ・リンク・ボンドの発行を通じて、ソニー銀行の取り組みを幅広くステークホルダーの皆さまに認知頂くとともに、地球環境の保全に貢献してまいります。
本社債の概要
本社債への投資表明投資家
本社債への投資を表明していただいている投資家をご紹介いたします(2024年2月14日現在、五十音順)。
・青い森信用金庫
・飯塚信用金庫
・茨城県信用農業協同組合連合会
・観音寺信用金庫
・株式会社三十三銀行
・学校法人実践女子学園
・全国信用協同組合連合会
・第一生命保険株式会社
・株式会社千葉銀行
・銚子商工信用組合
・東春信用金庫
・中ノ郷信用組合
・西尾信用金庫
・株式会社八十二銀行
・株式会社福井銀行
・富士信用金庫
・三重県信用農業協同組合連合会
・水沢信用金庫
・三井住友海上火災保険株式会社
・三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
・盛岡信用金庫
・ライフネット生命保険株式会社
・労働金庫連合会
サステナビリティ・リンク・ボンドフレームワーク
添付ファイル内別紙を参照
株式会社格付投資情報センター(R&I)セカンドオピニオン
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/index.html
ソニー銀行「環境配慮型住宅への住宅ローン特別金利の提供開始のお知らせ」(2022年2月1日)
https://moneykit.net/visitor/info/2022/02/01_01.html
ソニー銀行「グリーンボンド発行のお知らせ」(2022年5月10日)
https://sonybank.net/pdf/press220510_01.pdf
(*1)サステナビリティ・リンク・ボンド
発行体が事前に設定したサステナビリティ/ESG目標の達成状況に応じて、財務的・構造的に変化する可能性のある債券。達成状況は事前に設定されたKPI(重要業績評価指標)によって測定され、事前に設定された目標(SPTs:サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)の達成状況に応じて、債券の条件が変化する。
(*2)ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、ZEH-M(ゼッチ・マンション)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)
外皮の断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅(ZEH-Mの場合は集合住宅)
(*3)BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度))
新築・既存の建築物において、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価し認証する制度。国土交通省の「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」に基づき、一般社団法人住宅性能評価・表示協会に登録するBELS評価機関が第三者認証を実施する。建築物のBEI(設計一次エネルギー消費量(その他一次エネルギー消費量を除く)/基準一次エネルギー消費量(その他一次エネルギー消費量を除く))に応じて星の数で5段階評価する。
(*4)長期優良住宅
「長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅」で、(1)長期に使用するための構造および設備を有している事、(2)居住環境などへの配慮を行っている事、(3)一定面積以上の住戸面積を有している事、(4)維持保全の期間、方法を定めている事の4つの措置が講じられている住宅を指す。長期優良住宅の認定に当たっては(1)劣化対策、(2)耐震性、(3)省エネルギー性、(4)維持管理・更新の容易性、(5)可変性、(6)バリアフリー性、(7)居住環境、(8)住戸面積、(9)維持保全計画といった観点から設けられた認定基準を満たす必要がある。今般、(3)省エネルギー性の認定基準が2022年10月よりZEH相当の水準((1)断熱性能等級5、(2)一次エネルギー消費量等級6)に引き上げられることとなった。
(*5)サステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBP)2023
国際資本市場協会(ICMA)が2023年6月に公表したサステナビリティ・リンク・ボンドの商品設計、開示およびレポーティングなどに係るガイドライン
(*6)サステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版
サステナビリティ・リンク・ボンド原則との整合性に配慮しつつ、市場関係者の実務担当者がサステナビリティ・リンク・ボンドに関する具体的対応を検討する際に参考とし得る、具体的対応の例や我が国の特性に即した解釈を示すことで、サステナビリティ・リンク・ボンドを国内でさらに普及させることを目的に、環境省が2022年7月に公表したガイドライン
(*7)Structuring Agent
サステナビリティ・リンク・ボンドフレームワークの策定およびセカンドオピニオンなど第三者評価の取得に関する助言などを通じて、資金調達の支援を行う者
本お知らせはソニー銀行の取組に関する情報の提供を目的としたものであり、本社債への投資の勧誘を目的としたものではありません。
ソニー銀行では、銀行事業を通じた価値創出および価値創出のための基盤強化を通じた、SDGs(持続可能な開発目標)の達成への貢献も目指しています。
本取組みにより主に貢献できるSDGsの目標
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