意外と知らない! 1ドル=140円である理由。「日本円」を通して経済を理解する新刊『ビッグマックと弱い円ができるまで』本日発売!
いまさら聞けない……お金と経済の話。
ビッグマックの値段はなぜ480円で、最近値上がりしたのか?
ここ数年、ネットやテレビを通じて、ビッグマックの価格や円安に関する話題を耳にする機会が増えています。ビッグマックの価格は都市によって異なることもあります。これを理解することで、身近なお金や経済の仕組みについて学ぶことができるのです。本書では、投資の世界でも参照される「ビッグマック指数」をヒントに、ビッグマックを作るために必要なコストについて、わかりやすく解説しています。コストは、大きく5つに分類することができます。
【コスト①】材料費
ビッグマックを作るためには、パン、ハンバーグ、チーズ、ピクルス、玉ねぎ、レタスなど、様々な材料が必要です。これらの材料を購入するためには、お金が必要です。
【コスト②】人件費
マクドナルドで働く従業員の給料も、ビッグマックの価格に影響します。お店で働く人や、本部で肉や野菜を大量に購入する人など、多くの人々に支払う給料が必要です。
【コスト③】設備費
ビッグマックを焼くための機械や、お店の光熱費などの経費もかかります。電気代やガス代が上がれば、当然ビッグマックの値段にも影響があります。
【コスト④】土地・建設費
マクドナルドのお店が建っている土地を借りるための家賃や、お店を建てるために大工さんに支払う費用も必要です。特に都市部では、これらのコストが高くなる傾向があります。
【コスト⑤】利益配当
マクドナルドは株式会社であり、投資家(株主)に利益の一部を渡す「配当」も重要です。ビジネスが成功し、利益を出すことが、株主への配当を支える要素になります。
このように、ビッグマックの価格が上昇した背景には、材料費や人件費、光熱費の上昇が挙げられます。特に都市部では、これらのコストが他の地域よりも高いため、ビッグマックの価格も高く設定されています。こうしたコストの積み重ねが、商品の値段に大きく影響していることがわかります。本書では、以上のようにビッグマックを通じた「お金」と「経済」の仕組みについて、図解を使って解説しています。日常の中でお金の流れや経済の動きを理解したい方に向けて、小学生でも楽しみながら学べる内容となっています。
著者出演PIVOT動画が130万以上再生で話題に!
YouTube「PIVOT 公式チャンネル」では、長年にわたり為替市場で活躍してきた「為替のプロ」である本書の著者、佐々木融氏が、為替相場や円安の背景について詳しく解説。佐々木氏は、日本銀行やJPモルガンでのキャリアを経て、現在は「ふくおかフィナンシャルグループ チーフストラテジスト」として活動中です。動画では、円安が進む原因や、それが日本経済に与える影響についての解説が行われており、本書では、そんな話題となった内容をさらにわかりやすく、図解を交えてまとめています。
「【1ドル360円時代より円安の理由】No.1為替ストラテジストが歴史的円安のカラクリを完全解剖」
本書の目次
第1章 ビッグマックと見る、日本と世界の経済
第2章 外国為替相場を理解しよう
第3章 弱い円ができるまで
第4章 投資って何をすればよいの?
第5章 失われた30年から学ぶ日本の反省と未来
著者情報
佐々木融(ささき・とおる)
ふくおかフィナンシャルグループ チーフストラテジスト
1992年上智大学外国語学部英語学科卒業後、日本銀行入行。調査統計局、札幌支店を経て1994年から1997年まで国際局(当時)為替課に配属。市場調査・分析の他、為替市場介入も担当。その後考査局を経て、2000年7月よりニューヨーク事務所に配属され、NY連邦準備銀行等、米国当局と情報交換を行いつつ、外国為替市場を含めたNY市場全般の情報収集・調査・分析を担当。2003年4月、JPモルガン・チェース銀行にチーフFXストラテジストとして入行。2009年6月債券為替調査部長、2010年5月マネジング・ディレクター、2015年6月市場調査本部長。20年以上にわたってJPモルガンの世界全体のオフィシャルな円相場予想作成の責任者を務める。2023年12月より現職。日経ヴェリタス為替アナリストランキング、2016年及び2018年~2021年まで4年連続1位。インスティテューショナル・インベスターズ誌日本為替アナリストランキング、2019年、2020年1位。2024年3月、財務省「国際収支に関する懇談会」委員。著書に『弱い日本の強い円』(日本経済新聞社、2011年)『インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?』(ダイヤモンド社、2013)がある。
書籍情報
『ビッグマックと弱い円ができるまで』
著者:佐々木 融
定価:1,580円(本体1,738円+税)
体裁:四六判 / 224ページ
ISBN:978-4-295-41017-1
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年9月27日
▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
株式会社クロスメディア・パブリッシング https://www.cm-publishing.co.jp/
株式会社クロスメディア・マーケティング https://cm-marketing.jp/
クロスメディアグループ株式会社 https://cm-group.jp/
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