約8割が「見たい番組がある時だけ」視聴|年末年始のテレビ視聴に関する調査

復活希望の番組1位は「ガキ使・笑ってはいけないシリーズ」

ネオマーケティング

マーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、2026 年 1 月 8 日(水)〜2026 年 1 月 10 日(金)の 3 日間、全国の 20〜69 歳の男女を対象に「年末年始のテレビ視聴」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>

年末年始は、1 年の中でもテレビの視聴時間が最も長くなる時期といわれています。しかし、動画配信サービスや SNS の普及により、生活者のテレビ視聴スタイルは年々変化しています。

本調査では、最新の視聴スタイル(「ながら視聴」や「SNS 同時利用」)の実態を捉えるとともに、過去の正月定番番組に対する復刻ニーズを可視化することで、世代を超えたテレビ番組への期待値を明らかにしました。

【調査概要】

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用した Web アンケート方式で実施

調査の対象:全国の 20〜69 歳の男女で、年末年始にテレビを視聴した方

有効回答数:1,000 名

調査実施日:2026 年 1 月 8 日(木)〜2026 年 1 月 10 日(土)

「年末年始のテレビ視聴に関する調査」主な質問と回答

◆年末年始のテレビ視聴は「見たい番組がある時だけ」が 82.4%。リアルタイムでの『選択的視聴』が主流に

年末年始のテレビ視聴頻度を聞いたところ、「ほぼ一日中見ている」と回答したのはわずか

17.6%。「見たい番組がある時だけ見ている」が 82.4%と圧倒的多数を占めました。また、視聴デバイスは「家のテレビ(リアルタイム)」が 75.8%と最多で、録画やスマートフォンでの見逃し配信を上回っており、『リアルタイムで見たい番組だけを選んで視聴する』スタイルが定着していることがうかがえました。

◆復活してほしい番組:「ガキ使・笑ってはいけないシリーズ」が 31.2%で 1 位。世代を超えた『定番番組』への郷愁が浮き彫りに。

かつて年末年始の定番だった番組のうち「本当はこれが見たい」と思うものを聞いたところ、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」が 31.2%で 1 位。2 位の「新春かくし芸大会」(14.1%)の倍以上の支持を集めました。一方で「特に見たい番組はない」も 44.1%と高く、復刻を望む層と現状のコンテンツで満足している層に二極化している状況がうかがえました。

はじめに、年末年始の過ごし方についてお聞きしました。

■年末年始の過ごし方

スクリーニング調査では、年末年始の過ごし方で最も多かったのは「自宅でゆっくり過ごす」で 65.4%でした。次いで「テレビを見る」(45.5%)が続き、「YouTube など動画配信サービスを見る」(33.5%)、「初詣に行く」(32.6%)は 3 割強でした。

全体としては、外出よりも自宅中心で過ごす人が多い傾向にあります。一方で、テレビ視聴に加えて動画配信サービスを利用する層も一定数みられ、年末年始の“視聴行動”が多様化していることがうかがえます。

男性 20 代では「自宅でゆっくり過ごす」が 53.2%で最多となりました。「YouTube など動画配信サービスを見る」は 40.5%と、「テレビを見る」(32.1%)を上回っています。男性 50 代ではテレビ視聴が 52.0%まで伸び、年代が上がるにつれてテレビ中心の傾向が強まります。男性 60 代では「自宅でゆっくり過ごす」が 78.1%、「テレビを見る」が 55.9%といずれも高水準です。初詣は 38.1%と比較的高い一方で、旅行・帰省は 7.9%まで低下しています。

女性 20 代でも「自宅でゆっくり過ごす」が 59.4%で最多となりました。「テレビを見る」は41.0%、「YouTube などの動画配信サービスを見る」は 41.4%とほぼ同水準となっています。また、「初売りに行く」(23.9%)も比較的高い結果です。女性 30 代では、「親戚・友人と集まる」(27.7%)や「旅行・帰省」(21.0%)が目立ち、対面での交流や移動の傾向がみられます。一方、女性 60 代では「自宅で過ごす」(80.0%)と「テレビを見る」(58.2%)が高い割合を占めていますが、「YouTube などの動画配信サービスを見る」(20.3%)や「仕事」(4.7%)は低水準にとどまっています。全体として、年末年始は在宅・テレビ中心の過ごし方が主流です。ただし、20 代では動画配信サービスの利用が目立ち、60 代では在宅とテレビ視聴がより顕著です。また、女性は初詣や買い物の割合がやや高く、男性は仕事の割合が比較的高い傾向があります。さらに、旅行・帰省は年齢が上がるにつれて減少する傾向がみられます。

■年末年始のテレビ番組視聴頻度(n=1,000)

「見たい番組がある時だけ見ている」が 82.4%と圧倒的多数を占め、「ほぼ一日中見ている」は 17.6%にとどまりました。かつては年末年始に『BGM 代わり』に一日中テレビをつけっぱなしにする家庭も多かったといわれていますが、現在は目的をもった『選択的視聴』が主流になっていることがわかります。

この結果は、かつての「流し見文化」から「選択的視聴文化」への明確な移行を示しています。1980〜90 年代の調査では、年末年始に「一日中テレビをつけている」家庭が過半数を占めていました。

この変化の背景には、①コンテンツの多様化による選択肢の増加、②電気代への意識向上、③ 「時間の有効活用」という価値観の浸透があります。放送局にとっては、番組の「冒頭で視聴者を掴む」重要性がいっそう高まっているといえるでしょう。

■最もテレビ番組を視聴したデバイス(n=1,000)

「家のテレビ(リアルタイム)」が 75.8%と圧倒的に高く、「テレビ受像機(録画)」(17.9%)、「スマートフォン(TVer などの見逃し配信)」(4.0%)と続きました。TVer などの見逃し配信サービスが普及する中でも、年末年始のテレビ番組は『リアルタイムで視聴する』という体験価値が重視されていることがうかがえます。紅白歌合戦や箱根駅伝など、「その瞬間を共有する」ことに意味がある番組が多いことが背景にあると考えられます。

リアルタイム視聴が 75.8%という高い数値は、年末年始番組の「同時体験価値」を裏付けています。紅白歌合戦の「カウントダウン」や箱根駅伝の「リアルタイム応援」は、まさにこの価値の典型例です。TVer の見逃し配信が 4.0%にとどまっているのは、これらの番組が「後から見ても価値が半減する」ということも影響しているでしょう。

■年末年始に視聴したテレビ番組のジャンル(n=1,000)

最も視聴されたジャンルは「お笑い・バラエティ特番」で 65.2%。次いで「ニュース・報道番組」(50.8%)、「箱根駅伝などのスポーツ中継」(46.8%)、「音楽番組」(37.8%)、「ドラマ(一挙放送含む)」(36.7%)と続きました。

年末年始はバラエティ特番が各局で放送されることもあり、お笑い・バラエティが最も支持されています。また、ニュースやスポーツ中継も根強い人気があり、年末年始ならではの『特別感』のある番組が好まれていることがわかります。

性年代別にみると、若年層ではコンテンツの嗜好が分散し、男性 20 代はアニメが 40.0%と高い点が目立ちます。中高年層ではドラマや映画への関心が相対的に強く、女性 60 代ではドラマ(一挙放送含む)が 47.2%まで伸びます。スポーツ中継は男性 50 代・60 代で比率が高めで、家族行事の合間に見やすい番組として機能している可能性があります。

■テレビ視聴中に同時に行っていること(n=1,000)

「食事や飲酒をする」が 54.4%で最多でした。次いで「家族や友人と会話する」(46.0%)、「SNS(X, Instagram 等)をチェック・投稿する」(33.7%)と続きました。「視聴に集中する」と回答したのはわずか 12.7%で、大多数が何らかの『ながら行動』をしていることがわかります。

特に注目すべきは、約 3 人に 1 人が SNS を同時に利用している点です。テレビを見ながらSNS で他の視聴者の反応をチェックしたり、番組の感想を共有したりする「ソーシャル視聴」が広がっていることがうかがえます。

性年代別では差が明確で、女性 20 代の SNS 同時利用は 75.0%と突出し、テレビを見ながら反応を共有したり、関連情報を追ったりする使い方が一般化しています。一方、男性 60 代のSNS 同時利用は 13.4%にとどまり、同時行動の中心は食事・飲酒や会話など「生活行動」に寄ります。

男性 20 代はスマホゲーム 40.0%が目立ち、視聴への集中よりもマルチタスク型の視聴が強い層です。検索行動は若年層で相対的に高く、番組内容や出演者情報をその場で補完するニーズが考えられます。

女性 60 代では食事・飲酒が 63.4%と高めで、テレビが生活リズムの中に自然に溶け込んでいる様子がうかがえます。総じて、若年層ほど「スマホ併用の参加型視聴」、高年層ほど「団らん・生活と並走する視聴」が強まり、同じテレビ視聴でも体験の設計ポイントが異なるといえます。

■SNS でのハッシュタグ投稿経験(n=1,000)

「全くない」が 81.5%と圧倒的多数を占め、「たまにある」(12.7%)、「頻繁にある」(5.8%)を大きく上回りました。前述の通り、テレビ視聴中に SNS をチェックする人は約 3 人に 1 人いる一方で、実際に投稿まで行う人は約 2 割にとどまっています。SNS は『見る』ための道具として使われることが多く、番組に関する積極的な発信は一部のユーザーに限られている状況です。

投稿経験が 18.5%にとどまるという結果は、SNS における「90-9-1 の法則」を裏付けています。これはオンラインコミュニティにおいて、90%が閲覧のみ、9%が時々参加、1%が積極的に発信するという経験則です。

放送局にとって重要なのは、この「投稿しない多数派」も番組に関する SNS の話題を追っているという点です。ハッシュタグのトレンド入りは、投稿者だけでなく、その何倍もの「読者」に番組の存在を想起させる効果があります。

■昨年と比較したテレビ視聴時間の変化(n=1,000)

「変わらない」が 69.6%と約 7 割を占めました。「増えた」(かなり増えた+やや増えた)は 15.4%、「減った」(かなり減った+やや減った)は 15.0%でほぼ同数となっています。テレビ離れが叫ばれて久しいですが、年末年始のテレビ視聴習慣については比較的安定しており、この時期特有の「家族でテレビを囲む」という行動は根強く残っていることがわかります。

「変わらない」が 69.6%という結果は、年末年始のテレビ視聴が「習慣化された行動」であることを示しています。行動経済学では「現状維持バイアス」と呼ばれる心理が働いており、特に家族と過ごす年末年始では、毎年同じパターンを踏襲しているのかもしれません。

「増えた」15.4%と「減った」15.0%がほぼ同数という点も興味深く、個人レベルでは変動があっても、マクロで見ると安定しているという特徴があります。これは放送局にとって、年末年始が「確実な収益を見込める時期」であることを意味します。

■年末年始のテレビ番組に対する不満(n=1,000)

「似たような内容の番組が多い」が 49.0%でトップになりました。約半数の視聴者が、番組内容の画一化を感じていることがわかります。次いで「CM が長い・多い」(40.0%)、「放送時間が長すぎる」(29.8%)、「出演者が固定化されている」(23.6%)と続きました。

一方で「特に不満はない」も 22.0%と一定数おり、現状のコンテンツに満足している層も存在します。視聴者のニーズは多様化しており、従来の「万人受け」を狙った番組編成だけでは満足させることが難しくなっている状況がうかがえます。

性年代別にみると、男性 60 代は「似たような内容」59.7%と特に高く、定番企画の繰り返しに飽きやすい層である可能性があります。一方で同層は「特に不満はない」も一定割合あり、視聴目的が情報収集に寄るほど、不満が顕在化しにくい面も考えられます。

女性 50 代は「CM が長い」45.9%、「放送時間が長い」36.7%が目立ち、家事や家族対応で時間が細切れになりやすい層ほど、冗長な構成や広告が負担になりやすいと推測されます。若年層では「ネット配信への移行が遅い」など配信前提の視点が出やすく、テレビ単体の体験に不満が向きやすい傾向です。

■まとめ

本調査から、年末年始のテレビ視聴について視聴スタイルの変化が明らかになりました。「見たい番組がある時だけ見る」選択的視聴が 8 割以上を占め、かつてのように一日中テレビをつけっぱなしにするスタイルは少数派になっています。視聴者は限られた時間の中で、見たい番組を選んで視聴するようになっています。

「ながら視聴」の定着も特徴的です。視聴中に何もしないで集中する人はわずか 12.7%。特に約 3 人に 1 人が SNS を同時にチェックしており、テレビ視聴とデジタルメディアの併用が当たり前になっています。ただし、SNS への投稿まで行う人は約 2 割にとどまり、SNS は「見る」ための道具として使われることが多いようです。

さらに、「似たような内容の番組が多い」と感じる人が約半数おり、番組の画一化が課題として浮き彫りになりました。一方で、復活してほしい番組として「笑ってはいけないシリーズ」が 3 割以上の支持を集めるなど、過去の人気番組への郷愁も根強いことがわかりました。

テレビ業界にとっては、視聴者の多様化するニーズにどう応えていくかが課題となりそうです。一方で、年末年始のテレビ視聴時間は約 7 割が「変わらない」と回答しており、この時期特有の「家族でテレビを囲む」という行動は今後も続いていくことが予想されます。

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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

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引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/itmedia_058_holiday-tv-trends

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設立
2000年10月