新生活祝いで嬉しいギフトは「相手が選んでくれた実物のプレゼント」よりも「Amazonギフト券」|デジタルギフトに関する調査
ギフト選びの悩みは「相手の好みが分からない」「何を贈れば喜ばれるか分からない」が2トップ。
マーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2026年3月13日(金)~2026年3月16日(月)の4日間、全国の20歳以上の男女を対象に「デジタルギフト」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
3月から4月にかけては、卒業、入学、就職、引越しなど、新生活の始まりに伴うお祝い需要が高まる季節です。こうした贈答シーンでは、これまで現金や品物が定番とされてきましたが、近年は、住所を知らなくても贈れる手軽さや、相手が自分に合った形で使える自由度の高さから、デジタルギフトも選択肢の一つとして存在感を高めています。
一方で、送る側には「失礼ではないか」「味気なく見えないか」といった不安が残るほか、受け取る側の年代やデジタル慣れによって受容度に差が出る場面もあり、現金・実物・デジタルのどれがふさわしいのか、迷いが生じやすいのも事実です。
そこで今回の調査では「デジタルギフト」をテーマに、新生活祝いにおける贈答・受け取り実態、嬉しいと感じるギフト、不安や懸念、今後の利用意向までを幅広く聴取。デジタルギフトがどのような相手・場面で受け入れられ、どのような点がハードルになっているのかを捉えました。
是非、今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:1,000名
調査実施日:2026年3月13日(金)~2026年3月16日(月)
◆「デジタルギフトに関する調査」主な質問と回答
◆ギフトを選ぶ際に困ることは:「相手の好みが分からない」38.6%、「何を贈れば喜ばれるか分からない」33.2%。
年代によって強弱はあるものの、どの年代も「相手の好みが分からない」「何を贈れば喜ばれるか分からない」が上位にきていた。新生活祝いは、家族や親友のように好みを把握しきっている相手だけでなく、そこまで細かい嗜好まではわからない相手にも贈る機会が多いことがうかがえる。
◆最も嬉しいと感じる新生活祝いのギフトは:「Amazonギフト券」が「相手が選んでくれた実物のプレゼント」を上回る。
全体では「現金」48.1%が突出した一方、「Amazonギフト券(デジタル)」が11.1%で「相手が選んでくれた実物のプレゼント」10.0%を上回っていた。
特に20~24歳では「Amazonギフト券(デジタル)」17.0%、「QUOカードPay・PayPayギフトなど電子マネー系」10.0%、25~29歳でも「Amazonギフト券(デジタル)」14.0%と、デジタル系ギフトが一定の支持を獲得していた。
過去3年以内に、卒業・入学・就職・引越しなど「新生活祝い」として「贈った」ギフトをお聞きしました。
過去3年以内に「新生活祝い」として「贈った」ギフト(n= 1,000)

全体では、「贈ったことがない」が63.2%と最多だった一方、実際に贈ったものでは「現金」22.5%がトップでした。「商品券・ギフト券(紙・カード)」11.0%、「Amazonギフト券(デジタル)」8.8%、「LINEギフト」5.8%、「QUOカードPay・PayPayギフトなど電子マネー系」5.6%、「食事・体験ギフト」3.5%を合わせると、特定の“モノ”以外のギフトも非常に存在感があります。
年代別で見ると、20〜24歳で「Amazonギフト券(デジタル)」19.0%、「LINEギフト」12.0%、「QUOカードPay・PayPayギフトなど電子マネー系」14.0%とデジタル系が年代別最多となり、いずれも現金10.0%を上回っていました。一方65〜69歳では現金45.0%が突出しており、年代が上がるほど現金、下がるほどデジタルギフトに寄る傾向が見られます。
「新生活祝い」は、若年層ほど、住所などの個人情報を知らなくてもすぐに贈れて、相手が自由に使える形式へシフトしつつあると言えそうです。
前掲した設問【過去3年以内に「新生活祝い」として「贈った」ギフト】にて、「贈ったことがない」以外を選択した人(過去3年以内に「新生活祝い」として何かしらのギフトを贈った人)を対象に、ギフトを選ぶ際に困ることをお聞きしました。
ギフトを選ぶ際に困ること(n= 368)

全体では、ギフト選びで最も困ることは「相手の好みが分からない」38.6%で、次いで「何を贈れば喜ばれるか分からない」33.2%となりました。価格や配送よりも先に、“そもそも何を選べば外さないのか”でつまずく人が多く、新生活祝いの難しさは、予算よりも相手理解の不足にあることがわかります。
また、年代によって強弱はあるものの、どの年代も「相手の好みが分からない」「何を贈れば喜ばれるか分からない」が上位に入りやすい点は共通していました。つまり新生活祝いは、家族や親友のように好みを把握しきっている相手だけでなく、そこまで細かい嗜好まではわからない相手にも贈る機会が多いことがうかがえます。
前掲した設問【過去3年以内に「新生活祝い」として「贈った」ギフト】では、若年層を中心にデジタルギフトが一定の存在感を示していましたが、その背景にはこうした“外したくない”ニーズがあると考えられます。相手の好みがわからない場面、受け手が使い道や商品を選びやすいデジタルギフトは、失敗しにくい新生活祝いとしてフィットしやすい選択肢と言えるでしょう。
デジタルギフト(LINEギフト、Amazonギフト券など)を新生活祝いとして贈ることについて、不安や懸念をお聞きしました。
デジタルギフトを新生活祝いとして贈ることへの不安や懸念(n= 1,000)

最も高かったのは「年上の人には使いにくい」51.3%、次いで「相手がデジタルに慣れていないかもしれない」47.9%、「相手が受け取り方を知らないかもしれない」38.8%でした。
一方で、「相手に失礼だと思われそう」11.7%や「手抜きや安易な印象を与えそう」19.4%は相対的に低く、デジタルギフトへの抵抗は“気持ちが伝わるか”よりも、“相手が問題なく受け取れるか”に集まっていることがわかります。
また、「特別感や温かみが伝わらない」も29.6%にとどまっており、マナー面や情緒面そのものが最大の壁になっているとは言い切れません。
つまり現時点では、心理的な拒否感そのものよりも、相手の年代やリテラシーに応じて“きちんと受け取れるか”が普及のハードルになっている段階だと考えられます。受け取り方のわかりやすさやサポート体制が整えば、利用はさらに広がっていきそうです。
過去3年以内に、卒業・入学・就職・引越しなど「新生活祝い」として「もらった」ギフトをお聞きしました。
過去3年以内に「新生活祝い」として「もらった」ギフト(n= 1,000)

全体では、「新生活祝い」としてもらったギフトは「現金」13.8%がトップでしたが、「Amazonギフト券(デジタル)」9.4%、「実物の商品・プレゼント」9.3%、「商品券・ギフト券(紙・カード)」9.2%も近い水準で続き、受け取り側ではギフトの形がかなり分散していることがわかります。
特に20~24歳では「現金」26.0%が最多ながら、「Amazonギフト券(デジタル)」19.0%、「QUOカードPay・PayPayギフトなど電子マネー系」15.0%、「実物の商品・プレゼント」14.0%、「商品券・ギフト券」13.0%、「LINEギフト」13.0%、「食事・体験ギフト」12.0%と幅広く並び、特定の一形式に偏っていません。
新生活祝いが発生しやすい若年層では、現金だけでなくデジタル・実物・体験まで受け取り方が多様化しており、“何を贈るか”の選択肢そのものが広がっている状況と言えそうです。
実際に新生活祝いとしてもらう場合、自身が最も嬉しいと感じるギフトをお聞きしました。
最も嬉しいと感じる新生活祝いのギフト(n= 1,000)

全体では「現金」48.1%が突出しており、やはり新生活祝いでは使い道の自由度が高い贈り物が強く支持されていました。特に60~64歳で65.0%、65~69歳で61.0%と、年代が上がるほどその傾向は強まっており、“相手が確実に使えること”を重視する意識が表れています。
一方、若年層では受け止め方がやや異なります。
20~24歳では「Amazonギフト券(デジタル)」17.0%、「QUOカードPay・PayPayギフトなど電子マネー系」10.0%、25~29歳でも「Amazonギフト券(デジタル)」14.0%と、デジタル系ギフトが一定の支持を獲得していました。さらに「一緒に選びに行く・食事をする体験」は20~24歳で21.0%、25~29歳では31.0%に達し、いずれも「相手が選んでくれた実物のプレゼント」を上回っています。
この結果から、新社会人に近い若い世代では、気持ちがこもっていることに加え、「自分で選べる」「自分に合う形で使える」といった自由度も、嬉しさを左右する大きな要素になっていると考えられます。送る側が「デジタルギフトでは味気ないのでは」と気にしがちな一方で、受け手側では、固定されたモノよりも自由度の高いギフトのほうが歓迎される場面も少なくないようです。
新生活祝いを贈る場合、デジタルギフトは適切だと思うかを、贈る相手の年代別でお聞きしました。
【贈る年代別】新生活祝いにデジタルギフトは適切だと思うか(n= 1,000)






贈る相手が10代・20代・30代の場合、全体では肯定派(※1)がそれぞれ57.6%、62.1%、52.9%と半数以上を占めており、30代までならデジタルギフトでも概ね問題ないという認識が比較的共有されていることがわかります。
一方、相手が40代の場合、肯定派(※1)33.2%に対し否定派(※2)18.9%、50代では18.3%に対し35.7%、60代以上では10.3%に対し53.8%に。
40代以上になると「相手によっては難しいかもしれない」という見方が強まります。
この背景には、前掲設問【デジタルギフトを新生活祝いとして贈ることへの不安や懸念】でも上位だった「年上の人には使いにくい」「相手がデジタルに慣れていないかもしれない」といった、受け取り側のリテラシーへの不安がありそうです。
※1「とても適切」「やや適切」の合算
※2「やや不適切」「とても不適切」の合算
今後、新生活祝いなどでデジタルギフトを利用したいと思うか、お聞きしました。
今後、新生活祝いにデジタルギフトを利用したいと思うか(n= 1,000)

全体では、「相手によって判断したい」42.1%が最多で、デジタルギフトは“無条件で使いたい”というより、相手や場面を見ながら選ぶものとして捉えられていることがわかります。
しかしながら「積極的に利用したい」8.0%と「機会があれば利用したい」23.8%を合わせた積極派は31.8%で、「あまり利用したくない」12.0%と「全く利用したくない」14.1%の計26.1%を上回っており、全体としては慎重ながらも前向きな空気がやや優勢です。
年代別に見ると、20~24歳は「積極的に利用したい」16.0%、「機会があれば利用したい」29.0%で計45.0%に達し、若い世代ほど受容が進んでいます。
一方、60~64歳は積極派16.0%に対し消極派41.0%、65~69歳でも計22.0%に対し36.0%と逆転。年代が上がるほど慎重姿勢が強まります。
ただし、どの年代でも最多は「相手によって判断したい」であり、デジタルギフト市場は一気に全面移行する段階というより、受け取る相手との関係性やデジタル慣れを見ながら広がっていく段階にあると言えそうです。
新生活祝いのギフトに関して、自身の経験で印象に残っていることや、デジタルギフトについて感じることを自由記述にてお聞きしました。
新生活祝いのギフトに関して印象に残っていること・感じること(自由記述)
デジタルギフトについて、もらう側からは「下手に物をもらうよりも、自分の好きなものを買えるので有難い」、贈る側からは「失敗しない」といった声が見られ、相手が自由に選べることや、贈る側が“外しにくい”ことに価値を感じている様子がうかがえました。
また、「50代の知り合いにデジタルギフトを贈ったら意外によろこんでいた」との声もあり、相手や関係性次第では年齢が高めでも前向きに受け止められている様子もうかがえます。
一方で、回答者の中には「相手がデジタルギフトで大丈夫かどうかを確認した方が良い」「デジタルギフトは年上の人に贈ると、デジタルに強いと見せつけるマウンティングととられかねない」と、慎重な意見も。
現時点で、デジタルギフトはまだ“誰にでも無難”な贈り方とまでは言えないものの、相手に合えば、失敗しにくく満足度の高い贈り方として受け入れられつつあるようです。
【以下、回答を一部抜粋】
・「下手に物をもらうよりも、自分の好きなものを買えるのでデジタルギフトは有難い。」(女性、31歳)
・「簡単に送れて相手の買いたいものが買えるのでいいと感じる」(男性、31歳)
・「デジタルギフトは自分の好きなものを買えるので便利だと思う。失敗しない。」(女性、34歳)
・「デジタルギフトはこちらとしても便利だし、相手も熨斗袋の処分に困らないのでとても良いと思う。ただ、相手がデジタルギフトで大丈夫かどうかを確認した方が良いと思った。」(女性、21歳)
・「デジタルギフトは年上の人に贈ると、同世代なのにデジタルに強いと見せつけるマウンティングととられかねない。」(女性、63歳)
・「子どもから誕生日にデジタルギフトを贈って来てくれるのがとても嬉しい。」(女性、54歳)
・「50代の知り合いにデジタルギフトを贈ったら意外によろこんでいた。」(男性、49歳)
デジタルギフトの良い点として感じることをお聞きしました。
デジタルギフトの良い点(n= 1,000)

全体では、デジタルギフトの良い点として「すぐに贈ることができる」35.8%がトップに。
次いで「24時間いつでも贈れる」30.6%、「相手が好きなタイミングで使える」30.3%が続きました。
贈るまでの手間を軽くできることや、相手の在宅や配送タイミングを細かく気にすることなく、思い立った時にすぐ贈れる点が、デジタルギフトの大きな魅力になっているようです。
年代別に見ると、若年層から中年層にかけては、手軽さに加えて“軽やかに贈れること”への評価も目立ちます。
例えば20~24歳では「住所を聞かなくて済む」28.0%、30~34歳では「少額から贈りやすい」25.0%、35~39歳では「遠方の人にも簡単に贈れる」36.0%と高めでした。
一方で65~69歳では「相手が好きなタイミングで使える」41.0%が最も高く、60~64歳でも「24時間いつでも贈れる」39.0%が高水準で、年代が上がるほど“受け取る側の都合に合わせやすいこと”にも価値が置かれていることがわかります。
デジタルギフトは、若い世代では“気軽に・小さく・すぐ贈れる”点で、中高年層では“無理なく・都合良く受け取ってもらえる”点で支持されており、世代によって響く利点は少しずつ異なっているようです。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
引用元: https://corp.neo-m.jp/report/investigation/life_082_gift
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