食品事業アメリカへ本格進出 米国食品医薬品局(FDA)認証のパックごはん発売開始
農林水産省が推進する「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」では、日本から海外への「コメ・パックご飯・米粉および米粉製品」の輸出額を2019年の52億円から2025年に125億円まで引き上げるとしています。特にパックごはんは、日本からアメリカへの輸出額が2017年から2023年の約5年間で約2.3倍に増加しており、最大の輸出先国となっています※。
当社は、東日本大震災の復興支援と米の消費拡大のため2013年に食品事業に参入し、現在はパックごはんを中心に国内における生産体制の増強を進めています。2022年にはパックごはんの直接貿易を開始し、台湾を中心に海外展開しています。
米国食品医薬品局(FDA)による認証は、日本からアメリカに食品や化粧品などの対象商品を輸出・販売する際に必要です。「Microwavable Instant Premium White Rice」は、当社の角田工場(宮城県角田市)での製造に関するFCE認証と、商品の規格に関するSID認証を受けたパックごはんで、アイリスグループのIRIS USA,Inc.(本社:アメリカ合衆国アリゾナ州サプライズ市、社長:髙橋 博之)のアリゾナ工場を経由し、2024年1月よりネット通販およびアメリカの大手スーパーを中心に発売します。
今回の米国食品医薬品局(FDA)の認証を受けたパックごはんの発売を契機にアメリカへ本格進出し、販売シェア拡大を目指します。また、アメリカ以外でも、タイ保健省食品・医薬品事務局による認証を受けたパックごはんをタイ国内でも年内に発売予定です。
今後も海外での取引拡大により、日本の農産物や食品の輸出拡大に貢献します。
※:財務省「貿易統計」、農林水産省農産局企画課「米の輸出をめぐる状況について」(令和5年12月)参照。
2023年は1~10月の実績で算出。
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