3月29日(金) AndTech「カーボンナノチューブの機能発現のための分散・分配技術・評価・材料設計のポイントおよび開発・応用事例」WEBオンライン Zoomセミナー開講予定
名古屋工業大学 川崎 晋司 氏、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 阿多 誠介 氏、山形大学 名誉教授 佐野 正人 氏、住友化学(株) 岡本 敏 氏にご講演をいただきます。
ケンブリッジ大学発のベンチャー企業の保有するFC-CVD(The floating vapor deposition)法を活用した超ロングCNTsの量産化を開始した企業の講師がその特徴および従来のCNTsとは異なる用途展開を紹介!
本講座は、2024年03月29日開講を予定いたします。 詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1ee94bc9-f1a1-6aa4-b94f-064fb9a95405
Live配信・WEBセミナー講習会 概要
テーマ:カーボンナノチューブ(CNT)の機能発現のための分散・分配技術・評価・材料設計のポイントおよび開発・応用事例
~超ロングCNTs の開発、エネルギーデバイスへの応用~
開催日時:2024年03月29日(金) 10:30-16:50
参 加 費:55,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1ee94bc9-f1a1-6aa4-b94f-064fb9a95405
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
セミナー講習会内容構成
ープログラム・講師ー
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第1部 カーボンナノチューブの基礎とエネルギーデバイスへの応用
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講師 名古屋工業大学 大学院工学研究科 川崎 晋司 氏
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第2部 CNTの機能発現のための分散やマトリクス中への分配、成形加工の影響および材料設計のポイント(仮題)
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講師 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 化学プロセス研究部門 スマートフロープロセスグループ/主任研究員 阿多 誠介 氏
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第3部 カーボン材料の分散制御技術と評価法
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講師 山形大学 名誉教授 佐野 正人 氏
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第4部 グローバルオープンイノベーションによるFC-CVD 法を用いた超ロングCNTs の開発と応用
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講師 住友化学(株) 経営企画室・研究企画統括 岡本 敏 氏
本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題
・炭素材料一般の構造、電子状態など基礎科学
・カーボンニュートラル実現に不可欠なエネルギー貯蔵技術
・次世代二次電池、光触媒の基礎と研究動向
・カーボンナノチューブの構造・物性
・カーボンナノチューブの電池・触媒特性
・発明発見の源泉
・ナノカーボン・CNTsの基礎・市場
・オープンイノベーション
・CNTsの製法・FC-CVD法
・超ロングCNTsの特徴と用途開発状況
本セミナーの受講形式
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
株式会社AndTechについて
化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
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本件に関するお問い合わせ
株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
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第1部 カーボンナノチューブの基礎とエネルギーデバイスへの応用
【講演主旨】
カーボンニュートラルを2050年までに実現すると日本政府が宣言して以来、官民挙げて二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みが活発化している。CO2排出削減のためには化石燃料に依存する社会から太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用する社会へ移行しなければならない。しかし、再生可能エネルギーは出力が不安定であるので先に述べたエネルギー創造デバイスだけではだめで不安定な出力を補償するエネルギー貯蔵デバイスとの組み合わせが必須となる。この視点で電気エネルギーの形でエネルギーを貯蔵する二次電池や化学エネルギーの形で貯蔵するグリーン水素が重要である。
本講座はこの二次電池やグリーン水素を生成する光触媒をカーボンナノチューブを利用することでどのように効率化できるのかを解説する。カーボンナノチューブの特異な構造や物性を基礎から解説し、エネルギー貯蔵デバイスにそれらをどのように活用していくかを最新のデータとともに示す。
【プログラム】
(1) さまざまな炭素材料の中でのカーボンナノチューブ
1. 炭素材料の多様性を生み出すカーボンの結合特性
2. カーボンナノチューブといってもいろいろある
3. カーボンナノチューブの合成方法
(2) 単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の物性とその評価
1. SWCNTのカイラリティと電子構造
2. SWCNTの分離、分散
3. SWCNTの構造評価
(3) 単層カーボンナノチューブの電池電極特性
1. SWCNTのリチウムイオン電池電極特性
2. SWCNTの電気二重層キャパシタ電極特性
(4) 分子内包単層カーボンナノチューブの次世代電池への応用
1. 有機分子内包SWCNTの低温Naイオン電池電極特性
2. ヨウ素内包SWCNTの擬似キャパシタ電池電極特性
3. 金属空気電池の空気極電極特性を分子内包SWCNTでつくる
(5) 単層カーボンナノチューブの光触媒への応用
1. 有機半導体とナノカーボンでつくる太陽光水素生成触媒
2. 分子内包SWCNTを利用した太陽光CO2還元触媒
3. 水素生成と電池発電を繰り返すHIサイクル
【質疑応答】
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第2部 CNTの機能発現のための分散やマトリクス中への分配、成形加工の影響および材料設計のポイント(仮題)
【講演主旨】
※現在講師の先生に最新のご講演主旨をご考案いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。
【プログラム】
1.はじめに
2.カーボンナノチューブ複合材料の概要
3.カーボンナノチューブ複合材料の設計指針
4.分散と分配
5.成形加工の影響について
6.カーボンナノチューブ複合材料のアプリケーション
7. まとめ
【質疑応答】
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第3部 】 カーボン材料の分散制御技術と評価法
【講演主旨】
カーボンナノチューブなどのナノカーボン材料を液体中に分散させるには、凝集体をほぐし、個々に遊離したナノカーボンを再凝集させないように液体中で安定化させる必要がある。ここでは、解繊と安定化をそれぞれ個別に説明する。
また、分散したナノカーボン材料を評価することも重要であり、一般の研究開発現場で使用されている測定法を中心に説明する。もし時間が許せば、我々が最近開発した分散液中のナノカーボン(グラフェン)直接観察法についても紹介する。
【プログラム】
1.ナノカーボン分散の基本操作
1.1 凝集体をほぐす
1.2 遊離したナノカーボンの分散安定化
2. 凝集体をほぐす
2.1ポリマーとの混錬(多層CNT)
2.2 超音波照射(単層CNT)
3.速度論的安定化
3.1凝集速度
3.2 高粘性媒体
3.3 希薄化
4.エネルギー的安定化
4.1 静電的斥力
4.2 界面活性剤の臨界表面凝集濃度
4.3 立体障壁
4.4 ナノカーボンの濡れ
4.5 ナノカーボンの化学反応
5.実用的な分散評価法
5.1 SEM,TEM,AFM
5.2 パーコレーション閾値
5.3 レイリー散乱とミー散乱
6.トワイライト蛍光顕微鏡
6.1 液中分散ナノカーボンの観察原理
6.2 顕微鏡の構成
6.3 観察条件の最適化
6.4 観察例1:超音波照射
6.5 観察例2:欠陥・灰成分の観察
【質疑応答】
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第4部 グローバルオープンイノベーションによるFC-CVD 法を用いた超ロングCNTs の開発と応用
【講演主旨】
カーボンナノチューブ(CNTs)はリチウムイオン電池の導電助剤としての市場拡大とともに急速な伸びを示しており、2025年には約11,000トンに達すると予測されている。
当社は2017年より積極的に取り組んでいるグローバルオープンイノベーションを活用し、これらのCNTsの保有する潜在能力を生かし市場展開すべく、ケンブリッジ大学発のベンチャー企業の保有するFC-CVD(The floating vapor deposition)法を活用した超ロングCNTsの量産化と用途展開を開始した。本講演ではその一端を紹介する。
【プログラム】
1. はじめに
2. カーボンナノチューブ(CNTs)とは
3. 用途・市場・プレイヤー
4. 製法および安全性
5. オープンイノベーション
6. なぜFC-CVD法について
7. 超ロングCNTsについて
8. おわりに
【質疑応答】
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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