藤野千夜『じい散歩』第6回宮崎本大賞受賞! 明石家、夫婦あわせて180歳。難も積もれば、幸となる。老夫婦と、3人の中年息子が織りなす物語。
芥川賞作家、藤野千夜さんの『じい散歩』(双葉文庫 2023年刊)が第6回宮崎本大賞を受賞しました! 宮崎本大賞は宮崎県内の書店員や図書館員の方々がイチオシの一冊を投票で選ぶ賞で、毎年3月8日(みやの日)に発表されています。
東京の池袋界隈を舞台にした家族小説が、遠く離れた宮崎県でも本の目利きの方々に支持され、受賞の運びとなりました。
一家のその後を描いた続編『じい散歩 妻の反乱』とあわせて累計20万部超のベストセラーとなった本作、この度の受賞を機に改めてご注目下さい!
授賞式は4月22日に宮崎市内で行われる予定です。

宮崎県内の書店では、オリジナルWカバーで展開中! 随時、全国展開予定。
「宮崎本大賞」過去受賞作
第1回 青山美智子『木曜日にはココアを』(宝島社文庫)
第2回 行成薫『本日のメニューは。』(集英社文庫)
第3回 小野寺史宜『ひと』(祥伝社文庫)
第4回 原田ひ香『三千円の使いかた』(中公文庫)
第5回 垣谷美雨『うちの父が運転をやめません』(角川文庫)
宮崎県内の書店に設置される特製ポストカードはこちら!


内容紹介
夫婦あわせて、もうすぐ180歳。中年となった3人の息子たちは、全員独身――。明石家の主である新平は散歩が趣味の健啖家で、女性とのコミュニケーションが大好き。妻は、そんな夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男は恋人が男性の自称・長女。三男はグラビアアイドル撮影会を主催しては赤字で、親に無心ばかり。皆いろいろあるけれど、「家族」の日々は続いてゆく。そんな一家の日常をユーモラスに、温かな眼差しで綴った物語。(解説・木内昇)
著者略歴
藤野千夜(ふじの ちや)
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。
95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞。
他の著書に『ルート225』『君のいた日々』『編集ども集まれ!』『時穴みみか』など多数。
『団地のふたり』は24年9月に、小泉今日子と小林聡美のW主演ドラマで放送され好評を博す。
25年に『じい散歩』で第6回宮崎本大賞を受賞、続編に『じい散歩 妻の反乱』がある。
書誌情報
じい散歩
発売元:双葉社
発売日:2023年8月8日
定価:825円(税込)
判型:A6判
ISBN:9784575526790
https://www.futabasha.co.jp/book/97845755267900000000
じい散歩 妻の反乱
発売元:双葉社
発売日:2023年10月18日
定価:1,870円(税込)
判型:四六判
ISBN:9784575246827
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像