コロンビア 武装勢力が子ども解放に合意 和平交渉で重要な一歩 【プレスリリース】

10代のときに武装グループと共に行動をしていた女性。© UNICEF_UN013281_LeMoyne10代のときに武装グループと共に行動をしていた女性。© UNICEF_UN013281_LeMoyne

 

※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は、http://www.unicef.org/media/media_91112.htmlでご覧いただけます。

【2016年5月16日 ボゴタ(コロンビア)/ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)は、コロンビア政府と同国の主要な反政府武装グループであるFARC(コロンビア革命軍)が、FARC傘下にいる15歳未満のすべての子どもの解放に合意したことを歓迎しています。

キューバの首都で15日夜に成立したこの合意は、さらに両者が、18歳未満の子どもたちを解放するための計画と、子どもたちが家族と再会するための総合的なプログラムを準備することも定めています。

「これは、コロンビアの子どもたちにとって歴史的な瞬間です」とユニセフ・コロンビア事務所代表のロベルト・デ・ベルナルディは話しました。「ユニセフは、国内法ならびに国際法に従って、子どもたちの解放、および、解放後の家族やコミュニティへの統合を支援する用意ができています」

50年以上におよぶ紛争を終結させるための政府とFARCとの和平交渉は、3年前に開始され、大きな改善につながりました。最新のユニセフの報告書によると、2013年から2015年の間で、地雷や不発弾で死傷した子どもの数は半減し、自宅からの避難を強いられる子どもの数は40%減っています。

一方で、同報告書『Childhood in the Time of War: Will the children of Colombia know peace at last?(戦時下の子ども時代:コロンビアの子どもたちは、いつか平和を知るだろうか?)』はまた、同じ期間内に武装グループにより使用または徴用された子どもの数は推定1,000人にのぼり、23万人の子どもたちが家を追われたことも報告しています。

「この国が少しずつ平和に向かって進んでいる今、直接であれ間接的であれ、紛争の被害を受けたすべての子どもが、必要な保護や支援を受けられるようにすることが重要です」とベルナルディ代表は述べました。ユニセフはパートナーとともにコロンビアの子どもたちを支援し、子どもたちが暴力から身を守るためのライフ・スキルの向上、コミュニティ向けの地雷教育、平和と市民教育の促進、司法・真実・賠償の制度を子どもたちが利用するためのサポートなどの活動を行っています。

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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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