グラミー受賞シンガー・ソングライターのコリーヌ・ベイリー・レイ7年ぶりのニュー・アルバム『Black Rainbows』を9月15日リリース
シアスター・ゲイツのアートとオブジェにインスパイアを受けた驚きのNewサウンド、七変化するNewアプローチこれまでの作品とは一線を画した大胆なチャレンジを繰り広げる
先行シングル「New York Transit Queen」が公開中
グラミー受賞シンガー・ソングライターのCorinne Bailey Rae(コリーヌ・ベイリー・レイ)が、長年に渡って取り組んできたプロジェクト『Black Rainbows』について公表した。このプロジェクトは、Theaster Gates(シアスター・ゲイツ)によって収集された、米国シカゴのStony Island Arts Ban(ストーニー・アイランド・アーツ・バンク)のオブジェやアート作品にインスパイアを受けたもの。『Black Rainbows』と題されたアルバムのみならず、Koto Bolofo(コト・ボロフォ)による写真集『Refraction / Reflection Of The Arts Bank』、ライブパフォーマンス、ビジュアル、レクチャー、エキシビションなどで構成。彼女がこれまでに発表してきた音楽作品とは一線を画した大胆なチャレンジが繰り広げられる。
7年ぶりのニュー・アルバム『Black Rainbows』は9月15日にリリース。リード・シングル「New York Transit Queen」が先行で公開されている。
「扉を開けてその部屋に入ったとき、私の人生が永遠に変わったと確信しました」と、彼女は回想する。「このようなアーカイブに関わり、シアスター・ゲイツや彼の作品と出会ったことで、アーティストとしての自身の在り方や、私の作品が持ち得る可能性について、以前とは見方が変わりました。このアルバムの音楽は、見ることによって生まれたもの。私にとって見ることは、聴くことと同じ。見ていると楽曲やサウンドが浮かんできました」。
『Black Rainbows』のテーマは多岐に渡っており、扱われる題材は、アーツ・バンクのオブジェとの出会いが基になっている。書籍、彫刻、レコード、家具、物議を呼ぶオブジェなど、アメリカの黒人文化の歴史がキュレートされたアーカイブ集が、インスパイアの源だ。エチオピアの岩窟教会から、西部に向かう黒人開拓者の旅路、1957年度“Miss New York Transit”から、ハリエット・ジェイコブスの小窓から見える夕日まで。『Black Rainbows』は、黒人女性としての在り方、呪術、内宇宙と外宇宙、時間崩壊、祖先、超越を促してくれる音楽にまで及んでいる。
更にアフリカ系アメリカ人のアートへのオマージュとして、Amanda Williams(アマンダ・ウィリアムズ)とKoto Bolofo(コト・ボロフォ)の2人を、プロジェクトのアートディレクションとフォトグラフィの担当者として、それぞれ起用。アマンダ・ウィリアムズは、先頃“天才賞”とも呼ばれる2022年度のマッカーサー・フェローシップに選出され、彼女の作品はニューヨーク近代美術館やシカゴ現代美術館をはじめ全米の名高い美術館にて展示。またコト・ボロフォも同様に、2022年ルーシー賞広告部門写真賞を受賞し、ヴォーグ、ヴァニティ・フェア、GQ、その他多くのメディアで紹介されている。
コリーヌ・ベイリー・レイのプロフィール:
英国出身のシンガー・ソングライター/ミュージシャン。「Put Your Records On」や「Like A Star」などの世界的ヒットを収録した2006年のデビュー・アルバム『Corinne Bailey Rae』が全英1位、全米4位を記録。一躍スターダムにのし上がった。2010年には2ndアルバム『The Sea』、2016年には3rdアルバム『The Heart Speaks In Whispers』をリリース。これまでに発表された3枚のアルバムは、いずれも高評価を得て、アメリカのグラミー賞で2冠、イギリスのMOBO賞で2冠に輝き、ブリット賞、マーキュリー音楽賞、BET 賞など多数のノミネートを受けている。
また彼女は、幅広いジャンルのアーティストとコラボを展開。メアリー・J.ブライジ、アル・グリーン、ハービー・ハンコック、KING、ポール・マッカートニー、ケリー・オケレケ(ブロック・パーティ)、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド、クエストラヴ、サラーム・レミ、RZA、タイラー・ザ・クリエイター、ポール・ウェラー、リチャード・ハーレー、スティーヴィー・ワンダー、トレイシー・ソーン、ファレル・ウィリアムス、ロジック、ミック・ジェンキンス、ほか多岐に渡る。
シアスター・ゲイツのプロフィール:
1973年、シカゴに生まれ現在も在住。空間理論や土地開発、彫刻、パフォーマンスに焦点を当てた作品を制作。都市計画や自然保護への関心と訓練を基に、放置された空間の再生を図る。彼の作品は、あらゆる側面において、ブラックスペースの概念を駆使することを主張。集団的欲望や芸術的主体性、実用主義に則っている。彼はこれまでにアルテス・ムンディ賞で6度受賞し、2017年にはレジオンドヌール勲章を受章。2018年ナッシャー彫刻賞を受賞したほか、アーバンランド・インスティチュートのJ.C.ニコルズ賞(都市開発ビジョナリー部門)を受賞。
・リリース情報
Corinne Bailey Rae シングル
「New York Transit Queen」配信中
配信リンク:https://orcd.co/newyorktransitqueen
MVトレーラー:https://www.youtube.com/watch?v=7j40NBQbwn0
Corinne Bailey Rae ニュー・アルバム
『Black Rainbows』
2023年9月15日リリース
配信リンク:https://orcd.co/blackrainbows
Corinne Bailey Rae
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