「ウッドデザイン賞2024」、野村不動産グループの3プロジェクトが受賞
奥多摩町で保有する森を育成し、地産地消で事業活用する「森をつなぐ、東京プロジェクト」などが評価
本プレスリリースのポイント
1. 今年で創設10 年目、木の良さや価値を活かした取組みを評価する「ウッドデザイン賞」を3 プロジェクトが受賞
2.コミュニケーション分野では、奥多摩町で保有する森の木を地産地消で自社アセットの開発に活用する「森を、つなぐ」東京プロジェクトが選出
3.建築・空間分野では、健康増進型・賃貸シニアレジデンス「オウカス 世田谷仙川(東京都世田谷区)」及び木質サステナブルオフィス「野村不動産溜池山王ビル(東京都港区)」がそれぞれ選出
野村不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:新井 聡、以下「当社」)は、「ウッドデザイン賞2024」(⼀般社団法⼈ ⽇本ウッドデザイン協会主催)において、当社グループの、『「森を、つなぐ」東京プロジェクト』、『オウカス 世田谷仙川』、『野村不動産溜池山王ビル』の3プロジェクトが受賞したことをお知らせいたします。
1.「ウッドデザイン賞2024」について
「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。「ライフスタイルデザイン部門」「ハートフルデザイン部門」「ソーシャルデザイン部門」の3つの部門で構成され、賞の創設以来、10年目の開催を迎える今年は、応募総数366点のうち226点が選出されました。
<ウッドデザイン賞2024 実施概要>
主催:一般社団法人 日本ウッドデザイン協会
後援:農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省
応募対象分野:建築・空間分野、技術・建材分野、プロダクツ分野、
コミュニケーション分野、調査・研究分野
公式ホームページ:https://www.wooddesign.jp/
2.当社グループ受賞プロジェクトについて
①『「森を、つなぐ」東京プロジェクト』(コミュニケーション分野/ソーシャルデザイン部門)
「森を、つなぐ」東京プロジェクトは、東京都西多摩郡奥多摩町にて保有する「つなぐ森」を含む東京の自然と都市を舞台に、気候変動や生物多様性の損失等の社会課題の解決に向けて、多様な共創パートナーと連携しながら、自然と都市の共生のモデルケースとなることを目指し推進している取り組みです。
当社グループの主要な事業領域である東京都で森を保有することで、木材生産(森づくり)や木材加工において地域の森林事業体や製材加工会社等の事業者含む他企業と連携し、木材生産、一次製材、二次製材、メーカーなど、木材利用の川上から川下までの一貫したサプライチェーンを構築した上で、当社グループ事業における森林の利活用を開始しています。
<「つなぐ森」概要>
所 在 :東京都西多摩郡奥多摩町
面 積 :実測 約130ha (登記簿 約79ha)
立 木 :スギ・ヒノキ 74.2% (平均林齢63年)、広葉樹 25.8%
その他 :敷地内林道(寸庭線/奥多摩町所管林道) 、
寸庭川(奥多摩町管理河川)あり
②『オウカス 世田谷仙川』(建築・空間分野/ライフスタイルデザイン部門)
オウカスは、「住むだけで身心ともに自然と健康になれる仕組み」を備え、ご入居者及びご家族の皆様の健康寿命の延伸を支援し「世界一の人生づくり」を目指す、健康増進型・賃貸シニアレジデンスです。現在、首都圏に9物件を展開(今後開業予定含む)しております。
オウカス世田谷仙川は、世田谷区内で約9haの広大な緑に囲まれた希少な立地で、地域の人々のwell-beingを高めるまちとして生まれた「SETAGAYA Qs-GARDEN」の敷地内に位置し、2023年8月に開業しました。
「SETAGAYA Qs-GARDEN」のまちの中心となる芝生広場に向け、地域に開いた交流拠点となる木造フィットネス・カフェ棟を設け、その外壁などには多摩産材を用い、積極的に木質化することで、東京都「木の街並み創出事業」認定を受ける等、エリア内の広大な杜と親和性のある建物としています。
③『野村不動産溜池山王ビル』(建築・空間分野/ソーシャルデザイン部門)
野村不動産溜池山王ビルは、旧野村不動産溜池ビルの建て替え事業として推進し、2023年10月に竣工した木質サステナブルオフィスです。清水建設株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:井上和幸)の「シミズ ハイウッドⓇ」を活用し木質建築部材と鉄骨造を合理的に組合せ、高い耐震性と耐火性を確保しつつ心地よい無柱の木質オフィス空間を実現しました。この開放的な無柱空間を創出することで、ワーカーの健康と知的生産性の向上を目指しています。その他、外装は格子状の木質ファサードにより印象的な都市景観を創出し、エントランスはスギ材のルーバーを一定の規則性をもって配置し、内外に渡り植栽を配置することで、外部環境を取り込んだ親自然的な空間とする等、木質化の取組を積極的に採用したオフィス事例です。
所在地 |
東京都港区赤坂1-1-14 |
貸主 |
野村不動産株式会社 |
竣工 |
2023年10月31日 |
建物構造/規模 |
鉄骨造一部木造/地下1階 地上9階 |
用途 |
事務所 |
設計監理 |
清水建設株式会社一級建築士事務所 |
監修 |
野村不動産株式会社一級建築士事務所 |
施工 |
清水建設株式会社 |
野村不動産グループのマテリアリティとSDGsについて
※野村不動産グループの重点目標(マテリアリティ)を国連のSDGs(持続可能な開発目標)に当てはめて整理しております。
サステナビリティの取組み詳細は以下をご確認ください。
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