中央卸売市場に勤務する市場関係者の新型コロナウイルス感染について

～新型コロナウイルスに関する東京都からのお知らせ～

　東京都中央卸売市場豊洲市場に勤務する市場内事業者役員が新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、報告します。
　当該市場において、市場関係者はマスクの着用や手洗い、発熱のチェック等体調確認を行うなど、感染防止対策を実施していますが、今回の事態を受けて、改めて都と業界団体が協力し、感染防止対策の一層の徹底を図っていきます。

１　当該感染者（市場内事業者役員）の概要
　　年代：４０代
　　性別：男性
　　居住地：都内
　　業務内容：関連事業者（物販業）における経理業務、販売関連業務など

２　経過等
　　８月　９日（日） 体調不良（発熱）により受診（PCR検査受検指示なし）
　　　　１１日（火） 出勤（別の医者に相談の上、PCR検査を予約）
　　　　１２日（水） 出勤後、PCR検査を受検
　　　　１３日（木） 出勤 検査の結果、陽性と判明
　　　　１４日（金） 市場休業日（～１６日）
　　　　１５日（土） 自宅療養中

３ 対応
〇 当該感染者の勤務場所などの消毒作業を実施しており、市場業務全体への影響はありません。
〇 本件において、担当保健所から当該事業者に勤務する社員の一部が濃厚接触者であると判断されたため、対象者（６名）はＰＣＲ検査を受ける予定です。現在、対象者は自宅待機をしています。今後、保健所の指導等により、引き続き、関係者による経過観察を行っていく予定です。また、当該事業者は27日まで営業を自粛します。
〇 今回、当該市場内事業者役員が、体調不良時に出勤していたことなどを受けて、都としては、速やかに業界団体等との連絡会議を開催し、感染防止対策の徹底と再発防止に向けて呼びかけを行うとともに、各事業者へ注意喚起の文書を配布するなど、改めて感染防止対策の徹底を図り、再発防止に向けて取り組むこととします。

※感染者の方及び御家族への人権尊重・個人情報保護に御理解と御配慮をお願いします。
※食品そのものにより、新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません。製造、流通、調理、販売等の各段階で、食品取扱者の体調管理や手洗い、アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。（農林水産省ホームページ）