日本IBM、地域金融機関の安全かつ持続的なAI活用を支援するAI基盤の構築に着手

日本IBM

日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、地域金融機関向けのAI基盤(以下、本基盤)の構築に着手しました。本基盤は日本IBMが提唱する、企業の全社的なAI活用を加速させるためにオープンな業界標準に準拠しつつ、エンタープライズ向けの利用基準を満たすよう設計された「統合AI基盤※1」を参照して構築するものです。金融機関特有の高いセキュリティー基準やMicrosoft 365資産の有効活用などを考慮しながら、AI活用に不可欠なデータ管理機能やセキュリティー、ガバナンス機能を一元化した基盤として構築します。これにより、地域金融機関はAI導入の負荷を軽減しながら全社的なAI活用の基盤整備が可能となり、持続的なAI開発や運用環境の確立を後押しします。

◾️背景
現在、多くの地域金融機関においてAI活用は経営の最優先事項として推進されつつも、個別業務での限定的な導入にとどまり、全行・全社レベルでの本格的な展開に向けて動き出す段階にいます。しかし、そのためには金融機関に求められる高度なセキュリティー要件を満たすとともに、無秩序なAIの乱立を防ぐためのAIガバナンスの構築が必要です。加えて、企業競争力を高めるためには、進化の早いAI技術を的確に見定め、取り入れていくことも求められます。一方、これらを地域金融機関が単独で行うことはハードルが高く、結果、AIの活用が後手になってしまう可能性が懸念されています。

 

◾️本基盤の特長
こうした背景のもと、日本IBMは、地域金融機関が安全かつ持続的にAIを活用できる環境を整備できるよう、本基盤の構築に着手しました。本基盤は、「じゅうだん会」のリーダー行として長年にわたり高度なシステム開発・運用を続ける株式会社八十二長野銀行(以下、八十二長野銀行)の知見をアーキテクチャーに反映します。

 

主な特長は以下3点です。
1. 金融機関品質の「AIガードレール」による安心の提供

情報漏えいや不適切な回答などを防ぐため、高度な「AIガードレール」を基盤全体に実装します。AIガバナンス・プラットフォームのIBM watsonx.governanceやAIゲートウェイなどを活用し、AIの挙動を常に可視化・制御することで、ガバナンス体制構築の実現を目指します。

2. Microsoft 365 資産の最大活用と強固なデータ連携
多くの地域金融機関が利用するMicrosoft 365上の資料やメールなどの非構造化データと銀行の構造化データを、Microsoft Fabricを活用したデータ基盤に安全に統合することで、既存のツールやシステムとの摩擦のない統合を目指します。

3. 変化に強い設計により陳腐化やベンダーロックインを回避
AI技術の進化スピードに対応するため、ハイブリッド・バイ・デザイン※2のアプローチを採用し、特定の技術に依存せず、変化に柔軟に対応できるように設計します。本基盤を構成する各機能を可能な限り差し替え可能な部品として構成することで、システム全体を作り直すことなく、迅速かつ低コストで最新技術へ乗り換えられる柔軟性を持った基盤を目指します。

◾️展望

八十二長野銀行は、本基盤を採用する金融機関の第一号ユーザーとして、2026年内からの順次稼働を目指し、日本IBMの支援のもと本基盤の導入に着手します。


日本IBMは、本基盤の構築を通じ、地域金融機関が負荷を軽減しながら全社的なAI活用の基盤を整備し、持続的なAI開発や運用環境を確立できるよう支援します。また、本基盤を「共創プラットフォーム」として進化させ、各地域金融機関が開発した資産や各社が開発した拡張機能などを「再利用可能なアセット」として相互に活用できる仕組みをつくることで、より良いエコシステムの実現を推進します。

 

IBM、IBMロゴ、ibm.comは、 米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。

Microsoft、Azure、Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

 Microsoft 365 は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。

※1  統合AI基盤 アーキテクチャ

※2 ハイブリッド・バイ・デザイン:変化の激しいIT環境において、将来の柔軟性と投資保護を両立させるためのIBMの設計思想

https://www.ibm.com/jp-ja/consulting/hybrid-by-design

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会社概要

URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号  虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月