マンダム、アールエスタイチとライダー用クーリングシステムの開発で協働

～業界の垣根を超えた取り組みにより、夏場の快適なライディングシーンへお役立ち～

 　株式会社マンダム（本社：大阪市、社長執行役員：西村元延 以下マンダム）は、モーターサイクル用品を製造販売する株式会社アールエスタイチ（本社：大東市、代表取締役社長：松原弘、以下アールエスタイチ）とライダー用クーリングシステム「リキッドウインド LIQUIDWIND」の専用冷却水「ギャツビー リキッドウインドウォーター」を共同開発しました。この商品はアールエスタイチより、2021年4月から販売されます。マンダムは、長年に渡るデオドラント商品の開発で培ってきた清涼感技術と、温度や化学刺激によって活性化する、五感とは別の細胞の感覚センサー「TRPチャネル（トリップチャネル）」の研究から生まれた「Kai-tech Air（快テックエアー）技術」をアールエスタイチとの新たな取組に活かし、生活者の夏場の快適なライディングシーンにお役立ちします。

 

＜取り組みの背景＞
　バイク愛好者にとって、春から夏はバイク仲間とのライディングを楽しむ上で最も適した季節です。しかし、ヘルメットやプロテクターなどを常時装着する必要があるため、真夏ともなると、近年の酷暑も相まってライダーの体力を消耗させ、快適なライディングを楽しむことができない環境にありました。この課題を解決する為、アールエスタイチは専用アンダーシャツと送水システムを組み合わせ、ライダーの体温上昇を抑える冷却システムの開発に着手しました。これは、専用アンダーシャツに染み込ませた冷却水を走行風により気化させ、気化熱による冷却効果を利用して、ライダーの体温上昇を抑えるシステムです。しかし、夏季の屋外環境下で快適な清涼感を得るには、通常の水では冷却水としては不十分であるという課題がありました。そこで、夏の過酷な環境下でも快適に感じられる清涼感を追求するため、清涼感技術や人の温度感覚に関わるTRPチャネルの研究に強みを持つマンダムと、業界の垣根を超えたタッグを組み、新たな専用冷却水と送水システムを共同で開発しました。本取組は従来の化粧品開発にはない新たな知見を生み出し、夏場のライダーにお役立ちできる新技術の開発に繋がりました。

■「ギャツビー リキッドウインドウォーター」（マンダムより供給）
※「リキッドウインド LIQUIDWIND」システム専用の冷却水。
【商品特長】
・「Kai-tech Air（快テックエアー）技術」により、モーターサイクルの走行風による心地よい爽快感を
長時間持続。夏の過酷なライディングシーンでも快適に感じられる突き抜けるクール感。
・ダブルの消臭成分を配合し、アンダーシャツの気になるニオイをしっかり消臭。
・無香料で、ベタつきも気にならず、乗車中も快適な使用感。

■「リキッドウインド LIQUIDWIND」（アールエスタイチより販売）
～走行風で突き抜けるクール感～
乗車中のライダーが清涼感を得るための専用アンダーシャツと送水システムを組み合わせた
「リキッドウインド LIQUIDWIND」に専用冷却水「ギャツビー リキッドウインドウォーター」を同梱。

「リキッドウインド LIQUIDWIND」特設サイト https://www.rs-taichi.com/feature/liquidwind
（2021年3月25日（木）サイトオープン予定）

「Kai-tech Air（快テックエアー）技術」とは
　マンダムでは化粧品の機能や使用感の向上を目指して、皮膚における感覚刺激に着目。細胞の感覚センサーTRPチャネル（トリップチャネル）を用いた研究に取り組んでいます。「Kai-tech技術」は、その知見を活用し、より心地よい使用感を徹底追求するマンダムの独自技術※1です。
　今回、採用している「Kai-tech Air技術」は、従来の「Kai-tech技術」による心地よい使用感に加えて、気化熱をコントロールする設計を行うこと※2で、走行風による心地よい爽快感を長時間持続させることを実現しています。
※1 メントールとイソボルニルオキシエタノールを配合
※2 Air-feel技術
 

(TRPチャネル研究に関する参考リリース)
「マンダム、清涼成分によって生じる不快刺激に対する低減効果を臭気強度の低い成分「イソボルニルオキシエタノール」に発見」
https://www.mandom.co.jp/release/pdf/2018112001.pdf
「マンダム、１５年間にわたり「TRP（トリップ）チャネル」を研究 化粧品業界において世界トップクラスの実績」
https://www.mandom.co.jp/release/pdf/2020072001.pdf