文藝春秋のスポーツ総合雑誌『Sports Graphic Number』1121号「組織を勝利へ導く 名捕手の思考法。」6月5日(木)発売!
長嶋茂雄、王貞治両氏を向日葵、自身を月見草にたとえた、今年で生誕90年没後5年を迎える野村克也氏記事を巻頭に置いたキャッチャー特集号
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、スポーツ総合誌『Sports Graphic Number』1121号「組織を勝利へ導く 名捕手の思考法。」を、本日6月5日に発売します。

■Number1121号 担当デスク・西木孝輔から
意外なことに創刊45周年を迎える小誌でのキャッチャー特集は今回が初めてとなります。投手の持ち味を活かしつつチームとして結果を残すための考え方は、ビジネスの世界でも使える思考法だと感じました。ある捕手はエースをできるだけ褒め、別のある捕手はあえて突き放すような言葉をかけることで心に火をつけようとするが、果たしてどうなったのか――。捕手の思考法は野球の奥深さを教えてくれると同時に多くの人が悩む人と人とのコミュニケーションのヒントにもなるはず。ぜひ名捕手たちの思考法を堪能していただけましたら幸いです。
『Sports Graphic Number』 1121号
組織を勝利へ導く 名捕手の思考法。
Catcher’s Philosophy
CONTENTS
SPECIAL FEATURES
生誕90年没後5年 文◎長谷川晶一
野村克也「ID野球は令和でも通用する」
▶1990年代のヤクルトスワローズで生まれた「野村ID野球」。選手たちに配られていた「野村ノート」が韓国に流出し、訳されることによって異国の地でもID野球を実践する球団が現れるなど、いまも野村イズムは多くのチームで息づいている。
そしてID野球が生まれ、教えが脈々と息づくスワローズでは、今季から「野村ノート」から着想を得た「髙津メモ」が作られた。その狙いと、「野村の教え」の現在地とは――。
後進に与えた影響 文◎佐井陽介
梅野隆太郎&坂本誠志郎「野村ノートから学んだこと」
▶交流戦前セ・リーグ首位の阪神タイガース。主戦捕手2人の共通点は『野村ノート』の愛読者であったこと。彼らは野村の教えから何を学び、いまに活かしているのか。生前の野村氏との交流についても語る。
知られざる原点 文◎酒井俊作
野村克也の南海時代マスク下の血気と知略の蕾
▶「捕手・野村克也」とはどんな選手だったのか――。90年代以降は名将の評価が定着した野村克也氏。ただ、プレイイングマネージャーだった頃、70年代の野村氏は、攻撃時のサインはヘッドコーチのドン・ブレイザーに一任するなど、試合のすべてを掌握していたわけではなかった。名将前夜とも言える時期の実像に迫る。
証言構成 文◎長谷川晶一
古田敦也石川雅規/館山昌平/ギャオス内藤/岡林洋一
「エースが目撃した本当の凄さ」
▶「古田さんがいなければ、今、僕は現役でやれてないでしょう」。NPB最年長投手、東京ヤクルトスワローズの石川雅規選手の言葉だ。歴代最強捕手の呼び声高い古田氏の〝魔術〟ともいうべき超絶スキルを、ミットに向けて投げてきた各時代のエースたちがひもとく。
受け継がれる技術と頭脳 文◎村瀬秀信
一目でわかる? 捕手系統図
名投手の回想 文◎石田雄太
工藤公康「日本シリーズ、3人の配球」
現地レポート 文◎ブラッド・レフトン
アメリカから見た捕手の国ニッポン
優勝請負人の素顔 文◎中村計
谷繁元信「信頼は正直さから」
阿吽の呼吸とは 文◎酒井俊作
達川光男「エースから届いた一通の手紙」
異端にして王道 文◎田口元義
里崎智也「打つことこそ正義です」
猛牛ドキュメント 文◎石田雄太
有田修三&梨田昌孝「鬼嫁を演じ、良妻を貫き」
大打者の前日譚 文◎赤坂英一
和田一浩&小笠原道大「私が捕手だった頃」
キャッチャーコーチが語る 文◎熊崎敬
フレーミング技術の「価値」と「重み」
第92回日本ダービー 文◎片山良三
鉄壁のラインが魅せた世界への一歩
北中米W杯最終予選を語る 文◎二宮寿朗
森保一「最高の景色を見るために」
引退記念ドキュメント 文◎田井弘幸
丸山城志郎「極限のサムライ」
REGULARS
隔号新連載 世界で勝つための方法論③ 文◎松本宣昭
栗山英樹×トム・ホーバス「信じればチャンスは無限大」
新連載 第3回 文◎鈴木忠平
鼓動 新井貴浩と広島カープの2025年「ハートに火をつけろ」
徹底解説 文◎生島淳
二所ノ関親方「相撲、この技、この力士」第30回 阿炎
隔号連載・熱血修造一直線
松岡修造「ロシア選手の“復活”でフィギュア界はどうなる?」
FACE
フロレス アリエ(陸上)
BEYOND THE GAME
藤島大「コメと日本のスポーツ」
SCORE CARD INTERVIEW
BASEBALL 文◎石田雄太
寺地隆成(千葉ロッテマリーンズ) “まっすぐ”で押す捕手3年目19歳の強気なリード
OLYMPIC ROAD 文◎矢内由美子
角皆友晴(体操) 体操界に現れた3人目の世界王者候補
SUMO 文◎佐藤祥子
草野 2場所連続十両Vで新入幕確実「2桁と三賞を」
SHOGI 文◎大川慎太郎
杉本和陽 遅咲きの棋聖戦挑戦者「劣等感は拭えていません」
海外の現場から
MLB 文◎四竈衛
NBA 文◎宮地陽子
次号予告&編集後記 / Number PREMIER&定期購読案内
CATCH THE NEWS
■媒体情報
雑誌名:『Sports Graphic Number』1121号
発売日:2025年06月05日(木)※首都圏基準
特別定価:800円(税込)
関連URL:https://number.bunshun.jp/
■ 『Sports Graphic Number』について
1980年創刊の日本で唯一のスポーツ総合雑誌。メジャースポーツからマイナースポーツまでスポーツ・アスリートの魅力を「美しく大胆なビジュアル」と「独自の切り口の文章」で伝える。隔週木曜日発売。『Number Web』は1999年より、タイムリーで独自性のあるスポーツコラムを発信している。
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