STとAutotalks、衛星測位システムと車車間・路車間通信を融合
・衛星測位システム(GNSS(1)) と車車間・路車間通信(V2X(2))が融合した「V2X-Enhanced GNSS」により、都市部で困難だった測位情報の安全性・精度・信頼性を向上
・高層ビル群、トンネル、立体駐車場内における車線単位での測位精度が、自動駐車や駐車場の空き状況確認などの新しいアプリケーションの開発に貢献
・高層ビル群、トンネル、立体駐車場内における車線単位での測位精度が、自動駐車や駐車場の空き状況確認などの新しいアプリケーションの開発に貢献
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、車車間・路車間通信用(V2X)チップセットのパイオニアでV2Xの普及を推進するイスラエルのAutotalksは、GNSS技術とV2X技術を融合させた「V2X-Enhanced GNSS」を発表しました。この新しい技術は、認証されたセキュアな車両位置特定により、特に高層ビル群、トンネルおよび立体駐車場内などにおいて、高い精度と信頼性を兼ね備えた測位を可能にし、他車や地上インフラとの絶対・相対位置の高精度な測定が不可欠な自動運転技術の実現に貢献します。
AutotalksとSTが開発したV2X-Enhanced GNSSは、両社が共同開発してきた世界最高クラスのV2Xチップセットをベースにしています。このV2Xチップセットは、車車間・路車間を無線接続し、自動車の安全性向上や運行状況の改善に使用されています。効率的かつ協調的で安全な自動運転技術の実現には、GNSS技術とV2X技術の融合による高精度な測位技術が不可欠です。
Autotalksの最高経営責任者(CEO)であるHagai Zyss氏は、次の様にコメントしています。「Autotalksは、信頼性、精度およびセキュリティ技術が自動運転には等しく必要で、どれも犠牲にすることができないことを十分に認識しています。当社のソリューションは、最初から自動運転向けに設計されています。また、自動運転には測位技術が不可欠であるとの理解から、当社はSTと共に、V2Xの測位精度の最適化に取り組んでおり、お客様にもその価値と潜在性を理解していただけると考えています。」
V2X-Enhanced GNSS技術は、路側器などのV2Xインフラとの組み合わせにより、車線単位の精度で車両の絶対位置を測定できます。この高精度な測位は、高層ビル群やトンネル内でのナビゲーション性能を向上させる他、路上や駐車場での自動駐車、駐車場の空き状況確認といった多様なアプリケーションの開発にも貢献します。
STのオートモーティブ・デジタル事業部インフォテインメント担当ディレクターであるAntonio Radaelliは、次の様にコメントしています。「安全性や利便性をはじめとする自動運転のメリットを実現するため、私たちは、『車両と周辺にある物体の距離』、『それらの物体は動いているのか』、『どの方向へ動いているのか』、『何かの情報(道路工事や事故発生など)を伝えているのか』など、正確な情報の把握に向けて、車両とその周辺の通信に関するセキュリティ、信頼性および精度を確実にする必要があります。Autotalksとの協力に基づき、同社が持つ車両位置特定に関する先端信号処理技術と当社が持つ衛星信号認証に対応した高精度車載用測位技術とロードマップを組み合わせることで、高いセキュリティ、精度および信頼性を特徴とするV2X-Enhanced GNSSへの道を開きます。」
2016年、この技術の実証試験は、アジアにおいて、政府機関の監督の下、実施されています。
技術情報
GNSSによる測位精度は、大気による信号干渉、視野内にある衛星の数と角度、マルチパス、アンテナの配置、その他の要因に大きく影響されますが、車車間・路車間通信技術を組み合わせることにより、絶対精度をこれまで以上に高めることができます。米国政府のデータによると、連邦航空局(FAA)は高品位な標準測位サービス(SPS)レシーバの水平精度として3.5メートル以内を定めています。測位用ICとセキュアなV2Xチップセットを併用することで、GNSSとV2Xという2つの技術が融合し、よりセキュアな車両位置特定が可能になります。
(1)GNSS:Global Navigation Satellite System(全地球航法衛星システム)
(2)V2X:Vehicle-to-Everything通信(V2V:Vehicle-to-Vehicle(車車間)およびV2I:Vehicle-to-Infrastructure(路車間)通信)
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
Autotalksについて
Autotalksは、車載対応したVLSIおよびトータルシステムの提供により、V2V(車車間)およびV2I(路車間)通信を革新します。Autotalks独自の技術は、V2Xシステムのコスト最適化に向けた柔軟性を維持すると同時に、通信の信頼性とセキュリティ、測位精度、車両搭載への柔軟性といったV2Xの課題に対応していきます。詳細については、 http://www.auto-talks.com をご覧ください。
◆Autotalksへのお問い合わせ先
オートトークス日本事務所
中松 彰
Tel: 090-1422-6286
◆STへのお客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
オートモーティブ製品グループ
TEL : 03-5783-8260 FAX : 03-5783-8216
AutotalksとSTが開発したV2X-Enhanced GNSSは、両社が共同開発してきた世界最高クラスのV2Xチップセットをベースにしています。このV2Xチップセットは、車車間・路車間を無線接続し、自動車の安全性向上や運行状況の改善に使用されています。効率的かつ協調的で安全な自動運転技術の実現には、GNSS技術とV2X技術の融合による高精度な測位技術が不可欠です。
Autotalksの最高経営責任者(CEO)であるHagai Zyss氏は、次の様にコメントしています。「Autotalksは、信頼性、精度およびセキュリティ技術が自動運転には等しく必要で、どれも犠牲にすることができないことを十分に認識しています。当社のソリューションは、最初から自動運転向けに設計されています。また、自動運転には測位技術が不可欠であるとの理解から、当社はSTと共に、V2Xの測位精度の最適化に取り組んでおり、お客様にもその価値と潜在性を理解していただけると考えています。」
V2X-Enhanced GNSS技術は、路側器などのV2Xインフラとの組み合わせにより、車線単位の精度で車両の絶対位置を測定できます。この高精度な測位は、高層ビル群やトンネル内でのナビゲーション性能を向上させる他、路上や駐車場での自動駐車、駐車場の空き状況確認といった多様なアプリケーションの開発にも貢献します。
STのオートモーティブ・デジタル事業部インフォテインメント担当ディレクターであるAntonio Radaelliは、次の様にコメントしています。「安全性や利便性をはじめとする自動運転のメリットを実現するため、私たちは、『車両と周辺にある物体の距離』、『それらの物体は動いているのか』、『どの方向へ動いているのか』、『何かの情報(道路工事や事故発生など)を伝えているのか』など、正確な情報の把握に向けて、車両とその周辺の通信に関するセキュリティ、信頼性および精度を確実にする必要があります。Autotalksとの協力に基づき、同社が持つ車両位置特定に関する先端信号処理技術と当社が持つ衛星信号認証に対応した高精度車載用測位技術とロードマップを組み合わせることで、高いセキュリティ、精度および信頼性を特徴とするV2X-Enhanced GNSSへの道を開きます。」
2016年、この技術の実証試験は、アジアにおいて、政府機関の監督の下、実施されています。
技術情報
GNSSによる測位精度は、大気による信号干渉、視野内にある衛星の数と角度、マルチパス、アンテナの配置、その他の要因に大きく影響されますが、車車間・路車間通信技術を組み合わせることにより、絶対精度をこれまで以上に高めることができます。米国政府のデータによると、連邦航空局(FAA)は高品位な標準測位サービス(SPS)レシーバの水平精度として3.5メートル以内を定めています。測位用ICとセキュアなV2Xチップセットを併用することで、GNSSとV2Xという2つの技術が融合し、よりセキュアな車両位置特定が可能になります。
(1)GNSS:Global Navigation Satellite System(全地球航法衛星システム)
(2)V2X:Vehicle-to-Everything通信(V2V:Vehicle-to-Vehicle(車車間)およびV2I:Vehicle-to-Infrastructure(路車間)通信)
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
Autotalksについて
Autotalksは、車載対応したVLSIおよびトータルシステムの提供により、V2V(車車間)およびV2I(路車間)通信を革新します。Autotalks独自の技術は、V2Xシステムのコスト最適化に向けた柔軟性を維持すると同時に、通信の信頼性とセキュリティ、測位精度、車両搭載への柔軟性といったV2Xの課題に対応していきます。詳細については、 http://www.auto-talks.com をご覧ください。
◆Autotalksへのお問い合わせ先
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Tel: 090-1422-6286
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