集英社より初の受賞! 『暗躍の球史 根本陸夫が動いた時代』(高橋安幸・著)が第35回ミズノスポーツライター賞・優秀賞を受賞!
プロ野球の裏側を縦横無尽に駆けめぐり、“球界最後のフィクサー”と呼ばれた根本陸夫の知られざる実像に迫った高橋安幸氏のノンフィクション作品『暗躍の球史 根本陸夫が動いた時代』が、第35回ミズノスポーツライター賞の優秀賞を受賞しました。
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2024年7月に集英社より刊行された本作品は、広島、西武、ダイエー(現ソフトバンク)で監督、球団フロントの要職に就き、とくに西武、ダイエーでは実質的なGM(ゼネラルマネージャー)として選手のスカウトやチーム再建に辣腕をふるった根本陸夫の再評価がテーマ。世間をアッと言わせるドラフト戦略や大型トレード、ルール違反すれすれのグレーゾーンも厭わない手法から、ともすれば魔法の使い手のように思われがちな彼が実際はどのような人物だったのか、そのネガティブな側面も含めて多彩な証言から解き明かしていく、プロ野球のアンダーグラウンド・ノンフィクションです。
【作品の内容】
弱小球団だった西武ライオンズを常勝軍団に変貌させ、福岡ダイエーホークスでは自身の後任監督に“世界の王貞治”を招聘するウルトラCもやってのけた根本陸夫。全国に張り巡らされた情報網と人脈、戦後の闇市でヤクザ者にも一目置かれ、財界の大物オーナーとも渡り合える胆力。“根本マジック”と称された鮮やかな手腕が生んだ伝説的な業績とエピソードは、果たしてどこまで真実なのか。自他ともに認める最側近だった浦田直治、黒田正宏らの新証言、そして栗山英樹、松沼博久、渡辺久信、鹿取義隆、愛甲猛などゆかりの野球人たちの言葉から浮かび上がるオモテとウラ、成功と失敗、栄光と挫折とは……。
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【著者プロフィール】
高橋安幸 (たかはし やすゆき)
1965年生まれ。新潟県出身。ベースボールライター。日本大学芸術学部を卒業後、出版社勤務を経てフリーランスとなり、雑誌「野球小僧」(現「野球太郎」)の創刊に参加。主に昭和から平成にかけてのプロ野球をテーマとして精力的に取材・執筆する。著書に『根本陸夫伝 プロ野球のすべてを知っていた男』(集英社文庫)、『「名コーチ」は教えない プロ野球新時代の指導論』(集英社新書)、『伝説のプロ野球選手に会いに行く』シリーズ(廣済堂文庫)など。
※本リリース内の著者名の「高」は、正しくは「はしごだか」です。
◆書籍情報
【書名】:『暗躍の球史 根本陸夫が動いた時代』
【著者】:高橋安幸
【発売日】:2024年7月5日
【定価】:2,200円(10%税込)
【ページ数】:384ページ
【ISBNコード】978-4-08-790173-3
◆ミズノスポーツライター賞とは
公益財団法人ミズノスポーツ振興財団が1990年度より主催する、スポーツライターの活躍と業績を顕彰する賞。スポーツに関する報道・評論およびノンフィクション等を対象として、優秀な作品とその著者を顕彰するとともに、スポーツ文化の発展とスポーツ界の飛躍を期待し、これからの若手スポーツライターの励みになる事を願い創設された。2024年度で35回目を迎える。
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