本日発売の『オール讀物』7・8月号に、『週刊文春』編集長と直木賞候補作『踊りつかれて』の著者・塩田武士さんによる「禁断の対談」が掲載!「芸能人は公人か?」「不倫・恋愛報道いつまで続ける?」
❝警世の書❞『踊りつかれて』が問いかけるものとはーー
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)が6月20日に発売する『オール讀物』7
・8月号に、直木賞候補作『踊りつかれて』著者の塩田武士さんと『週刊文春』編集長の竹田 聖による対談「『週刊文春』編集長、すべての疑問に答える」が掲載されます。
また、総力特集は「怪奇と警察」です。

■『オール讀物』編集長・石井一成から
「週刊文春」連載を経てこのたび単行本化された塩田武士さんの新著『踊りつかれて』(文藝春秋)は、SNSによる誹謗中傷や情報社会の歪みを鋭く描き出した問題作です。作中では、不倫報道に端を発する誹謗中傷に耐えかね自ら命を絶った芸人や、週刊誌の捏造報道がきっかけで表舞台から姿を消した歌手の人生が描かれ、SNSのみならず広くメディアに関わる人間に対しても、重たい問いを投げかける内容になっています。そこで、塩田さんと、『踊りつかれて』を連載した「週刊文春」編集長との対談を企画しました。「芸能人を公人と見なしていいのか」「不倫記事をいつまで続けるのか」といった塩田さんの率直な問いに、ひとつひとつ週刊文春編集長が答えていく内容になっています。塩田さんの真摯な問題意識を、そしてふだん聞く機会のない週刊誌の「作り手側」の肉声を、ぜひ、多くの方にお届けできたらうれしいです。
『オール讀物』7・8月号の紹介
〈総力特集 怪奇と警察〉
◎真夏の怪奇譚
宮部みゆき「丁稚小僧と鬼と蝦蟇(がま)」 三島屋変調百物語 150枚一挙掲載
夢枕獏「カタリ爺」〈前編〉 陰陽師
◎灼熱の警察小説
誉田哲也「アイズ いつか永遠という名の瞳」 警視庁公安部
芦沢央「コールバック」〈前編〉 退職刑事・平良正太郎
長岡弘樹「舌先の向こう側」 交番相談員・百目鬼巴
方丈貴恵「メゾン・イニシェの怪」 オカルト警視vs.科学捜査官の新シリーズ!
赤川次郎「母を訪ねて30メートル」 幽霊シリーズ
大山誠一郎「春は紺色」 赤い博物館
荒木あかね「プライドの隙間」 浦上署強行犯係
堂場瞬一「死と金」 セレブ・ケース
真山仁「オペラティオ」 公安調査官
◎道尾秀介インタビュー 「体験型ミステリ」は進化する
〈連続企画 何度でも本屋さんへ行こう!〉
◎書店短編競作
瀬尾まいこ「続きは書店で」
坂木司「手に取って見てみろよ」〈前編〉
◎高校生が図書カード2万円で本を買う‼ 第1弾
茨城キリスト教学園中学校高等学校/筑紫女学園高等学校/立命館慶祥高等学校
〈第12回高校生直木賞 決定発表〉
【受賞者】月村了衛『虚の伽藍』 グラビア&ルポ(伊藤氏貴)
【特別寄稿】三宅香帆「違和感を言葉にする」
【全候補者エッセイ】高校時代、こんな本を読んできた
麻布競馬場/一穂ミチ/伊与原新/荻堂顕/月村了衛
〈第32回松本清張賞 決定発表〉
【受賞作】住田祐(すみだ・さち)「白鷺立つ」
【選評】阿部智里 小川哲 森絵都 森見登美彦 米澤穂信
【受賞記念エッセイ】エンターテインメントって?
◎清張賞出身作家のサバイバル対談
森絵都×城戸川りょう(『高宮麻綾の引継書』著者)「苦しみ汁を出せ!」
森バジル(第30回受賞)×井上先斗(第31回受賞)「僕らが次作を書けた理由」
◎特別企画 社会派小説『踊りつかれて』が問いかけるもの
「芸能人は公人か?」「不倫・恋愛報道いつまで続ける?」
「週刊文春」編集長、すべての疑問に答える
塩田武士(『踊りつかれて』著者)×竹田 聖(週刊文春編集長)
〈THE ALFEEデビュー51周年〉
髙見澤俊彦「神様について語ろう」最終回 講師・岸川雅範[神田明神禰宜]
連載再開 歴史SF&AI長編「イモータル・ブレイン」
〈第173回 直木賞候補作発表〉
◎全候補者紹介&インタビュー
逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』/青柳碧人『乱歩と千畝』/芦沢央『嘘と隣人』/塩田武士『踊りつかれて』/夏木志朋『Nの逸脱』/柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』
〈衝撃の現代小説読切〉
原田ひ香「毎日、揚げもの」 #台所のあるところ
宮下奈都「アスファルトの花」
姫野カオルコ「セーマル・コエン」
〈時代小説人気シリーズ〉
坂井希久子「天地をつなぐ」 江戸彩り見立て帖
あさのあつこ「八州の風手控え帳」
〈人気コラム&エッセイ〉
◎新連載 酒井順子「女子校文学」 第1回 女子校しかなかった
東海林さだお「ワンタンを見逃がす」 男の分別学
伊藤理佐「着物警察」 妙齢おねいさん道
服藤恵三 科学捜査官の目 続・画像解析
中野京子 カラヴァッジョと惨劇のローマ ⑨娼婦たち/⑩殺人
春日太一の徹夜映画オールナイト1本! 『候補者ビル・マッケイ』
丸山ゴンザレス 無法者(アウトロー)たちの晩餐 世界一クールな独裁者のいる国へ(後編)
光浦靖子 ようやくカナダに行きまして
山川静夫 ちょっといい話
佐藤康光 緻密流将棋日記
高橋陸郎 俳句の部屋
東直子 短歌の部屋
ブックトーク 島本理生『一撃のお姫さま』
〈おしまいのページで〉
最終回 佐伯泰英「ラスト・バッターの務め」
■書誌情報
書 名:『オール讀物』 7・8月号
定 価:1,500円(税込)
発売日:2025年6月20日(金)
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