人が空を飛ぶ「ウェアラブル飛行装置」のパイロット着用ギアを開発

創業120周年を迎えるミズノがさらなる研究開発を広げる

ミズノ株式会社

パイロット着用ウエアのイメージ図

ミズノは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)(以下、JAXA)のスタートアップ企業であるemblem株式会社が開発する、人が着用して飛行可能な装置「ウェアラブル飛行装置」のパイロット着用ギアを開発しました。

「ウェアラブル飛行装置」とは、エンジンを背負うことによって、空を自由に飛べる装置です。「ウェアラブル飛行装置」は、飛ぶこと自体を目的にするのではなく、飛行した先で何ができるかを重視しています。そのため、手を使わずに飛行できることを目指しています。例えば、車やヘリコプターではアクセスが難しい場所での人命救助や、飛行しながらさまざまな作業を想定しています。

「ウェアラブル飛行装置」の開発は現在、両手が作業できる状態での飛行に成功しており、2030年にプロトタイプの販売や実用化を目指しています。

ミズノはパイロット着用ギアの「あぶみ※1」と「ウエア」の開発を担当しました。「あぶみ」は飛行時の体への負担軽減を目的に、ミズノとJAXAが共同開発しました※2。ウエアは、パイロットへのヒアリングから要望を抽出し、スポーツウエアのノウハウを活用することで動きやすさを追求しました。

飛行中に安定した姿勢を維持するために、どのような体の姿勢が安定するかについて、スポーツ用具の開発で培ってきた研究理論をもとに算出し、ミズノ独自の姿勢制御理論を構築しました。この理論が飛行中の姿勢を安定させるアルゴリズムに採用されています。

※1 あぶみとは、装着者が足を踏みかけるもの。

※2 特許出願中

ミズノが担当するパイロット着用ギアの特長について

■飛行中の体への負担軽減を追求したパイロット着用ギアの「あぶみ」について

飛行時には、体とエンジンを接続するためのハーネスが必要です。従来の上半身のみを支えるハーネスでは、飛行中で圧力が鼠径(そけい)部に集中し、大きな負担がかかるという課題があり、長時間の飛行が困難な状態でした。

この課題を改善するため、パイロット着用「あぶみ」をミズノとJAXAが共同開発しました。

開発した「あぶみ」を使用することで、飛行中において、シットハーネス※3から体にかかる圧力が分散・軽減されることを確認しました。これにより、飛行時の体にかかる負担軽減を追求しました。

※3 シットハーネスは、腰ベルトと両足の太ももにベルトを装着する器具で、クライミングなどで使用されることが多い。

■動きやすさを追求したウエア設計を採用

飛行時の作業性に配慮し、ジャケットには、動きやすさを追求したミズノ独自のウエア設計『ダイナモーションフィット』を採用しています。人間工学に基づいた動作解析によるウエア設計で、袖下部は手を使った作業時の動きやすさを追求しています。

ウエアは、エンジンの熱から身を守るため耐熱性、耐炎性に優れた素材を採用しています。

「ウェアラブル飛行装置」でかなえる未来図(提供:emblem株式会社)
「ウェアラブル飛行装置」でかなえる未来図(提供:emblem株式会社)

MIZUNO MIRAI VISION(ミズノミライビジョン)」の刷新について

今回の「ウェアラブル飛行装置」の開発は、ミズノがスポーツ領域で培ってきた技術やノウハウを活用し、新たな社会課題解決に挑戦する取り組みの一つです。この考えをより明確に示すため、研究開発ビジョン「MIZUNO MIRAI VISION」を刷新しました。

イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」の稼働開始から約4年がたちました。当初掲げたコンセプトである「『はかる』『つくる』『ためす』の高速回転」と「オープンで化学反応」を実践しながら、研究開発のスピードアップを目指して日々取り組んでいます。その中で見えてきた新たな気づき、そして創業120周年という節目を迎えた今、さらなる成長を見据え「MIZUNO MIRAI VISION」を改めて見つめ直し、このたび刷新することになりました。

「MIZUNO MIRAI VISION」は私たちの強みと価値、つくりたい未来を表したものであり、製品やサービスを生み出すための指針となるものです。

今回の刷新では、「ヒトを理解することで競技パフォーマンスを高める」というミズノの強みを改めて明確にしました。ミズノは、総合スポーツ用品メーカーとして、競技パフォーマンスの研究開発を通じて技術やノウハウ、ブランド価値を培ってきました。これらを起点に、スポーツ以外の領域や海外市場へと新たな価値を広げていきます。これからも、ミズノだからこそ実現できる未来に挑戦し続けます。

創業120周年記念展示「MIZUNO MIRAI VISION:NEXT PERFORMANCE」

ミズノ創業120周年を記念し、ミズノスポーツフェスティバルをミズノ大阪本社・イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」で開催します。

ミズノ大阪本社1階で、シューズとゴルフクラブの開発チームが構想した未来のコンセプトモデルを展示します。シューズは「世界最速を目指すマラソンシューズ」、ゴルフクラブは「勝利を設計するクラブ」をテーマとした展示です。合わせて、「ウェアラブル飛行装置」やCFRP板バネフットギアコンセプトモデル「MOBILARIA β」も展示します。

■ミズノスポーツフェスティバル概要

日時:2026年10月24日(土)・25日(日) 10時00分~16時00分

場所:ミズノ大阪本社1階・イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」

住所:〒559-8510 大阪府大阪市住之江区南港北1-12-35

アクセス:Osaka Metro 中央線「コスモスクエア駅」より徒歩約10分

     Osaka Metroニュートラム「トレードセンター前駅」より徒歩約8分

入場料:無料

参加方法:一部事前申込制(先着順)のプログラムがあります。

 

▼120周年記念サイト ミズノスポーツフェスティバルについて

URL:https://jpn.mizuno.com/dicontents/120th_anniversary/event

▼2025年10月29日リリース:CFRP板バネフットギアコンセプトモデル「MOBILARIA β」を発表

URL:https://corp.mizuno.com/jp/news-release/2025/20251029

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会社概要

ミズノ株式会社

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URL
https://corp.mizuno.com
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市住之江区南港北1-12-35 ミズノ株式会社 大阪本社
電話番号
06-6614-8000
代表者名
水野明人
上場
東証プライム
資本金
261億3700万円
設立
1906年04月