IT人材の売り手市場は継続、約2割の企業は今年度の採用目標達成に苦戦か

「レバテックIT人材白書2025」を公開

レバレジーズ株式会社

「日本を、IT先進国に。」をビジョンに掲げるレバテック株式会社 ( https://levtech.jp/ ) は、IT人材を採用する企業担当者1000名とIT人材3000名に調査を実施し、「レバテックIT人材白書2025」を作成しました。本リリースでは一部を抜粋し、お知らせいたします。

▼白書全文はこちらよりご覧いただけます。

https://levtech.jp/files/doc/levtech_research_2025.pdf

調査サマリー

  1. IT人材採用市場は引き続き活況、約4割の企業が採用人数を「増加した」と回答

  2. "攻めの採用"へシフト、採用活動における生成AI導入の動きも

  3. IT人材の約4割が「転職活動中」または「検討中」と回答

  4. 約6割の転職経験者が年収アップを実現、4人に1人は100万円以上の増額も

1.IT人材採用市場は引き続き活況、約4割の企業が採用人数を「増加した」と回答

 今年度の採用人数について、約4割の企業が昨年度と比較して「増加した」と回答しました。昨年度の調査*1でも同様の結果となっており、採用人数の増加が続いています。

2024年度のエンジニア採用目標については、「目標達成済み」「目標達成進捗である」と回答した企業は全体の45.0%でした。一方で、約2割の企業は「目標達成が難しい可能性がある」「目標には大きく届かない見込み」と回答しており、採用に苦戦している企業も少なくないようです。

*1 2024年1月発表「レバテック IT人材白書 2024」

https://leverages.jp/news/2024/0125/3943/

2."攻めの採用"へシフト、採用活動における生成AI導入の動きも

 今年度、新たに採用チャネルを増やした企業は35.7%でした。中でも顕著なのは「スカウト型の求人媒体(47.6%)」の増加です。従来の求人掲載に加え、企業側から積極的にアプローチする"攻めの採用"に力を入れる企業が増加しているといえるでしょう。

さらに、採用活動における生成AIの活用も注目されています。既に導入済みの企業は約2割、今後導入を検討している企業は3割以上にのぼります。主な活用目的は、「求人票の作成(46.1%)」「採用計画の立案(41.3%)」「スカウト文の作成(40.3%)」となっており、採用プロセス全体の効率化への期待が高まっていることがうかがえます。 

3.IT人材の約4割が「転職活動中」または「検討中」と回答

 現在の転職意欲について尋ねたところ、「転職活動を始めている」と回答した人は7.9%、「検討している」と回答した人は30.7%でした。転職活動中と検討中の人を合わせると、約4割のエンジニアが転職を視野に入れていることが分かります。

さらに、転職活動中または検討中の人に転職想定時期を質問した結果、「特に決めていない(35.8%)」が最も多く、ついで「6ヶ月以内(15.7% )」「1年以内(15.7% )」という結果になりました。

4.約6割の転職経験者が年収アップを実現、4人に1人は100万円以上の増額も

 転職後の年収変化については、約6割の転職経験者が直近の転職で年収が「増えた」と回答しました。

年収の増加幅は「10万以上30万未満(22.5%)」が最も多い一方、100万円以上上がったと回答する人も24.2%存在し、転職によって大幅な年収アップを実現しているケースも見受けられます。

<代表執行役社長 髙橋からのコメント>

 2030年に最大で約79万人不足する*2と予測されるIT人材ですが、少子高齢化による労働力人口の減少は年々深刻化しています。さらに近年、技術革新の加速や生成AIの普及が進む中で、単なる人手不足にとどまらず、専門的な知識やマネジメントスキルを持つ人材の不足といった新たな課題も浮き彫りになっています。

今回の調査では、IT人材の転職市場が引き続き活発であることが明らかになりました。多くの企業がエンジニア採用を増やす一方で、約4割のIT人材が転職を検討中または活動中と回答しており、雇用の流動性の高さがうかがえます。

IT人材不足の解消には、採用活動の強化に加え、長期的な視点での人材育成や組織力の強化がますます重要になっています。このような状況下で、企業には積極的な採用活動に加えて、離職防止策の強化や開発組織の生産性向上、未経験者や既存社員に対するリスキリング支援など、包括的な取り組みが求められるでしょう。

*2 経済産業省 ーIT人材需給に関する調査ー調査報告書, 2019

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

<調査概要>

  • 調査年月:2024年11月22日~2024年11月29日

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査主体:レバテック株式会社

  • 実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社

企業側調査

<有効回答数>1000s

<調査対象>IT人材を採用する企業担当者

人材側調査

<有効回答数>3000s

<調査対象>20歳~59歳 IT人材

レバテック株式会社

レバテック株式会社では、「日本を、IT先進国に。」をビジョンに掲げ、「IT人材と企業を増やし、伸ばし、繋げる」ためのプラットフォームの構築を目指しています。現在は業界最大手のITフリーランス専門エージェント「レバテックフリーランス」ほか、IT人材と企業を支援するための様々なサービスを提供。累計登録者は50万人を超えます。

▽「レバテックフリーランス」フリーランスエンジニア専門エージェント

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▽「レバテッククリエイター」フリーランスクリエイター専門エージェント

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▽「レバテックダイレクト」ITエンジニア・クリエイター専門求人サイト

https://levtech-direct.jp/

▽「レバテックキャリア」エンジニア/クリエイター専門の転職支援

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▽「レバテックルーキー」エンジニアに特化した新卒向け就職支援エージェント

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▽「レバテックカレッジ」大学生・大学院生対象エンジニア就活特化のプログラミングスクール

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Leverages Grouphttps://leverages.jp/ )

本社所在地 : 東京都渋谷区渋谷二丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア24F/25F

代表取締役: 岩槻 知秀

資本金  : 5,000万円

設立   : 2005年4月

事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、システムコンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、DX事業、メディカル関連事業、教育関連事業

社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&A・不動産の領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年の創業以来、黒字経営を継続し、2023年度は年商1149億を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。

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設立
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