横浜みなとみらいホール（長期休館中）2021年度公演ラインナップを発表！

#MMhall is keep going 　横浜みなとみらいホールは音楽を奏で続けます

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

2021年3月8日 16時00分

横浜みなとみらいホールは、現在大規模改修工事のため長期休館中ですが、「♯MMhall will Keep Going　横浜みなとみらいホールは音楽を奏で続けます」を合言葉に活動を続けます。
WEBによる配信事業を展開するほか、市内各施設を会場に様々なコンサートやイベントを開催し2022年秋にリニューアルオープンする横浜みなとみらいホールへの期待を高めます。ぜひこの機会にご取材いただけましたら幸甚です。
https://mmh.yafjp.org/mmh/topics/2021/03/2021-1.php

横浜みなとみらいホール休館中の活動のポイント

【１】「横浜WEBステージ」継続開催

2020年12月開催「無人オーケストラコンサート」の様子

　最新技術を駆使した動画の配信により、新たな芸術表現や鑑賞方法を提案するバーチャル版芸術フェスティバル事業「横浜WEBステージ」。コロナ禍で苦境に立たされた横浜にゆかりのあるアーティストを支援する目的で昨年9月に開幕し、今年2月27日で終了の予定でしたが、再生回数270万回超の大好評につき継続が決定しました。関連企画である「無人オーケストラ」（オーケストラの演奏をメンバーそれぞれにマイクを設置して収録し、それを人数と同数のスピーカーから再生するもの）の開催といった、先進的なイベントも試みます。

【２】横浜みなとみらいホールの定番公演を市内の歴史あるホールで開催

神奈川県立音楽堂

　休館期間中は横浜市内の各施設に会場を移して皆様に親しまれている定番の公演を開催します。「こどもの日コンサート」は「神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール」で、そして今回で第39回（昨年からの延期開催）となる「横浜市招待国際ピアノ演奏会」は、1982年の第1回から1997年の第16回までこの演奏会の会場だった「神奈川県立音楽堂」に"里帰り"して開催します。歴史ある建築と定評の神奈川県立音楽堂ある「木のホール」の響きをご堪能ください。

【３】横浜みなとみらいホールの「らしさ」満載の公演を18区へお届け

　市内全域の各区民文化センターや公会堂を会場に、山根一仁（ヴァイオリン／2011年横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞）、實川風（ピアノ／第37回横浜市招待国際ピアノ演奏会出演等）など、横浜で研鑽を積んだ実力派演奏家による厳選プログラムの演奏会を開催。横浜みなとみらいホールの「らしさ」をつめこんだプロデュース公演を、市内各地にお届けします。

2021年度開催コンサートラインナップ

●こどもの日コンサート 2021

[日程] 2021年5月5日(水祝)
[会場] 神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール
ホール開館以来続く恒例の「こどもの日コンサート」。今年は初の試みとして「中学生プロデューサー」を起用。スタッフと中学生が協同で創る新しいコンサートです。出演は岩村力(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、岩崎里衣(司会)ほか。

過去の公演より　©藤本史昭

●第39回横浜市招待国際ピアノ演奏会
[日程] 2021年11月6日(土)
[会場] 神奈川県立音楽堂
昨年チケットが完売となりながらも新型コロナウイルス感染症の影響で開催が叶わなかった同公演の振替公演。ブゾーニ第2位の桑原志織、ショパン第3位のケイト・リウ、ルービンシュタイン第2位のダニエル・チョバヌ、浜松の覇者ジャン・チャクムルと名だたる国際ピアノコンクールで注目を集めた、今をときめく若手ピアニストたちの競演です。

左から桑原志織、ケイト・リウ、ダニエル・チョバヌ、ジャン・チャクムル

●横浜18区コンサート
[日程] 2021年9月～2022年度
[会場] 横浜市内文化施設
過去の横浜市招待国際ピアノ演奏会出演者の萩原麻未・實川風・福間洸太朗（ピアノ）や横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞者の山根一仁・大関万結（ヴァイオリン）など、横浜から世界へ羽ばたいた俊英たちが横浜市全18区の文化施設で渾身のプログラムを披露します。

●パイプオルガンと横浜の街 2021
[日程] 2021年10月～
[会場] 横浜市内のホールや教会など
2019年からスタートしたフェスティバルを今年も開催。市内の様々なパイプオルガンを、横浜の街や多彩なオルガン音楽と合わせてご紹介します。

●Just Composed 2022 Spring in Yokohama―現代作曲家シリーズ―
　オンド・マルトノ～魂の詩～
[日程] 2022年2月26日(土)
[会場] 神奈川県民ホール小ホール
新作委嘱と過去委嘱作品の再演を柱にした同時代音楽シリーズ。今年は国内外で活躍が目覚ましい山本哲也に新作を委嘱。未だ知られざるオンド・マルトノの魅力や可能性に名手・大矢素子とともに迫ります。共演は松本望(ピアノ)と安達真理(ヴィオラ)。