吉岡里帆、太田緑ロランス出演で話題のEテレ「理想的本箱 君だけのブックガイド」が出版化! 7月22日発売決定、好評予約受付中です
6月26日からシリーズ第3弾もスタート!
悩み多き季節を生きる若者たちに贈る、本との幸福な出会い
舞台は静かな森のなかにあるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。漠然とした不安や悩みを抱えるティーンのために、ブックディレクター・幅允孝が、テーマにそって、小説やノンフィクション、詩集や翻訳書、コミックや絵本など、さまざまなジャンルから選書を行い、それぞれの作品の魅力を語る。ライブラリーを主宰するのは吉岡里帆(俳優)、司書を務めるのは太田緑ロランス(俳優)。3人の鼎談もお楽しみに!
本誌で取り上げる8つのテーマは、制作チームが図書館に設置した二次元バーコードやツイッターを使って集めた生の声を反映したものとなっている。本とのすてきな出会いによって、モヤモヤした気持ちが軽くなったり、これまでとは違ったものの見方ができるようになったり、好奇心が刺激されたりすること間違いなし。
出版化にあたり、番組で取り上げた24冊に加え、「選書Others」として新たに32冊をセレクト。星の数ほどある本のなかから選ばれた56冊とは──。著者のユニークでエッジの効いた選書と、愛情に満ちた作品解説が味わえる珠玉のブックガイド。悩み多き季節を生きる若者はもちろん、読書の幅を広げたいと思っている大人の方にもおすすめの一冊です。ぜひお手に取ってください。
内容
第1章 将来が見えない時に読む本
「自分の感受性くらい」茨木のり子/『十皿の料理 コート・ドール』斉須政雄/『女の一生』伊藤比呂美/『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.D.サリンジャー/『森の生活 ウォールデン』H.D.ソロー/『きみの鳥はうたえる』佐藤泰志/『14歳の君へ どう考えどう生きるか』池田晶子
第2章 母親が嫌いになった時に読む本
『ははがうまれる』宮地尚子/『愛すべき娘たち』よしながふみ/『母ふたりで“かぞく”はじめました。』小野 春/『シズコさん』 佐野洋子/『イグアナの娘』萩尾望都/『放蕩記』村山由佳/『れもん、うむもん!―そして、ママになる―』はるな檸檬
第3章 父親が嫌いになった時に読む本
『そして父にならない』カトーコーキ/『生きるとか死ぬとか父親とか』ジェーン・スー/『百』色川武大/『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン・フォア/『父の暦』谷口ジロー/『祈り』山尾三省/『なずな』堀江敏幸
第4章 もう死にたいと思った時に読む本
『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香/『人間滅亡的人生案内』深沢七郎/『悲しみの秘義』若松英輔/『病牀六尺』正岡子規/『いじめのある世界に生きる君たちへ―いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉』中井久夫/『車谷長吉の人生相談 人生の救い』車谷長吉/『おなみだぽいぽい』後藤美月
第5章 ひどい失恋をした時に読む本
『お目出たき人』武者小路実篤/『くまちゃん』角田光代/『掌の小説』川端康成/『こうしてお前は彼女にフラれる』ジュノ・ディアス/『生き抜くための恋愛相談』桃山商事/『内緒にしといて』長井 短/「永遠への長い道」カート・ヴォネガット
第6章 もっとお金が欲しいと思った時に読む本
『買物絵本』五味太郎/『贅沢貧乏』森 茉莉/『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』ヤニス・バルファキス/『ゼロからトースターを作ってみた結果』トーマス・トウェイツ/『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー/「杜子春」芥川龍之介/『くらしのアナキズム』松村圭一郎
第7章 同性を好きになった時に読む本
『カミングアウト・レターズ 子どもと親、生徒と教師の往復書簡』RYOJI 砂川秀樹/『弟の夫』田亀源五郎/『わたしはオオカミ 仲間と手をつなぎ、やりたいことをやり、なりたい自分になる』アビー・ワンバック/『仮面の告白』三島由紀夫/『風と木の詩』竹宮惠子/『ナチュラル・ウーマン』松浦理英子/『ONE LIFE ミーガン・ラピノー自伝』ミーガン・ラピノー
第8章 人にやさしくなりたい時に読む本
『手の倫理』伊藤亜紗選書/『サード・キッチン』白尾 悠/『えーえんとくちから』笹井宏之/『地球にちりばめられて』多和田葉子/『夕べの雲』庄野潤三/『ふるさとって呼んでもいいですか―6歳で「移民」になった私の物語』ナディ/『ぼくのしましまテッド』テリーサ・ヒーピー(文)ケイティ・クレミンソン(絵)
番組シリーズ第3弾情報
NHK「理想的本箱 君だけのブックガイド」のシリーズ第3弾、新作決定! 2023年6月26日(月)から6週連続でEテレにて放送予定。本放送は月曜日午後10:50~、再放送は翌週月曜日の午後2:30~。6月26日は「友達と絶交した時に読む本」、7月3日は「戦争が迫ってきた時に読む本」、7月10日は「自分の見た目が気になる時に読む本」、7月17日は「初めてお葬式に行った時に読む本」、7月24日は「情報の海に溺れそうな時に読む本」、7月31日は「宗教に悩んだ時に読む本」。※放送日程や内容は変更の可能性があります。
本放送(月)午後10:50ー11:19 再放送 翌週(月)午後2:30ー2:59 Eテレです。
詳しくはこちら▶https://www.nhk.jp/p/ts/578Q5K3X59/
著者情報
幅 允孝(ハバ・ヨシタカ)
1976年、愛知県生まれ。ブックディレクター。有限会社BACH(バッハ)代表。本との出会いを人々に提供するべく、学校や図書館、病院や企業などでライブラリーの制作を行う。安藤忠雄氏が設計を手がけた図書文化施設「こども本の森 中之島」にはクリエイティブ・ディレクターとしてかかわり、「村上春樹ライブラリー」として親しまれる「早稲田大学 国際文学館」では選書・配架を担当。著書に『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』(晶文社)、近刊に『差し出し方の教室』(弘文堂)などがある。
NHK「理想的本箱」制作チーム
商品情報
書名:NHK理想的本箱 君だけのブックガイド
著者:幅 允孝/NHK「理想的本箱」制作チーム
出版社:NHK出版
発売日:2023年7月22日
定価:1,320円(税込)
仕様: A5判並製・128ページ
ISBN:978-4-14-407301-4
URL→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073012023.html※7月22日公開
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4144073017/
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/17525114/
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