「2017年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」を発表
採用充足率は87.7%、前年入社実績数には到達するも目標には届かず。インターンシップ実施企業が過去最多の51.7%。 “「1日」プログラム”の実施が最多の約6割
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、国内企業を対象に2017年卒採用の内定状況と2018年卒の見通しなどをまとめた「2017年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」の結果を発表しました(2,572社回答)。概要は以下の通りです。
【TOPICS】
- 企業の内定者数は、前年入社実績数にほぼ到達するも目標には届かず。採用充足率は87.7%
- 採用活動の印象は約9割が「厳しかった」。最も苦戦したのは「母集団の確保」
- 次年度も採用活動は「厳しくなる」予想の中、「インターンシップ」に重点を置く企業が41.5%
- インターンシップ実施企業が過去最多の51.7%。「1日」プログラムの実施が最多の約6割
- 2018年卒の採用スケジュールは、「さらに早く・集中」する見込み
【調査結果の概要】
- 企業の内定者数は、前年入社実績数にほぼ到達するも目標には届かず
内定者数については、全体で前年実績比13.9%増の採用数を目指したが、調査時点では、前年入社実績並み(前年実績比0.2%増)だった。採用充足率は87.7%(前年比1.4pt増)で、前年並みの採用数は確保したものの、採用増の目標を達成するのは難しい状況だ。
業界別では、マスコミは13.5%の採用増を目指し、すでに10.3%増を達成している。採用増の目標設定が高かった「小売(前年実績比21.9%増を目指して現状0.8%増)」「サービス・インフラ(前年実績比20.8%増を目指して現状0.6%減)」「ソフトウエア・通信(前年実績比19.8%増を目指して現状0.9%減)」は、それぞれ前年実績数に届くか否かという状況だ。
- 採用活動の印象は約9割が「厳しかった」。最も苦戦したのは「母集団の確保」
厳しかった理由については、「母集団の確保」が65.6%(前年比2.6pt増)で最も高く、「セミナー動員」(39.1%、前年比3.3pt増)、「辞退の増加」(37.3%、前年比11.0pt減)が続いた。なお、「採用活動スケジュール変更への対応」は18.5%(前年比38.2pt減)となり、今回のスケジュール変更に対する、企業側の否定的な反応は少ない傾向にあることが見て取れる。
- 次年度も採用活動が「厳しくなる」予想の中、「インターンシップ」に重点を置く企業が41.5%
- インターンシップ実施企業は過去最多の51.7%に。「1日」プログラムの実施が最多の約6割
インターンシップのプログラム1回あたりの実施期間は「1日」が最多となり(58.0%)、比較的長期となる「1週間程度」は27.1%、「2週間程度」は14.4%の企業が実施している。「1日」のインターンシップを導入する割合を業界別に見ると、上位が「小売(74.2%)」「商社(70.0%)」「ソフトウエア・通信(62.0%)」となった。
- 2018年卒の採用スケジュールは、「さらに早く・集中」する見込み
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「2017年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」概要
○調査期間:2016年10月3日(月)~ 11月2日(水)
○調査対象:国内企業8,000社
○回答数 :2,572社
(回答内訳:上場企業488社、非上場企業2,084社 / 製造業870社、非製造業1,702社)
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※調査結果の詳細は採用サポネット(https://saponet.mynavi.jp)で公開しています
本件に関するお問い合わせ先
株式会社マイナビ
社長室 HRリサーチ部
Tel:03-6267-4571 Fax:03-6267-4145
Email:hrrc@mynavi.jp
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