【日常に「読書」の「栞」を】オールジャンルの雑誌「スピン/spin」第9号(9月28日発売予定)の表紙と目次を公開。
表紙はピノキオピーさんの「ことば」と共にお届け。青島もうじきさんの短篇&岡野大嗣さんの「短歌」にもご注目を。最果タヒさんの連載にヒグチユウコさんが登場! 鈴木涼美さんの小説が連載完結です。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役小野寺優)は、2024年9月28日(土)に発売予定のオールジャンルの雑誌「スピン/spin」第9号の「表紙」と「目次」を公開します。
ジャンルを超えてお届けする「スピン/spin」第9号!
東京都新宿区神楽坂より、オールジャンルの雑誌「スピン」第9号をお届けします。ポール・コックスさんの絵と共に「表紙」を飾るのは、今年デビュー15周年を迎える音楽クリエイターのピノキオピーさんの「ことば」です。
「表紙」と「目次」の紙は、紙の専門商社・株式会社竹尾とコラボレーションし、現在庫限りとなった紙や、新しい紙など、毎号違う「紙」を使用してお届けしております。
◉表紙の紙=「クロコ グロス」*現在庫限り
https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=432
◉目次の紙=「スプレンダーラックスVS-FS」(グレー)*新製品
https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=791
表紙は名前の通り、クロコダイルの皮革をイメージしたエンボスペーパー「クロコGA」から派生した、グロス感を持つ厚物のファインペーパー。目次は強い光沢感が特徴の新製品。グレーに輝く紙に刷られた白のオペークインキの文字にもご期待を。今号も実物でなければ伝わらない「紙」の魅力溢れる資材でお届けします。ぜひ手に取って、視覚・触覚でお楽しみください(本誌掲載「紙の話」「紙のなまえ」もあわせてご覧ください)。
ジャンルを超えた豪華小説連載陣(一穂ミチさん、大森美香さん、尾崎世界観さん、恩田陸さん、鈴木涼美さん、堂場瞬一さん、中村文則さん、藤沢周さん)でお届けする第9号、ついに鈴木涼美さんの大好評連載「典雅な調べに色は娘」が完結です。現在、単行本刊行に向けて改稿中。お楽しみに!
巻頭は青島もうじきさんの短篇「うたうきかい」。版面の中で文字が奏でる至極の物語をご堪能ください。
歌人・岡野大嗣さんが「スピン」初登場。安福望さんが描くイラストと共に、岡野さんの短歌18首が誌面で躍ります。
好評連載「警察小説アンソロジー」第2回は天祢涼さんの短篇「県警の番人」後篇です。ぜひ8号掲載の前篇から一気読みを!
先日、萩原朔太郎賞を受賞した最果タヒさんがキャラクターに捧げる「詩」の連載「キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる」第6回は「トーマの心臓詩集」、さらに最果さんがさまざまな方々を「宝塚」へお誘いする往復書簡連載「ときには恋への招待状」、第7回のゲストに画家のヒグチユウコさんが登場。ヒグチさんが描く圧巻の「絵」とともにお楽しみください。
もちろん多様な書き手によるエッセイにもご注目を。
「⾔葉」の魅⼒も怖さも――表紙の「ことば」をいただいたピノキオピーさんの「歌詞の話」も連載完結。10 ⽉刊⾏予定の歌詞集『ピノキオピー歌詞集 君が⽣きてなくてよかった』、画集『ピノキオピー VISUAL COLLECTION 2024-2009 PINOCCHIO』、2冊をあわせたボックスセット『ピノキオピー歌詞集&画集 ANNIVERSARY BOX』にご期待ください!
エッセイは岸田國士戯曲賞を受賞した池田亮さんが登場。「本の話」は装丁家・書体デザイナーの山田和寛さんにご寄稿いただきました。
さらに斉藤壮馬さんの異色の連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真さんの連載「詩歌の話」に加えて、好評連載書評「絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本」では井辻朱美さん(白百合女子大学教授・ファンタジー文学)、齋藤明里さん(女優)が「絶版本」への熱い思いを語ります。
株式会社竹尾とのコラボ企画「紙の話」は、すずきたけしさん(ライター)が千代田区神田錦町にある竹尾の「見本帖本店」を訪れ、身体の奥に眠る自らの「紙」の記憶を手繰ります。
残暑厳しい中、朝晩に少しだけ、秋を感じる季節になりました。
ぜひ本を手に、秋の夜長をお楽しみください。
[短篇]
・青島もうじき うたうきかい
[短歌+イラスト]
・岡野大嗣=短歌/安福望=イラスト 窓 窓 窓 窓
[エッセイ]
・池田亮 嫌いな地元
[連載小説]
・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第9回)
・大森美香 花と葉(第8回)
・尾崎世界観 すべる愛(第8回)
・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第9回)
・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(最終回)
・堂場瞬一 連作 罪と罪(第9回)
・中村文則 彼の左手は蛇(第5回)
・藤沢周 利休残照(第9回)
[警察小説アンソロジー](第2回)
・天祢涼 県警の番人(後篇)
[歌詞の話](最終回)
・ピノキオピー 歌詞「アンテナ」/エッセイ「普通」のアンテナ
[連載詩]第6回
・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――トーマの心臓詩集
[連載往復書簡] 第7回
・最果タヒ ときには恋への招待状
――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=ヒグチユウコ
[紙の話] 第9回
・すずきたけし 紙の記憶
[詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第9回
・渡辺祐真 自由と制限のあわい〜掛詞と本歌取〜
[本の話]
・山田和寛 私はあなたと
[連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本]
・井辻朱美 山中峯太郎でなければホームズではない
・齋藤明里 真っ青な、あの本
[連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第9回
・斉藤壮馬 「Reflection」
[紙のなまえ]
「スピン/spin」第9号 書誌情報
■誌名/号数 :スピン/spin 第9号
■雑誌コード :07822-10(文藝 2024年秋季号増刊)
■定価 :330円(税込)
■仕様 :A5判/並製・平綴じ/176P
■発売日 :2024年9月28日(土)
■ブックデザイン:佐々木暁
■装画 :ポール・コックス(Paul Cox)
■本文挿画 :塩川いづみ http://shiokawaizumi.com
■協力 :株式会社竹尾 https://www.takeo.co.jp
■書誌ページ
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980751/
■「スピン/spin」Webページ
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