26年卒、エンジニア職を志望する学生の理想の初任給は「28~30万円未満」が最多
26卒の就活実態・意識調査

レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー( https://rookie.levtech.jp/ )は、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生325名(うちエンジニア職志望学生125名)を対象に、就活実態・意識調査を実施しました。本リリースでは、一部を抜粋しています。
調査の全文はこちらからご覧いただけます。
https://levtech.jp/files/doc/LTR_research_2026.pdf
〈調査サマリー(本調査より一部抜粋)〉
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就活解禁日を前に、約3割のエンジニア志望学生が内定を保有
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エンジニアを志望する学生の約4割が「業務で生成AIの使用を認める企業の志望度が上がる」と回答
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26卒のエンジニア職を志望する学生の約6割が転職を視野に
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エンジニア職を志望する学生が理想とする初任給は「28万以上~30万未満」が最多
1.就活解禁日を前に、約3割のエンジニア志望学生が内定を保有
就職活動を既に開始*1している2026年卒のエンジニア志望学生は約8割となりました(2025年2月時点)。エンジニア志望学生の内定保有率*2は31.2%となり、約3人に1人が、就活解禁日前に内定を得ています。


就職活動を開始した時期は「2024年6月(28.1%)」が最多となり、「2024年5月以前(24.0%)」と続く結果となりました。エンジニア職を志望する学生の約半数が、卒業前年度の6月末までに就職活動を開始していることが分かります。

*1 就職活動開始=適性検査や説明会を受け始める時期として回答
*2 「すでに内定を承諾し、就職活動を終えている(8.0%)」「内定を持っているが、就職活動を継続している(16.0%)と回答した方の合計
2.エンジニアを志望する学生の約4割が「業務で生成AIの使用を認める企業の志望度が上がる」と回答
「業務で生成AIの使用が認められていることは企業の志望度に影響を与えるか」という質問に対し、2026年卒エンジニア志望学生の約4割が「志望度が上がる」と回答しました。エンジニア職以外を志望する学生と比べて、22ポイント高い数値となっています。


志望度が上がる理由は「業務効率化をすることでワークライフバランスを整えることができそうだから(49.1%)」「新しい技術を積極的に取り入れる姿勢に魅力を感じるから(43.6%)」となりました。生成AIによる業務効率化だけでなく、企業の技術革新への取り組みも学生の志望度に影響を与える要素になっていることが分かります。
レバテックの調査では、生成AIの出現により約4割の採用担当者が「求めるスキルが変化した」と回答しています*3。生成AIは採用活動に変化をもたらすだけでなく、学生が企業を選ぶ際にも大きな影響を与え、企業の競争力を左右する重要な要素となりつつあるようです。

*3 2025年2月発表 「生成AI時代における、IT人材の採用動向と働き方に関する調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000724.000010591.html
3.26卒のエンジニア職を志望する学生の約6割が転職を視野に
「今後のキャリア形成にあたって転職を一つの手段として考えているか」という質問に対して、2026年卒のエンジニア志望学生の約6割が「検討している(19.2%)」「どちらかというと検討している(43.2%)」と回答しました。


転職を検討しているエンジニア職志望学生が、新卒入社する会社で働きたい期間について「時期は決めていない(47.4%)」が多いものの、約4割が5年以内の転職を意識しています。
転職を視野に入れている理由として、「転職することで給与アップを狙いたいから(26.9%)」が最多となりました。社会人のIT人材を対象とした調査でも、転職経験者の約6割が「転職によって年収が増えた」と回答しています*4。転職は、多くのIT人材にとって収入アップの有効な手段となっているようです。
*4 2025年1月発表「レバテックIT人材白書2025」
https://levtech.jp/files/doc/levtech_research_2025.pdf



4.エンジニア職を志望する学生が理想とする初任給は「28万以上~30万未満」が最多
26卒のエンジニア職を志望する学生が理想とする初任給は「28万以上~30万未満(22.4%)」が最多となり、次いで「23万以上~25万未満(20.8%)」「25万以上~28万未満(20.8%)」が同率2位になりました。
優秀な新卒エンジニアの獲得競争が激化する中、企業による初任給引き上げの動きも活発化しています。一方で、若手や中堅社員の処遇との「逆転」が生じると社員のモチベーション低下に繋がる可能性も否定できません。既存社員との給与バランスや競合他社の動向を踏まえつつ、適切な処遇を設定することが重要となるでしょう。


〈執行役員泉澤のコメント〉
今回の調査では、エンジニア職を志望する学生の約4割が「業務で生成AIの使用が認められるとその企業の志望度が上がる」と回答しました。企業が生成AIの活用方針やその効果を明確に伝えることは、学生の企業選択に好影響を与える可能性があると考えられます。
2025年1月に発表された「レバテックIT人材白書2025」*5によると、エンジニア採用において「新卒採用」に力を入れる企業が多いことが示されています*6。しかし、本調査では26卒のエンジニア職を志望する学生の約6割が入社前から転職を視野に入れていることが明らかになりました。人材獲得競争が激化する中、企業は採用の強化だけでなく、社内におけるキャリアプランの提示や初任給を含む給与モデルの見直しなど、人材の定着率向上に向けた取り組みが、より一層求められるでしょう。
*5 2025年1月発表「レバテックIT人材白書 2025」
https://levtech.jp/files/doc/levtech_research_2025.pdf
*6 「母集団を増やすために最も注力しているターゲットを教えてください」という質問に対し、「新卒採用(38.5%」と回答した方が最多
◆泉澤 匡寛・プロフィール
レバテック執行役員
2年目から、新規事業の責任者として
レバテックルーキー、翌年にレバテックカレッジを立ち上げ、レバレジーズ史上最速で黒字化を実現。
2023年4月にレバテック執行役員に就任。

<調査概要>
調査年月:2025年2月7日~2025年2月10日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
有効回答数:325s
調査対象:2026年3月卒業予定の大学生・大学院生
レバテック株式会社
レバテック株式会社では、「日本を、IT先進国に。」をビジョンに掲げ、「IT人材と企業を増やし、伸ばし、繋げる」ためのプラットフォームの構築を目指しています。現在は業界最大手のITフリーランス専門エージェント「レバテックフリーランス」ほか、IT人材と企業を支援するための様々なサービスを提供。累計登録者は50万人を超えます。
▽「レバテックフリーランス」フリーランスエンジニア専門エージェント
▽「レバテッククリエイター」フリーランスクリエイター専門エージェント
▽「レバテックダイレクト」ITエンジニア・クリエイター専門求人サイト
▽「レバテックキャリア」エンジニア/クリエイター専門の転職支援
▽「レバテックルーキー」エンジニアに特化した新卒向け就職支援エージェント
▽「レバテックカレッジ」大学生・大学院生対象エンジニア就活特化のプログラミングスクール
https://rookie.levtech.jp/college/

Leverages Group( https://leverages.jp/)
代表取締役: 岩槻 知秀
資本金 : 5,000万円
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、システムコンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、DX事業、メディカル関連事業、教育関連事業
社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&A・不動産の領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年の創業以来、黒字経営を継続し、2023年度は年商1149億を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。
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