「ほんとかよって、衝撃受けた」長州力が、ゴッドファーザーの魅力を語る！・・・ＷＯＷＯＷで「ゴッドファーザー」３部作一挙放送
また、３部作一挙放送に先駆けて、３月１３日（日）夜７：３０からは、同作に影響された映画監督たちがプロの視点で魅力を語る「白熱！監督たちの『ゴッドファーザー』」も放送する。その番組の為に、ＷＯＷＯＷでは今回、「ゴッドファーザー」をこよなく愛する長州力選手に独占インタビューを行った。
Ｑ：PART Ⅰ、Ⅱ、Ⅲとありますが、一番好きなのはどれですか？
やっぱり一番最初のPART Ⅰでしょ。それかPART Ⅲかな？全部面白いですけど
Ｑ：今、挙げられたPART１が好きな理由は？
やっぱりインパクトありましたね。1973年くらいでしょ。この映画によって、アル・パチーノとかマーロン・ブランドとか、こういう人たちの役者の名前が頭に印象づけられましたよね
Ｑ：1973年って、いわゆるスターだった石原裕次郎とか日活とかが斜陽になっていて、アメリカのニューシネマみたいなものが流行り始めた頃ですよね。
ゴッドファーザーって実話に基づいた話じゃないですか。ほんとかよって、衝撃受けましたね。
Ｑ：一番驚いたとこはどこですか？ストーリーだったり、サスペンスシーンだったり、バイオレンスシーンだったり。
アメリカに移民として入ってくるじゃないですか。苦しいとか悲しいとかで、あまり楽しいシーンって無いじゃないですか。その中で子供がどうやってイタリア街を作って、食うためにのし上がっていくかがね。
Ｑ：ちなみに、ゴッドファーザーを一番最初に観た時の記憶ってまだ残っていたりしますか？
ありますね
Ｑ：どんな日に誰と行ったとか覚えていますか？
僕は全部1人です。映画は1人で行きます
Ｑ：劇場の中の様子とか覚えていたりしますか？
映画を観る時は真ん中座らないんです。左右どちらかのなるべく後ろのほうですね。その空間がめちゃめちゃ好きです。暗くなって今から始まる時、完全に素の自分に入っていける居心地のいい時間帯です。
Ｑ：ゴッドファーザーで好きなキャラクターはいますか？
やっぱりマーロン・ブランドはいい。アル・パチーノ、ジェームズ・カーンもいいし、PART Ⅲまでいけば、アンディ・ガルシアも好きですね
Ｑ：ゴッドファーザーが他の映画には無い特別な点はありますか？
やっぱりイタリアの歴史に基づいて、ものすごくリアルじゃないですか。リアルに基づいた映画は入っていけますよね
Ｑ：ゴッドファーザーの世界観の中に男の美学を感じたりしますか？
そういうのも感じるけど・・・技術的にはよく分からないのだけど、映し方とか映画のカラーが昔の時代を描いているような色で、明るくもないし、どちらかと言えば暗いような色合いで見せているのが、すごく真実味／リアリテイを感じますね
Ｑ：色々な方にゴッドファーザーについて聞いているのですけど、PART Ⅲを褒める方ってあんまりいないんですよ。でも長州さんは褒められているので、どのようなところがいいのでしょうか？
ストーリーの中で言えば、アル・パチーノは本当は、PART Ⅰからこういう世界に入りたくない感じですよね。ファミリーの中では優等生で末っ子ですね。ずっと堅気でいたかったのですよね。すごく葛藤する訳じゃないですか！すぐ上のお兄さんのこととか、掟の為にファミリーの為に全て自分が抱えこんじゃっているから、一番最後の娘を失った時発狂するような叫びは男の辛さ、我慢を集約していますね。
Ｑ：失礼な質問になってしまうかもしれませんが、ご自身がやられているプロレスの中で絆などはありますか？
そういうものは無いですね
Ｑ：むしろ壊してきた感じですか？
それも無いです。全然当てはまらないですよ。一言で言えば、素晴らしい作品ですよね。希望を言わせてもらえば、PART Ⅳを見たいですね！まだお姉さんいるしね。アンディ・ガルシアはお姉さんの子供なんですか？
Ｑ：いえ、アンディ・ガルシアはソニーの愛人の子なんですよ。以前、アル・パチーノがお好きだとおっしゃっていましたが、ゴッドファーザーの中でアル・パチーノの好きなシーンはありますか？
全てにアル・パチーノの素晴らしさが出ている。部屋を入れ違えて助けるってシーンがあるんだけど、もうあれをやっちゃうとその世界に入らなくはならないし、やらなかったらやらなかったで、親父の仇はうてないし、撃とうか撃たないかの葛藤するシーンはすごいですよね。うんも言わせずパって撃つじゃないですか。ああいう写し方、撮り方って僕にとっては面白いし、すごいですね
★ＷＯＷＯＷ番組情報
３月１３日（日）夜７：３０～、１７日（木）午後５：５０～、１９日（土）午後０：００～ 「白熱！監督たちの『ゴッドファーザー』」
３月１９日（土）午後０：３０～ 「ゴッドファーザー」
３月２０日（日）午後０：００～ 「ゴッドファーザーＰＡＲＴⅡ」
３月２１日（月・祝）午後０：００～ 「ゴッドファーザーＰＡＲＴⅢ」
写真クレジット
撮影：柴田和彦
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