三遠ネオフェニックスが中地区連覇！　豊橋市役所で熱烈セレモニー

　

愛知県豊橋市は２０２５年６月５日（木）、同市をホームタウンにするプロバスケットボールクラブB1 「三遠ネオフェニックス」の中地区連覇とクラブ史上初のチャンピオンシップ（ＣＳ）ベスト４を祝うホームタウンセレモニーを市役所で開催しました。会場となった１階市民ホールに集まった約５００人のブースターや市民、職員らに向け、キャプテンの佐々木隆成選手が「皆さんのおかげで１シーズンを通して走り抜くことができたと本当に思っています。来シーズンもあるので、今季よりもっと大きな声援をよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べました。

連勝記録は２２に、佐々木主将はアシスト王を受賞

　フェニックスは、Ｂリーグ優勝経験のある名将・大野篤史ヘッドコーチ（ＨＣ）が２０２２-２３シーズンから指揮を執っています。今季は開幕から勢いに乗り、４７勝１２敗という好成績を収め、チームの連勝記録も大きく伸ばして２２に積み上げました。ＣＳでは、惜しくもセミファイナルで琉球ゴールデンキングスに敗れましたが、２度の延長戦にもつれこんだ第２戦の激闘は多くのファンの胸を打ちました。

pキャプ　アシスト王を受賞した佐々木主将

　また、５月末に行われたＢリーグの年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25」では、佐々木選手がアシスト王とレギュラーシーズンベストファイブ、デイビッド・ヌワバ選手がレギュラーシーズンベストファイブに初めて選出。ヤンテ・メイテン選手がレギュラーシーズンセカンドチーム、大浦颯太選手はベスト６thマンを受賞するなど、個人の活躍も際立ちました。

フェニックスカラーに染まった会場、選手登場で大歓声

pキャプ　大歓声の中、入場する選手たち　

　この日、セレモニーを見届けようと３階まで人が詰めかけました。会場は、選手の名前が入ったタオルやうちわを手に持ち、赤色のＴシャツなどを身につけたブースターでフェニックスカラー一色に。いよいよ入り口から大野ＨＣと選手１５人が登場すると、破れんばかりの拍手で迎えられました。

pキャプ 祝福に駆けつけたブースターら

　挨拶に立った長坂尚登市長の「中地区優勝２連覇、おめでとうございます」の掛け声に合わせて会場も「おめでとうございます！」と祝福。続いて、長坂市長は「来シーズンも皆さまと一丸となって三遠ネオフェニックスを応援していきましょう」と呼びかけました。

選手らが感謝と来季への決意語る

pキャプ　ブースターらへ感謝を伝える大野HC

　大野ＨＣは「たくさんの応援ありがとうございました。皆さんの笑顔が見られて本当に幸せです。チーム一丸となって来シーズンも頑張りますので、今以上のご声援よろしくお願いいたします」と感謝。

Pキャプ　来季への抱負を語る吉井選手

　豊橋市応援リーダーでもある吉井裕鷹選手も「来シーズンこそは豊橋に優勝トロフィーを持って帰ってきたい。今シーズン、バスケットに打ち込める環境としては豊橋市と豊川市はかなりいい場所だったと思います。この環境を武器に、来シーズンも頑張っていきます」とリベンジを誓いました。

　職員から大浦選手と大野ＨＣへ花束が贈られ、吉井選手には、豊橋市内に工場があり、市の観光アンバサダーも務める人気のチョコバー「ブラックサンダー」が手渡されました。

セレモニーの締めくくりは「WE ARE PHOENIX！」

pキャプ　記念撮影に応じる選手ら

　最後はおなじみの掛け声で締め括り。市原享吾豊橋市議会副議長の「ウィーアー」に続き、会場全員で「フェニックス！」と声を張り上げました。選手たちは、熱い拍手と大きな「フェニックス」コールに包まれて会場を後にしました。

pキャプ　連覇を祝う子どもたち

　会場には連覇を祝福するため多くの子どもたちも駆けつけました。田原市在住の小学６年の女の子は「来季はＣＳで優勝してほしい！」と声援を送りました。