ブギの女王&スウィングの申し子――世紀のコンビの奮闘記『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』発売
NHK朝ドラ「ブギウギ」ヒロインのモデル・笠置シヅ子とその師・服部良一の真価を徹底検証!
録音音源やセールス中心の音楽批評通念、戦前と戦後を分断したものと捉える史観、西洋音楽を称揚する偏重主義に異議を唱え、ふたりが生み出した数々の「モダン音曲」とその実演の価値を検証。楽譜草稿など、服部家で長年眠っていた貴重な資料を渉猟して論じます。豊富な図版も収載し、連続テレビ小説「ブギウギ」の背景が手に取るようにわかる一冊です。
本屋B&Bにて刊行記念トークイベント開催
2023年8月18日(金)19:30~
輪島裕介×牧村憲一「日本大衆音楽史の、ほんまによう云わん話」
『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』(NHK出版)刊行記念
近現代音曲史、アフロ・ブラジル音楽が専門の音楽学者・輪島裕介さんと、シュガー・ベイブや竹内まりや、フリッパーズ・ギターなど、数々のアーティストを見出し、日本のポップスシーンを牽引してきた音楽プロデューサーの牧村憲一さんが、笠置シヅ子と服部良一についてはもちろん、近現代の日本大衆音楽(史)について、存分に語り合います。
詳細は本屋B&B webサイト(https://bookandbeer.com/event/20230818_nhi/)をご覧ください。
『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』目次
前口上 「近代音曲史」の野望
第一章 「歌う女優」誕生〜大阪時代の笠置シヅ子
第二章 服部良一と「道頓堀ジャズ」
第三章 レコード・ラジオと「国民歌謡」
第四章 スウィングのクイーン&キング〜松竹楽劇団時代
第五章 関西興行資本の東京進出〜松竹・東宝・吉本
第六章 時代のアイコン「ブギの女王」
第七章 服部は「ブギウギ」をどう捉えていたか
第八章 リズム音曲の画期としての「買い物ブギー」
著者紹介
輪島裕介(わじま・ゆうすけ)
大阪大学大学院人文学研究科芸術学専攻教授(音楽学研究室)。
1974年石川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
専門はポピュラー音楽研究、近現代音曲史、アフロ・ブラジル音楽研究、非西洋地域における音楽の近代化・西洋化に関する批判的研究。著書に『創られた「日本の心」神話「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書。第33回サントリー学芸賞、国際ポピュラー音楽学会賞)、『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(NHK出版新書)。訳書に阿部万里江著『ちんどん屋の響き音が生み出す空間と社会的つながり』(世界思想社)。
商品情報
書名:昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲
著者:輪島裕介
出版社:NHK出版
発売日:2023年8月10日
定価:1,078円(税込)
判型:新書判並製
ページ数:288ページ
ISBN:978-4-14-088703-5
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887032023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140887036/
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