串木野国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
本訓練は、令和5年度鹿児島県石油コンビナート等防災計画に基づき、特別防災区域串木野地区に所在する串木野基地における災害発生を想定して実施しているもので、串木野基地および防災関係機関が一体となって総合防災訓練を実施することにより、防災計画に習熟するとともに、関係機関等相互の協力体制を緊密にし、災害の防止と 防災活動の円滑な実施を図ることを目的としています。
本年度の訓練は、鹿児島県で震度6弱の地震発生を想定した訓練を行いました。訓練の概要は以下のとおりです。
■訓練の概要
鹿児島県甑島列島東方沖を震源とする震度6弱の地震発生により、総合管理事務所屋上に取り残された所員2名(内1名足を負傷)と地下タンク竪坑上部室内で所員1名が、足を負傷したことを想定した救出、救護訓練や構内設備から漏洩した原油による火災発生を想定した消火延焼防止、海上消火延焼防止など、各種訓練を実施しました。
当日は、鹿児島県、いちき串木野市、いちき串木野市消防本部、串木野海上保安部、いちき串木野警察署、串木野市漁協、日本地下石油備蓄(株)串木野事業所など防災関係機関(9機関)が連携し、悪天候の中、計画どおりの訓練を無事に終了しました。(参加人員:約110名、訓練車両9台、船舶5隻)
【串木野国家石油備蓄基地の概要】
串木野基地は平成6(1994)年5月に完成。地下岩盤内に空洞を設け、地下水圧等により貯蔵原油を封じ込める地下岩盤タンク方式が採用されています。
この方式は土地の有効利用、環境保全、安全性、経済性等に優れています。
串木野国家石油備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-10.html
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