菊間国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
本訓練は、令和5年度菊間基地防災訓練計画に基づき、災害発生時における自衛防災組織の迅速かつ適切な防災活動を行うための訓練に加え、関係機関との連携体制の確認と協力体制の充実・強化、ならびに基地関係職員の防災意識の高揚を図ることを目的としています。
陸上防災訓練では、陸上シフトタンク付属配管から原油が漏洩したという想定のもと、「配管の応急処置、防油堤亀裂箇所への土のうの構築」、「熱中症の疑いで倒れた防災班員の応急処置・救急搬送」、「シフトタンクリング火災(タンク内面周囲の火災)の消火活動」を行い、火災鎮火後の「津波警報発令」により全員避難するなどの訓練を実施しました。
海上防災訓練においては、地震でシフトタンク付属配管から漏洩した原油が、雨水排水溝・ガードベースンを経由して海上流出したという想定のもと、「オイルフェンスの展張」、「流出油の拡散防止と回収および分散処理」を行う訓練を実施しました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、災害時の緊急対応および被害抑制の体制が十分に整っていることを確認しました。引き続き災害時の対応を万全なものとしてまいります。
■菊間国家石油備蓄基地の概要
菊間基地は、平成6(1994)年3月に完成した水封式地下岩盤タンク方式の石油備蓄基地で、地上タンク(3.4万キロリットル×4基)と合わせて約150万キロリットルの原油を備蓄できます。
菊間国家石油備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-09.html
■陸上防災訓練
■海上防災訓練
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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00147.html?mid=pr231027
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