NECの2名が電気通信の国際標準を策定するITU-Tの諮問委員会および研究委員会の副議長に再任、国際標準化活動を促進
~ IoT、スマートシティ、デジタルツイン分野でのグローバルスタンダード策定にも寄与 ~
2024年10月15日~24日にインド ニューデリーにて開催された国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化部門(ITU-T)の世界電気通信標準化総会(WTSA-24)(注1)において、NECの永沼美保、山田徹が2025~2028年の研究会期における「電気通信標準化諮問委員会(TSAG)」「第20研究委員会(SG20)」の副議長にそれぞれ再任されました。
国連専門機関ITUの一部門であるITU-Tでは、電気通信分野の国際標準を策定しています。4年毎に開催されるITU-Tの総会(WTSA-24)において、次期研究会期の標準化課題や標準化体制の承認、TSAGおよび具体的な標準化活動を行う研究委員会の議長・副議長の任命等が行われました。
TSAGは、ITU-Tにおける標準化活動の優先事項、計画、運営、財政及び戦略に関する議論を行う会議です。グローバルをカバーする6地域の代表から構成されるマネジメントチームにおいて、アジア太平洋地域代表としてマネジメントに参加し、ITU-Tにおける標準化の方針および戦略策定に寄与していきます。
SG20は、IoTおよびスマートシティ分野の標準化を研究対象としており、都市サービスの高度化を実現するICTシステムの参照アーキテクチャおよび要求条件の定義や都市評価指標の策定等を進めてきました。今回新たに、デジタルツインに関する標準化議論をSG20にて推進することが合意されました。NECは、従来のIoT、スマートシティ分野に加えて、デジタルツインの国際標準化への貢献を通じて、スマートシティの推進に主導的役割を果たしていきます。
ITU-Tでは、ICT標準化におけるジェンダー格差解消のためNetworking of Women (NoW) 活動を推進しており、標準化活動への女性参画やリーダーシップを促進しています。WTSA-24において、永沼が “Certification of Recognition: ITU-T NoW, Regional Representative for Asia and Pacific” を授与されました。
NECは、これらの標準化活動を通じてグローバルスタンダードの策定、よりオープンな標準化活動に向けた課題解消に貢献します。また、これらのグローバルスタンダードに準拠したICTソリューションを提供することにより、高度なICTサービスの普及・促進を推進していきます。
以上
(注1)国際電気通信連合(ITU)世界電気通信標準化総会(WTSA-24)の結果
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin04_02000164.html
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