約550キロの漂着ゴミを回収し、ペットボトルごみをポーチに循環!豊島、縄文企画、日本旅行の3社が高校生と「SDGsを学ぶ修学旅行」を実施
~アップサイクルの仕組みと環境問題を体感し、石垣市の環境課題に貢献~
快適なライフスタイルの提案を目指す豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、愛知県名古屋市)、縄文企画(代表:田中秀典、沖縄県石垣市)、株式会社日本旅行(代表取締役社長:小谷野悦光、東京都中央区)の3社は、豊島が展開する漂着ペットボトルごみを回収して繊維にするプロジェクト「UpDRIFT(アップドリフト)」を教育素材に用いたSDGsを学ぶプログラム『Tourism for Tomorrow~八重山ビーチクリーンプロジェクト~』を、2022年10月22日(土)、23日(日)の2日間、大阪府帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の高校2年生311名と石垣市の星野海岸にて実施しました。
当日は、石垣市の年間の漂着ゴミ処分量*1 の1/100にあたる約550キロの漂着ゴミを回収。回収したゴミの内、ペットボトルごみは「UpDRIFT」のしくみで糸へ生まれ変わっていきます。また本活動の記録として、参加した2年生たちがオリジナルデザインのポーチを製作。ポーチの一部にはUpDRIFTの糸が使用されています。*2
3社協同のこの取り組みを通して、環境問題を考える循環の輪が未来に拡がっていくことを目指しています。
*1…令和3年度の石垣市の漂着ゴミ処分量は約52トン(ペットボトルを除く)。そのうちの約8割がプラスチックごみ。
*2…在庫されているUpDRIFTの糸を使用。
- 実施の様子
第一回目の開催となる今回は、修学旅行期間中の大阪府帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の高校2年生311名が石垣市の星野海岸にてビーチクリーンを実施し、2日間で石垣市の年間の漂着ゴミ処分量の1/100にあたる約550キロの漂着ゴミを回収できました。 (回収の内訳:プラスチックごみ450キロ、ペットボトルごみ100キロ)
生徒達はビーチに漂着している多くのゴミを目の当たりにしとても驚いていましたが、プログラム終盤では「1個でも多く拾いたい」「綺麗なビーチにしたい」と回収時間が終わっても一生懸命拾い続ける姿が見られました。中には「砂の中にあるマイクロプラスチックが集まってくる装置を将来開発できたらいいよね」と話をする生徒たちもおり、プログラムを通して考える・取り組むきっかけが生まれている様子が見られました。
本活動の記録として、参加した2年生たちがオリジナルデザインを施し、材料の一部に「UpDRIFT」の糸が使用されたポーチを製作します。また、今回回収されたゴミのうち、ペットボトルについては「UpDRIFT」のしくみを活用して繊維に生まれ変わります。自らの手で集めた漂着ペットボトルごみから生まれた繊維が、新しいアイテムへと生まれ変わっていくことを通して、環境問題を考えるきっかけに、そして循環の輪が未来に拡がっていくことを願っています。
- 背景
参考:文部科学省HP(https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm)
このような背景から、各社の強みを活かしたプロジェクトとして、未来を担う学生たちに向けて、環境問題を「じぶんゴト」として学べる機会を提供。 3社は今後も、この連携プログラムを通して、サステナブルな社会づくりに貢献してまいります。
- 『Tourism for Tomorrow ~八重山ビーチクリーンプロジェクト~』について
※1. McKinsey & Company and Ocean Conservancy (2015)、Neufeld,L.,et al.(2016)
1.事前学習
八重山諸島の海洋プラスチックごみが海や生き物に与える影響や回収された後どうなるのかなど、「ただ海洋ごみを拾う活動」だけで終わらせないために、事前に学習します。
2.石垣島でのビーチクリーン
実際に石垣島ビーチクリーン活動をします。ごみを減らし、出さない、捨てない選択を学びながら、石垣島の美しい海を守る活動を実践します。
3.リサイクルされたものでオンリーワンのアイテム作り
活動を通じて回収された漂着ゴミ等のうち、ペットボトルごみについては豊島が展開する「UpDRIFT」によって、繊維へ生まれ変わります。この繊維を使用し、学生たちがオリジナルのアパレルやバッグ製品を作成します。学生たちにとって、「美しい海を守るために行ったクリーンアップ活動で回収したゴミから、普段の生活で使うモノになる」という、これまでにないストーリーをもったモノ(製品)を手にする経験に繋がります。
4.自分の地域へフィードバック
自分たちの地域でできることはないか、ごみを減らし、出さない、捨てないためにはどうしていくかを
「じぶんゴト」として考え、議論します。
- UpDRIFTについて https://updrift.jp/
- 協業企業
合同会社縄文企画
https://jomonkikaku.com/
《過去の豊かさに感謝し、共に未来を創造する》をスローガンに掲げ、ビーチクリーンツアー、アップサイクルワークショップを通して、環境問題を“ジブンゴト”かするきっかけ作りを行います。SDGs未来都市石垣市から世界に向けて新しいライフスタイルを提案。2023年にはラボ事業を開始予定、新たな八重山の観光体験を提供していきます。
株式会社日本旅行
https://www.nta.co.jp/
1905年創業、創業117年を迎える日本で最も歴史のある総合旅行会社です。
地域の活性化を目的に国が推進している「地方創生事業」の取組を受け、地域の交流人口拡大や経済発展に貢献すべく、「旅行」を基軸とし、交流に関するあらゆる分野をサポートしています。
2019年の日本旅行SDGs宣言に続き、2022年3月には契約のある宿泊施設で構成される日本旅行協定旅館ホテル連盟と『日本旅行×日旅連SDGs共同宣言』を締結し、ともにSDGs達成への取組みを共創することにより、地域課題の解決や各施設の取組みを促進し、地域の観光産業のさらなる発展に寄与することを宣言いたしました。
ライフスタイル提案商社
豊島株式会社
https://www.toyoshima.co.jp/
1841年創業。180年を超える実績を礎として、時代の変化に応じて事業領域を拡大。グローバルな原料手配から最終製品の企画・生産管理・納品まで、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担います。また持続可能なライフスタイルを提案する企業として、Society5.0の社会に向かってサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、テックベンチャーへの投資や提携を通じてインフォメーション・テクノロジーを活用したサービスの提供を進めて参ります。2019年より「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、当社の姿勢を打ち出しています。
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