ブラザー、「斎宮こぶしの杜 三重ブラザー」が環境省の「自然共生サイト」に認定
ブラザー工業株式会社の子会社である三重ブラザー精機株式会社(以下、三重ブラザー)が、2017年から生物多様性保全活動を行ってきた「斎宮こぶしの杜 三重ブラザー(以下、斎宮こぶしの杜)」が、環境省による「令和6年度 自然共生サイト(後期)」に認定された。


自然共生サイトは、「30by30*¹」達成に向けた日本における行動の一つとして、民間企業や地域による取り組みなどにより生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度。2023年より始まった制度で、同年10月には「ブラザーの森 郡上*²」が認定を受けており、ブラザーグループとして今回で2件目の認定となった。
三重ブラザーは、”自然と共生し、資源が循環するモノづくり工場”を目指して、2017年から工場敷地内の斎宮こぶしの杜で生物多様性保全活動を推進している。斎宮こぶしの杜では、地域由来の森から種を採り育てた落葉樹の「こぶし」や地元団体から譲り受けた「ハナショウブ類」の植栽を行うほか、草刈りや外来種の駆除などを継続的に実施している。これらの活動の結果、敷地内では野草のオオジシバリやニホンタンポポなどの在来種が生育し、ハナバチやカワセミ、ミサゴのほか、多数のチョウ類も確認されているという。今回、斎宮こぶしの杜が自然共生サイトに認定されたのは、こうした継続的な取り組みと効果が評価されたことによるものだ。
ブラザーでは、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」の中で、生物多様性保全をグループが取り組む重要課題の一つとし、「事業活動の環境負荷を最小化するとともにその負荷を上回る生態系の修復・保全活動を推進」することを定めている。ブラザー工業は、環境省が発足した有志連合による「生物多様性のための30by30アライアンス」にも参加しており、30by30の目標達成に貢献している。今後も、斎宮こぶしの杜における生物多様性保全活動など、地球環境に配慮した取り組みを継続的に行っていくとしている。
*1:2022年に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」2030年グローバルターゲットの1つであり、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標。
*2:ブラザーが2008年から環境保全の取り組みを行っている、岐阜県郡上市の森林。
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