〈3作目の舞台は恋愛リアリティショー〉安堂ホセの圧倒的最高傑作『DTOPIA(デートピア)』、2年連続での野間文芸新人賞候補に! 単行本は11月1日発売決定
デビュー作『ジャクソンひとり』、次作『迷彩色の男』が芥川賞候補。前作までの全てを凌駕する第3作。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 ⼩野寺優)は、2022年に第59回文藝賞を受賞したデビュー作『ジャクソンひとり』、昨年発表の第二作『迷彩色の男』が連続して芥川龍之介賞の候補となった新進気鋭の作家・安堂ホセによる最新作『DTOPIA(デートピア)』を、2024年11月1日に刊行いたします。
今年1月には『ジャクソンひとり』のフランス語版「Juste Jackson」が刊行され、2024年マルキ・ド・サド賞(Prix Sade 2024)の候補となるなど、海外からも熱い視線がおくられる著者。
本作は10月1日に発表された第46回野間文芸新人賞(野間文化財団主催)の候補作品に選ばれ、前作『迷彩色の男』から立て続いての選出に、更なる注目が集まっています。
■『DTOPIA』について
「DTOPIA(デートピア)」2024シリーズの舞台は南太平洋の楽園、ボラ・ボラ島。白人女性“ミスユニバース”を巡って、Mr.L.A、Mr.ロンドン、Mr.東京ほか、各国・各都市を代表する総勢10名の男が競い合う。
Date1からDate10まで、全10エピソードにわたるショーの撮影には40台近くのカメラが使用され、視聴者たちは、島の隅々から、あるいは、空中、水中を回遊しながら出演者たちを捕捉し、絶えず追跡し続ける。
過去、現在、未来を縦横にトラッキングしながら、執着と忘却を繰り返す視点。切り貼り、編集されながら、増殖、膨張する楽園の時間。ジェンダー、セクシャリティ、人種、出自に対する暴力、あらゆる欺瞞と印象操作に晒されながら、彼らがたどり着いた先とは――。
安堂ホセの圧倒的最高傑作。
■著者紹介
安堂ホセ (あんどう・ほせ)
1994年、東京都生まれ。2022年、『ジャクソンひとり』で第59回文藝賞を受賞しデビュー。同作は2023年に第168回芥川賞候補、また2024年にフランス語版となる「Juste Jackson」がマルキ・ド・サド賞の候補となった。2023年、2作目となる『迷彩色の男』を発表。同作は2024年に170回芥川賞候補となり、デビュー以来2作連続の芥川賞候補となる。
■書誌情報
書名:DTOPIA(デートピア)
著者:安堂ホセ
仕様:46判/上製/160ページ
発売⽇:2024年11⽉1⽇
税込定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN:978-4-309-03928-2
装丁:川名潤
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