コーセー 2026年度 入社式を開催

株式会社コーセー

 株式会社コーセーホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:澁澤 宏一)は、4月1日に本社にてグループ会社4社合同(※1)で「2026年度 入社式」を執り行いました。今年度はグループ合計で67名の新入社員を迎えました。式典では、代表取締役会長の小林 一俊が祝辞を述べ、代表取締役社長の澁澤 宏一が訓示を行いました。

(※1)株式会社コーセー、コーセー化粧品販売株式会社、コーセーインダストリーズ株式会社、株式会社アドバンス

株式会社コーセーホールディングス 代表取締役会長 グループCEO 小林 一俊

《祝辞》

 皆さん、入社おめでとうございます。今日から皆さんを仲間として迎えられることを、大変うれしく、そして頼もしく思う。当社は今年の3月2日で創業80周年を迎えた。また今年度から(株)コーセーは(株)コーセーホールディングスとなり、持株会社体制へ移行した。いわば“第2の創業”と位置づける年度である。そうした大きな節目に入社される皆さんは、非常に運がある。「80周年の時に入社した新入社員」であることは、これから先も折に触れて語られるはず。ここにいる私たちも、新しい時代をともに築いていく皆さんの活躍に大いに期待している。ぜひ、自信を持って挑戦をしてほしい。


 私からは、持株会社である株式会社コーセーホールディングス設立に込めた思いや今後の方向性を伝え、当社の現状と目指す未来をより深く理解してもらいたいと考えている。今回の体制移行の大きなポイントは、純粋持株会社である(株)コーセーホールディングスが各事業を束ねる形で、グループ全体の経営戦略を司ることにある。これにより、組織の壁を越えてグループ全体のシナジーを最大化させていく。また、(株)コーセーホールディングスのメンバーは、各事業会社の責任者も兼任している。ホールディングスの意思決定と現場の事業をスムーズに連携させるため、あえて兼任という形を多くとっている。

ホールディングス体制へと移行した目的は、大きく分けて2つある。

 第一の目的は、グループ全体の競争力強化と企業価値の向上だ。これまで以上に事業会社間の有機的な連携を推進していく。ブランドや商品、技術はもちろん、人材や情報といったあらゆる経営資源をグループ内で横断的に活用・連携させることで、これまでにない強力なグループシナジーを創出していく。

 第二の目的は、グループガバナンスの強化である。今後、より多様なブランドをグローバルに展開していくためには、各事業会社がグループ内で行う意思決定を迅速化させなければならない。持株会社がグループ全体の経営資源を俯瞰し、戦略的かつ効率的な配分を主導することで、着実な成果に結びつける。

 我々が目指す将来の方向性は、グループ戦略としての「ビューティコンソーシアム構想」にある。これは、本日、この場に集まったコーセーグループ各社に留まるものではない。アルビオンやコーセーコスメポート、さらにはコーセー ミルボン コスメティクスやコーセーマルホファーマ、海外のタルト、ピューリとも連携を深め、今後は、我々と志を同じくする企業やブランドとの関係構築を推し進めていく。互いの強みを最大限に活かし合い、相互的な連携を通じて、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を実現していく。

新入社員の皆さんへ期待すること

 我々が目指す将来のグループ像、この「ビューティコンソーシアム構想」の実現のためには、皆さんにさらなる高みを目指してもらいたい。化粧品という単なる「モノ」だけではなく、ファッション、トレンド、そして消費者のニーズといった世の中の動きに対し、常に高いアンテナを張ってほしい。化粧品は誰にとっても生活の一部であり、非常に身近な商材だ。皆さん自身がアンテナを張ることで、誰もが生活者としての立場や知識を業務に活かせる。先ほど皆さんからも「垣根を超えて連携したい」という力強い所信表明があったが、化粧品ビジネスとは、業務や部門、職種の壁を超えて連携していくことで、活躍の場がいくらでも広がる世界だ。

 だからこそ、マーケティングや営業部門の人も研究や生産に詳しくなってもらいたいし、逆に研究・生産部門も自分の職種だけを一生懸命やれば良いわけではない。現場の意見やお客さまが何を求めているかに敏感であってほしい。世の中に常にアンテナを高く張り、興味と関心を持って市場の変化を自ら感じ、これからの美容や化粧のトレンドへの理解を深めてもらいたい。

 入社してすぐは業務で忙しいとは思うが、積極的に街に出て、色々な場所に行き、文化的なものにも触れてほしい。そうやって自らの感性を高め、センスを磨くことが大切。何にでも興味を持つ好奇心と、常に新たなことに挑戦する姿勢こそが感性を養う。それは自分自身の生活を豊かにするだけでなく、新しいものを生み出し、お客さまに幸せを提供するという我々のビジネスの源泉になる。その高めた感性やセンスを仕事の場で発揮し、新たな価値を提供して、お客さまの期待に応え、期待を超えてほしい。そうした追求によって、会社の成長と自己実現の両立が叶うはずだ。

 最後に、ここ数年私が新入社員の皆さんに紹介している「不易流行」という言葉を贈る。これを簡単に説明すると、いつまでも変化しない本質的なものが継承される中にも、常に新しい要素を取り入れて変化を重ねていかないといけないということだ。言い換えると「常に新しさを求め、変化を重ねていく『流行』の積み重ねこそ、いつまでも変わらない『不易』の本質である」ということを意味する。変化を恐れて何もしないでいれば、結果として時代やお客さまの変化に対応できず、淘汰されてしまう。このことは、商品やブランドだけではなく、人に対しても同じことだ。自ら常に変わり続けていくことこそが、時代を超えて選ばれる存在になる。この「不易流行」という言葉を今日の決意とともに胸に刻み、今日から前へ進んでもらいたい。皆さんの活躍を心から期待している。

株式会社コーセーホールディングス 代表取締役社長 グループCOO 澁澤 宏一

《訓示趣旨》

 入社おめでとうございます。皆さんの社会人としての門出に際し、まずは心よりお祝いを申し上げる。さらに今年は、創業80周年、そしてホールディングス設立元年という、大変意義深い節目の年であり、この記念すべき時を皆さんと一緒に迎えられたことを、大変うれしく思う。本日、この場に集まったのは、コーセー38名、コーセー化粧品販売22名、コーセーインダストリーズ6名、アドバンス1名、計67名の皆さんだ。今日は同席していないが、コーセーコスメポートの11名、アルビオンの22名を加えた総合職合計100名、そしてコーセーとアルビオンの美容職であるビューティコンサルタント434名を含めると、総勢534名の仲間たちが新たにグループの一員となった。

創業の思いとこれからの未来

 先ほど、小林会長よりホールディングス体制へ移行した意義や目的の説明があった。コーセーの歩みを振り返ると、1946年、創業者である小林孝三郎がわずか6人で設立したのが始まりだ。戦後の混乱期の中で掲げた「化粧品で人々に夢と希望を与え、明るい世の中をつくりたい」という不変の使命がある。1951年には、コーセー商事株式会社(現・コーセー化粧品販売株式会社)を設立し、メーカーと販売機能を分離した。1956年には最高級ブランドを展開する株式会社アルビオンを設立し、1988年にはお求めやすい価格の商品をより多くのお客さまに届けるべくコスメポート株式会社(現・コーセーコスメポート株式会社)を設立した。さらに、2014年に北米を中心に展開するTarte,Inc.を子会社化、2016年には生産機能を独立させたコーセーインダストリーズ株式会社を設立した。そして2024年には、タイのPURI CO.,LTD.の株式を取得。ホールディングスは、これからの50年、100年先を見据えた「ビューティコンソーシアム構想」の受け皿として設立され、グループを日本で最も存在感のある企業、そして日本発のグローバル企業へと進化させていく。

 我々は存在理念として、「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する」ことを掲げている。ここで言う「英知」とは、インテリジェンスやサイエンスを指す。高い効果効能を発揮させる商品開発を想起させる言葉である。対して「感性」とは、色彩や芸術といった、人間の五感を通じて感じ取るものだ。この二つを高い次元で融合させ、当社独自の価値と文化を創造していく。

 化粧品の役割は、肌のケアや見た目をきれいにすることだけに留まらない。化粧品には、心をもケアし、人々の気持ちを明るく、そして笑顔にする力がある。化粧や美容の力で世の中を明るくし、人々に夢や希望を提供することが、使命だと認識してほしい。

 1991年、創業45周年を機にCI(コーポレートアイデンティティ)を導入した際、策定されたのが「美しい知恵 人へ、地球へ。」というメッセージである。我々の企業活動は、周囲に関わる人々への貢献に留まらない。地球全体、つまり社会や環境に対しても真摯に向き合っていくという強い意思と責任を明確にしたものだ。今から35年も前に発信されたこの言葉は、今なお輝き続けている。2020年以降は当社のサステナビリティ戦略の中核として位置付けられ、企業活動を行う上ですべての社員に共通する基本的な価値観となっている。

行動憲章 正しきことに従う心

 そしてもう一つ、伝えておきたいのが創業者・小林孝三郎の言葉であり、座右の銘でもある「正しきことに従う心」だ。これは創業以来、我々の企業精神の根幹であり、行動憲章として今もコンプライアンスの要に位置付けている。全社員が常に「正しいことは何か」を見つめ、法令や社会規範を遵守し、倫理に即した行動に徹する。グループに関わる全ての人々の人権を尊重し、お客さまをはじめ広く社会から支持される、誠実で誠意のある企業であり続けることを目指している。私自身も、何か判断に迷った時は常にこの言葉を思い出すようにしている。「どうしようかな」と迷う瞬間は必ずある。そんな時に、この「正しきことに従う」という言葉に立ち返る。実は、この「正しきことに従う心」という言葉には、続きの言葉がある。創業者・小林孝三郎が88歳、米寿を迎えた際に書き残したものだ。

 「正しきことに従うためには、勇気がいる。忍耐がいる。知恵と努力が必要だ。そして、柔軟な素直さが必要だ。今でも一歩でもそれに近づきたいと、自分の心に言い聞かせている毎日である。」

考えてみてほしい。コーセーを創業して30年が経ち、すでに大きな成功を収めていたはずの88歳の創業者が、なお自分を律し続けていたのだ。この飽くなき向上心と、どこまでも謙虚な姿勢こそが、我々が受け継ぐべき最も大切な精神ではないかと私は思う。皆さんもこれから仕事をする上で、この言葉を絶対に忘れないでほしい。

中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner-Milestone2030」

 CI導入時に定めた「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する」という存在理念のもと、2030年をマイルストーンとした中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner-Milestone2030」を掲げた。ビジョン達成に向けて大切にしたい価値観が、「KOSÉ Beauty Partnership」だ。これは、当社とそれを取り巻くステークホルダーの皆さまと、互いに高め合う関係を構築するという考え方である。それは、商品や原料を提供してくれるサプライヤー、社員、環境、行政、そして時には競合他社などすべてのステークホルダーを、欠かせない重要なパートナーとして位置付けていこうとするものだ。皆さんも仕事を通じて、これから多くの人たちと共に歩むことになるだろう。その時には、必ずこの「パートナーシップ」の考え方を思い出してほしい。

 ホールディングスとしての経営のキーワードは、「求心力と遠心力」のバランスにある。ホールディングスが求心力を発揮して経営の方向性を示すと同時に、各事業会社が遠心力を発揮していく。この両立こそが重要だ。求心力とは、まさに80年間続いてきた創業家の強みであり、オーナーシップの力であるともいえる。長期的な視点や持続性、一貫性、そしてスピーディーな意思決定ができるという強みは継続しつつ、ホールディングスとしてガバナンスを効かせ、グループ全体のシナジー創出を目指す。また、各事業会社には事業に関する意思決定の権限委譲を行い、それぞれの事業やブランドが磨き上げてきた個性を、さらに輝かせるよう導いていく。ホールディングス自体は売上や利益を直接生み出す存在ではない。各事業会社を支え、その力を最大限に発揮させることが役割だ。各事業会社がそれぞれの個性を発揮し、業績の最大化を図ることによって初めて、グループ全体の企業価値向上が果たされる。そして、その実現に不可欠なのが「人材」だ。私たちは、「ブランド磨き」と同じくらい「人磨き」にも注力し、社員一人ひとりを輝かせていきたいと考えている。

新入社員の皆さんへ期待すること

 昨今の情勢は世界に大きな不安をもたらし、まさに危機的な状態にあり、先行きは不透明だ。当社の業績も、決して楽観視できる状況ではない。だからこそ、稼ぐ力を強化するための「守りの改革」、そして「攻めの改革」を同時に進めていかなければならない。

 これまでも、リーマンショックや東日本大震災、そしてコロナ禍といった多くの危機があったが、我々はその度に乗り越えてきた。当社の社員には、ピンチをチャンスに変える底力がある。変化を生み出すために大切なのはただ受け身で待つことではない。自ら考え、自ら動き変化を起こしていく姿勢だ。

 その根底には、創業者・小林孝三郎の「化粧品で人々に夢と希望を与え、明るい世の中をつくりたい」という強い思いがある。この使命があるからこそ、我々はどんな時代でも前を向ける。私が常に社員全員に伝えているのは、「ピンチをチャンスに変える」ための心構えである。変化を受け身の姿勢で待つのではなく、「変化を起こすのは自分であり、我々だ」という気概を持って事に当たってほしい。そして、皆さん一人ひとりが、向上心と主体性をもって「自ら磨く」ことを忘れないでほしい。何事も明るく、ポジティブに、そして全力で取り組むことを期待している。皆さんがそのように個性を輝かせて成長することが、そのまま会社の成長へと繋がっていく。皆さんのこれからの大いなる活躍を心より祈念する。

※参考情報:グループ会社4社 採用人数内訳

株式会社コーセー       38名

コーセー化粧品販売株式会社  22名

コーセーインダストリーズ株式会社  6名

株式会社アドバンス    1名

※合わせて、ビューティコンサルタント職として293名の新卒採用を行いました。

こちらの入社式は4月1日・6日・10日・15日の4日間に分けて、研修センターにて実施します。

株式会社コーセー

最高のクオリティを最高のサービスで提供するハイプレステージから、いつもより少し上質な日常を手頃な価格で提供するコスメタリー(※2)まで、幅広いブランドポートフォリオを保有し、スキンケア、メイク、サンケア、ヘアケア、フレグランス、など、幅広いカテゴリーの商品を企画・開発、販売。

(※2)コスメティックとトイレタリーを組み合わせた造語

ウェブサイト https://koseholdings.co.jp/ja/kose/

コーセー化粧品販売株式会社

株式会社コーセーの国内販売会社として、百貨店、化粧品専門店、ドラッグストア、量販店、バラエティストア、ECなど様々な販売チャネルを通じて、『コスメデコルテ』『雪肌精』『ONE BY KOSÉ』『エスプリーク』『ヴィセ』『JILL STUART』『ADDICTION』といった独自の価値ある様々なブランドの化粧品を販売している。

ウェブサイト https://koseholdings.co.jp/ja/kose/info/bases/kose-sales/

コーセーインダストリーズ株式会社

コーセーグループの工場を運営し、商品を製造。モノづくりを支える生産子会社として持続可能なモノづくりを実践し、高品質な化粧品を国内外に提供している。

ウェブサイト https://koseholdings.co.jp/ja/kose-industries/

株式会社アドバンス

株式会社コーセーホールディングスの特例子会社として、主に物流業務を担い、障がいのある社員が活躍できる職場を整えている。全業種で25番目の特例子会社として認可を受け、充填から包装仕上などに関する業務を行い、生産性においても他工場と同様のパフォーマンスを発揮した独立採算の企業活動を行っている。

ウェブサイト https://koseholdings.co.jp/ja/sustainability/hr/normalization/

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会社概要

株式会社コーセー

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URL
https://corp.kose.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋3-6-2
電話番号
03-3273-1511
代表者名
小林一俊
上場
東証プライム
資本金
48億4800万円
設立
1948年06月