東広島市・マツダ株式会社・株式会社博報堂による生活価値創造に関する包括連携協定に基づく活動について
福富地区は、水源のまちとして豊かな自然・里山があり、そして移住者も含めた多彩な人々が生活する地域です。立地や景観がよく、豊かな食生活や自然を満喫する暮らしができる一方で、その景観や人口規模の維持が困難になっていっているという中山間地域としての課題があります。
本プロジェクトは、これらの課題に関する住民の方々との対話から生まれました。コンセプトは「福富の自然(自然と資源)と人(知恵や経験)の新たなカタチの共生探索を通じ、想いを持った多彩な人々が自ら集い、これからの福富の里を創る」で、“里山チャレンジプラットフォーム”と“福富みらいベース”の2つから構成されます。
“里山チャレンジプラットフォーム”は、フィールドワーク拠点として、里山の再生、森を中心に学び・遊びを通じた地域内外の交流を図る活動です。“福富みらいベース”は、生活価値創出拠点として、旧竹仁(たけに)小学校のファシリティを再活用し、里山の資源の新たな活用、その学び・遊びを膨らませて現代のテクノロジーとの融合を図ります。
また、これらの活動や地域住民の方々の暮らしを支える基盤インフラとして、“福富みらいベース”に太陽光を活用した再生可能エネルギーの発電等の設備を設置し、拠点への供給や活動に参加する人々等の移動を支える地域交通システムへのエネルギーの供給を行います。
「生活デザイン・工学研究所」は、志に共感し福富地区の創生に共に取り組んでいただける企業や団体の輪を拡げ、福富地区に新たな価値や事業を創り出す活動を進めます。そして、本プロジェクトを通じて、福富地区の自然の力を取り戻し、それを活用しながらモノ・コト・エネルギーを生み出していく地域循環型のサーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みを進めてまいります。
本プロジェクトを通じて、アクティビティを兼ねた里山再生活動で、福富の自然環境の維持・向上と内外交流の促進を図るとともに、再生可能エネルギーや里山を活用した地域の魅力発信、デジタル人材育成拠点への進化など、ここに集う人や企業の様々な活動とコミュニティ形成し、若い世代の方を中心に“住みたくなる、来たくなる福富”を目指します。
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