【京都岡崎 蔦屋書店】吉田紳平 個展「Our silence」(わたしたちの沈黙)を2月17日(土)より開催。誰かにとっての「あるひとりの存在」を描く。
京都岡崎 蔦屋書店 ギャラリーEN(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)では、2024年2月17日(土)~3月12日(火)の期間、美術家 吉田紳平の個展「Our silence」(わたしたちの沈黙)を開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/38593-1241410202.html
概要
「Our silence」(わたしたちの沈黙)と題した本展では、吉田紳平が祖母との死別を経験した2013年以降、他者の存在やその間に漂う親密な関係性を強く感覚するようになり、手がけ始めたポートレートシリーズを展示します。
自身の家族との別れというプライベートな出来事を発端に、過去の人々の忘却されたささやかな歴史や、可視化されなかった極めて親密な眼差しに想いを馳せ描かれたポートレートは、判然としない表情から、あらゆる個人を彷彿とさせ、誰かにとっての「あるひとりの存在」として浮かび上がります。
あたかも「見えているもの」はすべて他者と共有可能であるとするような現代において、忘れられていくものや、見過ごしてしまいそうな景色、曖昧でわかりづらいようなこともまた、人生のなかの大切な要素だと気づかされます。作品を前にしたとき、鑑賞者は自身の周りのどんな人やシーンを想像するのでしょう。
アーティストステートメント
ポートレートと向き合うたびに、気がつくといつもある部屋を思い浮かべている。祖母がその生涯を終えるまで過ごしていた寝室である。亡くなる前日にその部屋で会ったのが彼女との最期だった。窓辺のゆれるカーテン、傷の付いた古いフローリングの床 、眠る祖母の微かに動く瞼 、繰り返される呼吸の音 、ベッドシーツの柔らかい手触り。浮かび上がっては消えながら、目に見えないほんのわずかな空気のそよぎが彼女の一部となってその部屋を満たしていた。
吉田紳平
プロフィール
吉田紳平 Shinpei Yoshida
1992年奈良県生まれ。2014年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)を卒業。絵画を主なメディアとし、現在は東京を拠点に活動 。2018年にドイツのアーティストランスペース〈FRISE〉にてアーティストインレジデンスに参加 。主にファウンドフォトを題材にしたポートレイトシリーズや、自 身 のプライベートな体験から着想を得たインスタレーション作品を展開している。
主な個展
2019年「There was a silent night on my side」FRISE、ハンブルク
2021年「That star at night is closer than you think -夜のあの星は、あなたが思うよりも近くにある」keiokairai gallery 、京都
2021年「Blick der Imagination-空想のまなざし」Mikiko Sato gallery、ハンブルク
2022年「For example, it is the wind against your cheek たとえば、それはあなたの頬に当たる風」 GALLERY crossing、岐阜
2022年「An unforgettable room - 忘れられない部屋 」YOD gallery、大阪
2022年「unreadable letter - 読めない手紙 」myheirloom、東京
2023年「Absence of bedroom-ベッドルームの不在 」GALLERY crossing、岐阜
作品販売について
2024年2月17日(土)10:00より店頭販売開始、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では2月19日(月)11:00より販売開始いたします。
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
展覧会情報
吉田紳平 個展「Our silence」(わたしたちの沈黙)
期間|2024年2月17日(土)~2024年3月12日(火)
8:00~20:00 ※初日のみ10:00~20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※2024年2月18日(日)は臨時休業日となっております。
※展覧会終了日は変更になる場合があります。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/38593-1241410202.html
GALLERY EN
書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、お客様にお伝えする空間です。アートや伝統工芸品を通して、「こころを動かすものとの出あい」を体感していただき、京都岡崎の地で、人と人、人とアートがつながってたくさんの縁が生まれる場所になるようにという思いを込めています。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していきます。
京都岡崎 蔦屋書店
文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーをお楽しみ頂けます。
住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
電話番号|075-754-0008
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
X|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/
CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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