OKI、企業の経営課題を解決する3つの「まるごとEMS」サービス開始
FCF改善、ROIC向上で経営効率改革、持たない経営、サステナブル経営に貢献

OKIは、企業の製造に関する「持たない経営」を加速することで経営指標を改善する、「製品群まるごとEMS(設計生産受託)」「共通工程まるごとEMS」「工場まるごとEMS」の3つの「まるごとEMS」サービスを提供開始します。一製品の原価低減に貢献するだけでなく、「製品群」「共通工程」「工場」の単位で製造をまるごと受託することで、工場・設備の変動費化、棚卸(在庫・部材買掛)削減によるFCF(フリーキャッシュフロー)改善などに貢献します。経営効率向上、成長分野・コア事業への経営資源投下を加速できる強固で柔軟な経営基盤構築をお客様各社の実情に最適な形でサポートします。新サービスはBtoB企業をターゲットに2025年6月から開始し、2028年度に年間100億円の売上を目指します。
少子高齢化、生産年齢人口の減少による人員不足、人件費高騰、急激な為替変動による生産の国内回帰、技術進化の加速化・複雑化、新商品開発スピードアップ、など製造を取り巻く環境は厳しさを増しています。また企業は、成長分野・コア事業への「モノづくりの匠」人材の教育・維持投資、最新のAI技術導入や老朽化設備更新への投資も急務となっており、すべてを自社で揃える「自前主義」の見直しなど、お客様それぞれの課題にあわせた一層の経営効率向上が求められています。
新サービスでは、お客様の課題に合わせて、特定のコア製品群に設計リソースを集中したいお客様へは、残りのラインアップ製品群を設計変更対応や代替部品対応、後継機種の設計・生産まで含めて「製品群まるごとEMS」にて受託して製造します。また、投資を抑えて最新の生産設備・製造技術を活用したいお客様には、部品調達・棚卸管理や基板実装などの生産全般にかかわる共通工程を横串で受託し「共通工程まるごとEMS」にて提供します。そして、工場・設備などの固定費を変動費化して経営効率向上を目指すお客様には、生産機能の全ての工程をお客様の工場の代わりにバーチャルファクトリーとして「工場まるごとEMS」にて受託します。
OKIは、2002年度より情報通信分野のモノづくりで培った、高品質・高信頼性製品の変種変量生産を短期で新規立ち上げする設計・生産技術とスキル、また常に最先端でサステナブルな生産技術と生産設備の開発・導入を進め、多くのお客様にEMSサービスを提供してきました。また、EMS事業のメイン工場である本庄工場H1棟は、脱炭素に配慮した大規模生産施設として国内初となる『ZEB』(注1)認定を取得しています。今後も、設計から部材調達、製造、出荷、保守までを一貫してサポートし、お客様のサステナブルなバーチャルファクトリーとして、経営課題の解決に貢献していきます。
用語解説
注1:ZEB(Net Zero Energy Building)
快適な室内環境を実現しながら、再生可能エネルギーによる創エネルギーと、断熱性を高めた構造やセンサーなどを駆使した省エネルギーにより、建物で消費する一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。
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