【オリックス】イスラエルのベンチャーキャピタル大手OurCrowdへ出資

オリックス株式会社（本社：東京都港区、社長：井上 亮）は、このたび、欧州の現地法人ORIX Corporation Europe N.V.（以下「OCE」）を通じて、イスラエルの大手ベンチャーキャピタルOurCrowd International General Partner, LP（本社：イスラエル・エルサレム、以下「OurCrowd」）に60百万米ドルを出資（本件出資後持分約10％）しますので、お知らせします。今後、規制当局の承認等を経て、2021年3月までに取得を完了し、オリックスはOurCrowdの創業者に次ぐ持ち分比率で第2位の出資者となります。

OurCrowdは、2013年にイスラエルで創業されたベンチャーキャピタル（以下「VC」）です。イスラエルは、人口当たりのスタートアップ企業の創業数が世界一※1と世界有数のベンチャー投資マーケットであり、世界中の企業や投資家から高い注目を集めています。OurCrowdはテクノロジー系スタートアップ企業への投資に強みを有しており、欧米やアジアなど世界11カ国において、デジタルヘルスやフィンテック、モビリティ、農業など、多岐に亘る分野のテック系企業に投資を行い、イスラエルを拠点とするVCにおいて、第1位※2の投資件数の実績を誇っています。

OurCrowdが運営するファンドは、自己資金を出資しながら、オンラインプラットフォームを利用したクラウドファンディング型の資金調達を行い、投資先や案件ごとに投資家を募る点が特徴です。そのため投資家にとって投資先の銘柄や投資金額を案件ごとに決定できるため、機関投資家のほか富裕層の個人資産管理会社など、すそ野の広い投資家ネットワークを獲得しています。 他にもデジタルヘルスやモビリティなどのテーマ型ファンドや、イスラエルイノベーション庁と連携した次世代育成ファンドの組成・運営も行っており、現在約1,500億円の投資家からのコミットメントをもとに、220社の企業および22ファンドへの投資を行っています。
オリックスは、OurCrowdのアジアでの投資家および投資先開拓をサポートし事業拡大に貢献する一方で、OurCrowdが持つ優良ベンチャー企業へのアクセスおよびVC運営ノウハウを得ることで、今後海外ベンチャーに対するOurCrowdとの共同投資を検討していきます。

オリックスは、今後も成長が見込める分野への投資を積極的に行い、グローバルマーケットでの事業拡大を目指してまいります。

※1 Innovation in Israel Situation Report(2019)
※2 PitchBook社調べ

■OurCrowd International General Partner概要 
会　社　名：OurCrowd International General Partner, LP
本社所在地：イスラエル・エルサレム
設　　　立：2013年
代　表　者：Jonathan Medved（CEO）
事 業 内 容：ベンチャーキャピタル、資産運用
展開エリア：イスラエル、米国、英国、豪州、インド、カナダ、香港、シンガポール
ホームページ：https://www.ourcrowd.com/