写真家・鋤田正義が明かす、デビッド・ボウイの素顔~TOKYO FMサンデースペシャル『David Bowie~宇宙(そら)に還ったロックスター』
1月24日(日)19:00~19:55OA
◆デビッド・ボウイを撮り続けた鋤田正義が明かす、ロックスターの素顔
2016年1月10日、ロック界のスーパースター、デヴィッド・ボウイの訃報が世界中を駆け抜けました。
ロックをアートに昇華させたオリジネーターとして、音楽にとどまらず、ファッションやアートのクリエイターたちに多大な影響を与えたデヴィッド・ボウイ。この番組は、そんな稀代のロックスターを撮り続けた写真家・鋤田正義の貴重なインタビューを軸に、ボウイの素晴らしい音楽と、知られざるエピソードをお届けするプログラムです。
番組ナビケータ―は、1990年の東京ドーム公演時に、通訳として同行したRomyがつとめます。
★ボウイを見た第一印象・・・「いい瞬間が撮れる!」
鋤田正義がボウイを知ったのは1972年、T.REXの撮影のために訪れたロンドン。街角に貼られたポスターでボウイの存在を知り、ライブを見て強烈な印象を受けたといいます。「クールでカッコイイ。リンゼイ・ケンプにパントマイムを学んでいたから動きがすごかった。いい瞬間が撮れると思った」。すぐにマネージャーの連絡先を調べて会いに行き、写真を撮らせて欲しいと交渉したといいます。
★ボールを蹴るように、感じたらすぐシャッターを押す
鋤田正義の代表的な1枚となるのが、アルバム『ヒーローズ』のジャケットに使われた写真。この写真は、2013年、ボウイが長い沈黙を破ってリリースしたアルバム『ザ・ネクスト・デイ』にも使われています。このあまりにも有名なポートレートはどのように撮影されたのか。
「ボウイは、最初はヘアメイクもしっかり決まっているのに、そのうち髪はくしゃくしゃ、うつむいたり、そっぽ向いたり、見ざる・言わざる・聞かざるみたいなポーズをしたり、“こうしてくれ”という暇もなかった」と鋤田正義。刻々と表情を変えるボウイを前にして「ゴールを狙ってボールを蹴るように、感じたらすぐシャッターを押す。僕には瞬間、瞬間を捉えるアスリートのような感覚がある。だからインベーダーゲームもすごく上手かった(笑)」とユーモアたっぷりに振り返ります。
この他、京都でのプライベート・フォトセッションなど、鋤田正義だからこそ知るデヴィッド・ボウイの素顔が明かされます。
◆縁ある人々が、とっておきの想い出を語る
さらに番組では、デヴィッド・ボウイ縁の人として、ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー、Mark Higashinoと電話をつなぎます。実は、鋤田正義とデヴィッド・ボウイが肩を組んだ2ショットを撮影したのはMark Higashino。鋤田正義は「2ショットを撮ってくれてありがとう」と語りかけ、「あの時は、映画“戦場のメリークリスマス”の撮影のあとで、ボウイが髭面だったから、彼の髭面の顔のアップを獲りたくてニューヨークに行ったんだ」と当時の想い出を振り返ります。さらにMark Higashinoは、ニューヨーク市長が「1月20日をデヴィッド・ボウイ・デーにする」と発表したこと、現在のエンタテイメント界の反応なども伝えてくれます。
また、音楽・映画・舞台など幅広く活躍するプロデューサーであり、鋤田正義の写真展「SOUND AND VISION」もプロデュースした立川直樹もコメントゲストとして登場します。「デヴィッド・ボウイの全てのクリエーションは映画と同じ。原作があり、脚本があり、フォトグラフィー、ステージでの動きまで計算されている」と立川直樹。そんな一流クリエイターとしての一面から、京都で市電に乗り、女子高生に「デヴィッド・ボウイだ!と」騒がれ、「“よく似てるって言われるんだよ”と言ってくれ」と頼んだという、おちゃめな一面まで、ボウイの様々な顔を明かします。
常に変化し続けることから、メディアで「カメレオン」と評されたデヴィッド・ボウイ。出会った人々を魅力してやまない稀代のロックスターの素顔に迫る55分。放送は1月24日(日)19時から。どうぞご期待下さい。
【番組概要】
◆タイトル:『TOKYO FMサンデースペシャル David Bowie~宇宙(そら)に還ったロックスター』
◆放送日時: 1月24日(日)19:00~19:55
◆放送局: TOKYO FM
◆出 演 者: Romy、鋤田正義
◆コメントゲスト:Mark Higashino、立川直樹
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