研究好きな高校2年生を対象に「研究活動発表型飛び入学選抜」を新たに導入 —1月7日にオンライン説明会を開催—
概要
千葉大学では1998年より、高校2年修了後、1年早く大学に入学できる“飛び入学”制度(先進科学プログラム)を実施してきました。「先進科学プログラム」は早くから科学分野の専門的な勉強を進めることで、将来、独創性の豊かな科学者・研究者になり、世界に羽ばたく若者を育てる制度です。受験方法としては、方式I(物理や情報工学の独自の課題論述試験)、方式II(前期日程の個別学力検査利用)、方式III(国際物理または化学のオリンピック日本代表候補者を対象)および総合型選抜方式といった様々な選抜を実施しています。
そして、このたび、令和7年4月入学者選抜より、方式Iの工学関連分野(工学部物質科学先進クラス)において、研究活動を行ってきた生徒を対象とし、研究発表および数学の基礎的なテストを組み合わせた新方式の選抜方法となる“研究活動発表型選抜”を導入することになりました。この方式で入学した場合、学部1年次から研究活動を行うことができます。なお、工学部総合工学科物質科学コースにおける3年生向け総合型選抜でも、令和8年4月入学者選抜から類似の方法による選抜を実施します。
これら新方式の入試概要説明と併せて、理学部、工学部、情報・データサイエンス学部、園芸学部および文学部への飛び入学に関して、中高生とその保護者を対象としたオンライン説明会を開催します。
新方式の選抜導入の背景
近年、高校で課題研究を行ったり、あるいは個人的に研究活動を行ったりする高校生が増えています。これらの生徒の中から、高い意欲を持ち、主体的に研究活動を行っている生徒を募集し、大学入学直後から研究活動に携わることで、将来研究者として世界的に活躍できる人材に育成することを目指しています。この新方式は、工学部総合工学科物質科学コースに所属する物質科学先進クラスの選抜方法として、令和7年4月入学者選抜から導入します。実際の選抜方法は次のようなものです。
①これまでに行ってきた研究に関する研究活動発表や面接により、研究者を目指すうえでの意欲、研究に関する素質、論理力や行動力などを評価します。
②また、高校3年生までにならう数学の基礎に関するテストを通じて、大学で就学するための学力面をチェックします。
この新方式により、高校時代から意欲的に研究に取り組んでいる“研究大好き学生”に研究者になるための道を早期にひらくことができると考えています。
説明会の詳細
下記のとおりオンライン説明会を実施します。詳細や参加申し込みは千葉大学 先進科学センター (https://www.cfs.chiba-u.ac.jp)をご覧ください。
オンライン説明会
実施日時: 2024年1月7日(日)14:00(受付開始13:30、所要時間60-90分程度)
対 象: 高校2年生以下、およびその保護者
説明事項:
1. 先進科学プログラム全体の紹介
2. (新方式)研究活動発表型選抜について
3. 分野別説明
・物理学関連分野(理学部物理学科)
・化学関連分野(理学部化学科)
・生物学関連分野(理学部生物学科)
・工学関連分野(工学部総合工学科全コース)
・情報・データサイエンス関連分野(情報・データサイエンス学部)
・植物生命科学関連分野(園芸学部応用生命化学科)
・人間科学関連分野(文学部人文学科行動科学コース)
使用プラットフォーム: Zoom
申込〆切: 2024年1月3日(水)
※希望者が多数となった場合は、締切日以前に申込を締め切ることがありますのであらかじめご了承ください。
本件に関するお問い合わせ
〈説明会について〉
千葉大学 先進科学センター事務室
TEL: 043-290-3521 メール: cfs-info@chiba-u.jp
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