ITコンサルタント、データサイエンティストなどテクノロジー人材向けの人事制度を新設

～スキルに応じた報酬制度やはたらく選択肢の拡大を通じてテクノロジードリブンの人材サービス企業へ～

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 CEO：和田 孝雄、以下パーソルホールディングス）は、テクノロジー人材を対象とする新しい人事制度「プロダクト・エンジニア人事制度」を新設したことを本日お知らせします。

■導入の背景： テクノロジードリブンの人材サービス企業としての組織づくり

私たちパーソルは、「“はたらくWell-being創造”カンパニー」として、人の可能性を広げることで2030年に100万人のより良い“はたらく機会”を創出し、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指すことを「パーソルグループ中期経営計画2026」にて策定いたしました。その中で「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を経営の方向性に定めました。

このような背景の中、パーソルホールディングスでは、グループをリードするプロフェッショナル集団となるために、2023年4月に抜本的な人事制度の改定を行いました。

特に、社会的にも需要の高いテクノロジー人材（※）に対しては、特化型の「プロダクト・エンジニア制度（以下PE制度）」を新設いたしました。

※パーソルキャリア 2023年4月転職求人倍率レポート　https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

エンジニア（IT・通信）の求人倍率は9.92倍で、全職種平均の2.21倍と比較して非常に高い倍率となっています

　

■PE制度概要：スキル・能力に応じた年俸制により平等な評価を実現

PE制度は、プロダクト開発に携わるテクノロジー人材（データ/テクノロジー、エンジニア、ITコンサルタント、ディレクター/プロデューサー、デザイナー、デジタルマーケターの6職種）を対象に新設した評価・人事制度です。現在、パーソルホールディングスに在籍する200名（※）のテクノロジー人材が本制度の対象となっています。

従来の総合職向け人事制度では、売上目標や事業成長への貢献度合いで評価する側面が強く、長期プロジェクトや定量的な成果を計測できないプロジェクトにアサインされるテクノロジー人材の評価には不向きとなっていました。本制度ではそのような課題を解消すべく、従来の業績連動型ボーナスを廃し、職種や職位グレードごとに明文化した役割や能力、そして社員が自ら設定した目標の達成度合いや、身につけたスキルによって報酬が決まるなど、個人の成長や市場価値を意識した制度になっています。

※先行してPE制度を導入しているパーソルキャリアの対象者を含めた人数は約800名（2023年7月時点）

【PE制度特徴】

1.     評価・報酬制度：

職種や職位グレードごとに明文化した役割や能力、そして社員が自ら設定した目標にどれだけ近づけたか、その達成度合いを総合的に評価します。より大きな成果を創出できるように、スキル・能力の開発目標達成度を最も重視する設計で、同じ職種、職位グレード内であっても、より高い目標を達成した社員を高く評価します。

2.     居住地フリー・フルリモート勤務：

原則、オフィスに出社する必要がなく、業務遂行上も影響がない社員（※）は、日本国内のどこでも居住でき、フルリモート勤務が可能です。

※承認には要件があります。海外は対象外です。

3.     その他の制度：

管理職相当以上の社員には自らの専門性を突き詰めるエキスパートコースと、技術的知見を生かしテクノロジー人材を束ねるマネジメントコースを設け、キャリアパスを複線化しています。

グループ経営幹部および管理職／エキスパートについては株式報酬制度が適用され、その報酬水準の引き上げとメンバー層の報酬ベースアップを同時に実施し、積極的に人的資本投資を推進します。

■今後の展望

現在、PE制度はパーソルホールディングスとパーソルキャリアに導入されていますが、今後、グループ全体へ導入を拡大していく予定です。PE制度の適用企業が増えることにより、同じ人事制度・報酬制度のままグループ会社間での異動が可能になります。グループ外への転職をせずにさまざまな業務経験やスキル向上に取り組むことができるので、適材適所の人材配置が可能となることに加え、テクノロジー人材のキャリアパスの可能性をさらに広げることができます。

パーソルグループは、今後もテクノロジーの活用を強化し、はたらくことを通してその人自身が感じる幸せや満足感ー“はたらくWell-being”の創造を推進し、一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を実現します。

■パーソルホールディングス株式会社について

1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。

東京証券取引所プライム市場上場（証券コード：2181）。2023年3月期売上高1兆2,239億円。

■「PERSOL（パーソル）」について＜　https://www.persol-group.co.jp/　＞

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。