「基幹業務システムシェアリング」実証プロジェクトを大阪府枚方市で開始
「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」の『大阪ものづくり2.0』プロジェクトに参画。調達、製造、在庫・出荷管理、販売、会計の統合管理(統合ERP)により、中小企業のDX化や業務効率化効果を検証
シャープは、「大阪スマートシティパートナーズフォーラム(※1)」の『大阪ものづくり2.0(※2)』プロジェクト(コーディネーター:ソフトバンク株式会社(※3))に2021年3月より参画。大阪府枚方市(市長:伏見 隆)において、中小企業のDX化や生産性向上を目的にクラウド型基幹業務システムを活用した「基幹業務システムシェアリング」実証プロジェクトを、本年1月上旬より開始しました。
中小規模のものづくり企業では、調達や製造、販売などの業務を、それぞれ互換性のない個別のアプリケーションやシステムで管理、運用しているケースが多く、プロセス間のシームレスなデータ連携が困難なことから、データ入力や転記などの人力作業にかかる多大な時間と労力の低減が課題となっています。
当社は本実証にあたり、国内外のシャープグループ企業で導入する基幹業務システムの構築・運用から得た知見を活かし、中小企業向けのクラウド型基幹業務システムを新たに開発しました。調達から製造、在庫・出荷管理、販売、会計までの一連のプロセスを、クラウドで統合管理。受注と部材調達、製造、出荷を紐づけて管理できるので、進捗状況に応じたアクションや顧客への納期回答などを迅速かつ的確に行うことが可能となります。また、部材の入庫・商品の出荷、在庫などの会社の資産や収支状況を日次レベルで把握できるので、データ分析に基づいた経営判断や戦略の立案にも貢献します。
今般の実証プロジェクトには、枚方市が募集した同市内のものづくり企業5社が参画。パイロットユーザーとして本システムを導入いただき、経営効率化や生産性向上への貢献度を確認するとともに、参画企業からのフィードバックを活かし、本システムのさらなる進化につなげてまいります。
シャープは、今後も本実証プロジェクトで連携する自治体や参画企業の拡大を図るとともに、本システムの早期実用化を目指してまいります。
■ 概 要
プロジェクト名:「基幹業務システムシェアリング」実証プロジェクト
参画企業:枚方市内のものづくり企業 5社(金属加工業、電子部品製造業など)
実施期間:2022年1月上旬~4月30日(予定) *参画企業により、実施期間は異なります。
※1 2020年8月設立。大阪府や府内の43市町村、企業、大学、シビックテックなどが参画し、『スマートヘルスシティ』『高齢者にやさしいまちづくり』『子育てしやすいまちづくり』『移動がスムーズなまちづくり』『インバウンド・観光の再生』『大阪ものづくり2.0』『安全・安心なまちづくり』の7分野において、市町村が抱える地域・社会課題の解決に向け、プロジェクトを進めています。
※2 基幹業務システムにより、中小製造業のデータ経営や生産性向上を目指すプロジェクト。
※3 本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一
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【プレスリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/220119-b.html
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