新幹線等によるトランジット輸送を活用した多量輸送トライアルを実施します~全国の荷物輸送ネットワークを活用し、社会課題の解決を目指します~
〇東日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR東日本」)と株式会社ジェイアール東日本物流(以下、「JR東日本物流」)は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」、「地方創生」等、社会的課題の解決の一助を担うことを目的に、今年度4回目となるトライアルを実施します。 〇本トライアルでは、新潟駅から東京駅への多量輸送を実施し、約350箱を輸送します。今回新たな取り組みとして、先日、新幹線荷物輸送の事業化を発表したJR東海とも連携し、一部荷物は東海道新幹線に載せ替え名古屋駅へ輸送します。また、海や空の便とも連携し、広範な地域への荷物輸送も行います。 〇これまでのトライアルで得た知見を活かしつつ、JR各社やフェリー、航空とも連携することで輸送の幅を拡げていき、引き続き次年度以降の多量輸送の事業化に向けて取り組みます。 |
1.トライアル概要
実施日:2024年3月8日(金)
輸送列車:上越新幹線 臨時列車(12両編成) ※一般座席販売は行いません
輸送区間:新潟駅10:00発 → 東京駅 12:32着
(東京駅 12:57発 → 名古屋駅 15:37着(東海道新幹線 こだま727号))
荷物搭載:1~2号車、7号車
輸送商品:鮮魚、青果、菓子、酒類、精密機器部品、医療関係品等 約350箱
※一部荷物は途中駅で積み下ろしも行う予定です
※輸送列車(トランジット(載せ替え)輸送を含む)・搭載号車等は変更となる場合があります
※なお、同日には「赤福餅」を名古屋駅から東京駅で載せ替え、新潟駅まで輸送し、新潟駅構内で販売します
<輸送イメージ>
協力会社:
2.トライアルにおける実証項目
多量輸送の事業化に向け、一連の荷扱い業務等の確認を目的に、以下項目の実証を行います。
(1)東海道新幹線とのトランジット輸送における荷扱いオペレーション等の検証
東京駅での載せ替え対応に伴う、関係箇所との連携や荷扱い業務におけるオペレーション等を確認します。
(2)海(フェリー)、空(航空機)の便との連携における各種検証
一部荷物のフェリーによる海上輸送や航空機による空輸の実施に伴う、関係箇所との連携やその他一連のオペレーション等を確認します。
(3)新幹線の途中駅における積み込み・荷下ろし等のオペレーション検証
途中駅での一部荷物の積み込み・荷下ろし作業の実施に伴い、各地の輸送ニーズの確認、並びに各駅での荷扱い業務等の検証を行います。
3.今後の展開について
新幹線の特性を活かして地方と都心をスピーディに繋ぐとともに、JR各社等とも連携を進めることで、当社エリア内外への輸送も活発化させ、引き続き社会的な課題解決の一助となることを目指します。また、2023年度中に実施してきたトライアルで得た知見を基に、新たな物流インフラの構築に向けて、次年度以降の事業化に取り組みます。
<「はこビュン」について>
速達性・定時性に優れ、環境にも優しいという鉄道の強みを活かし、JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービスです。
鉄道によって地域とモノをつなぐことで、地域の魅力発信を行い、人々の豊かなくらしづくりや社会課題の解決に向けて取り組んでいます。「はこビュン」の具体的なサービスは以下をご参照ください。
http://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html
(参考)第1回多量輸送トライアル 2023年5月17日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230517_ho01.pdf
(参考)第2回多量輸送トライアル 2023年8月9日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230809_ho01.pdf
(参考)第3回多量輸送トライアル 2023年9月21日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230921_ho02.pdf
※天候や漁獲・収穫状況および道路や列車の運行状況等により、輸送日や輸送方法・商品、納品先等の内容は予告なく変更となる場合があります
※画像・イラストはすべてイメージです
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